「ふたり」と「青春デンデケデケデケ」の初ブルーレイ化

大林監督作の「青春デンデケデケデケ」と「ふたり」が初Blu-ray化。8月7日と9月9日にそれぞれ発売されるらしい。

「ふたり」のDVDは、デラックス版とプレミアム版を既に所持しているが、特典映像とブックレットがどんな内容になるか発表されていないし、ブルーレイの画質で堪能したいから、たぶん買うかもしれない。

「青春デンデケデケデケ」待ってました!むかーし、BSプレミアムで放送したものを録画したVHSしか所持していないので、熱望した1本。中古DVDをそろそろ手に入れようかと目論んでいたが、これは!確実に欲しい!物欲!!

私は、大林監督の映画を全部は見ていない。

せいぜい20数本。

中でも、「ふたり」「はるか、ノスタルジィ 」「青春デンデケデケデケ」は珠玉。私はこの三作品を愛してやまない。

万人向け?は「青春デンデケデケデケ」だが、あまり語られてこなかったこの名作をこれを機に、世間にその魅力を再確認していただきたい!

久石譲の甘美な旋律は、何かに夢中になっていたあの頃の若い思い出たちを、蘇らせるだろう。

この三作品には、並々ならぬエネルギーが注がれていたはずである。
私は勝手にそう解釈している。
音楽は、三作品ともに久石譲であるし、映画ポスターの絵は、野口久光。
大林監督の作品で野口が担当したのは、この三作品だけ。
それに、岸部一徳が三作品に花を添えている笑。
一番美味しいところを演じている。
ちなみに、「ふたり」は尾道ロケ、「はるか、ノスタルジィ 」は小樽ロケ、「青春デンデケデケデケ」は観音寺ロケ。

違う土地なのに、主人公たちの家や帰り道は、三作品ともにキラキラ輝いている。

「青春デンデケデケデケ」の林泰文は、筆舌に尽くしがたい。純粋な青年を演じたらきっと今でもNo. 1。年齢を重ねても演じられると思うし、もうこれ以上の純粋な青年を演じられる俳優は出てこないのではないかと2020年の今でも思う。

そういえば、昔、2ちゃんねるで、ずいぶん、「青春デンデケデケデケ」のひどい撮影エピソードが書かれていたな。プロの現場ではきっとたくさん涙や理不尽な汗は、隠れて確実に存在してしまうのかもしれない、見ているこちら側の人間には想像もつかないこともあるかもしれない。スタッフたちのトラウマが成仏するように、静かに願っている。宣彦の映画を見たいイチファンとして、宣彦がすみません状態で謝っておく、イチファンが偉そうに失礼します。

ところで、「はるか、ノスタルジィ 」もブルーレイ化にならないものだろうか。

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