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年末年始の帰省と思いの丈を綴る

年末年始、結構長い間故郷の沖縄に帰省した。
実は2-3年くらい帰っていなくて、本当にいろんなことを考えた帰省だった。

あ、超どうでもいい話だが、
私は転勤族だったので、「地元」という呼び方より「故郷」という呼び方の方が性に合っている気がする。
地元っていうと、ずっと同じ場所に住んでいる人が使うイメージ。外の人との境界線がある感じ。地元ノリとかそんな感じかも。

故郷っていうと、年数関係なく自分になんらかの影響を与えたり愛着がある場所ってイメージ。
もっとあたたかい。
なんか分からないけど、これは自分の変なこだわり(笑)

地元・故郷・出身地の違いについてはこのサイトが分かりやすかった↓

そんな久しぶりの故郷への帰省だったわけだが、
自分の中での思いを綴りたい。

①家族との関係性について

まず、家族、特に母との関係性が非常に良好になったように感じる。
私は大学時代はほとんど沖縄に帰っておらず(4年間で2~3回ほど?)、
帰るたびに母と喧嘩をした。

しかし、社会人になり上京して一人暮らしをしてみると、
仕事と家事の両立、もっと言えば「自立」「自分の収入だけで生活をすること」「何不自由なく暮らすこと」がどんなに大変かを身をもって知った。
それに加えて子どもを一人育てていたのだから、親の大変さは計り知れない。

家族と良い関係性を築くには

家族と良い関係性を築くために、まず私は「こうだったら助かるな」
「こうしたら相手は喜ぶかもしれない、ラクになるかもしれない」と思うことを先読みして行動するように努めた。

例えば、料理を一緒に作りながら片手間で皿を洗ったり、トイレットペーパーの替えがなかったら取り替えたり、排水溝にゴミがたまっていたらきれいにしたり、重い方の荷物を持ったり、ご飯をごちそうになったらお礼を言ったり。

些細なことだが、そんな「些細なこと」や「何不自由ないこと」を気づかないうちに家族はこれまでやってくれていたのだ。
学生時代それに気が付かなかった自分に、むしろ気が付かなかったどころかそれを「当たり前」だと思っていた自分にだいぶ辟易としてしまう。

きれいに片付いている家も、出てくるおいしい料理も、そしてそれを無料でやってくれていることも、決して当たり前ではないのだ。

私自身にこのような意識が芽生えたのは、やはり「自立」したことが大きい。親が子離れできたこと、そして私が親離れできたこと、互いに大人になったことで、意識が変わり、関係性が良くなった。
いい意味で他人のような関係になった、だからこそ有難味が分かった。
やはり親とは一定の距離感が大事なんだと思い知った。

家族だけでなく、今後他人と暮らす時も「気遣い」というものは忘れないようにしたい。


②人は歳を重ね、老い、そして死ぬということ


2人の親戚のおばあちゃんにあった。どちらも最後に会ったのは2年前。2人とも同い年だ。

おばあちゃんAは、昔から外に出るのが苦手で、飛行機も嫌いなので旅行にはほとんど行ったことがないそう。コロナ渦でさらに引きこもりに拍車がかかり、久しぶりに会った彼女の髪は全て白髪になっていた。目も映ろで、1日のほとんどを寝室で過ごすという。
そして、彼女はとても年相応には見えないくらい老いていた。

一方、おばあちゃんBは、元気ハツラツでよく喋る。
実年齢よりも若々しく、そして何より、人生が楽しそうだ。

彼女は週6で老人ホームで清掃の仕事をしている。
清掃といっても、掃除だけではなく、片手間に老人ホームの利用者たちとおしゃべりをしたり、カラオケを歌わされたり娘のようにかわいがられているようだ。

かわいいものも大好きで、家にはかわいい鞄や服、小物、雑貨であふれている。(昔から猫グッツが好きなのは変わらない)
私の私物も、「可愛い」「いらなくなったらいつでも引き取るからね~」とすでにロックオンされている(笑)

老後も仕事を続けるべきか否かは人によると思うが、少なくとも外に出て、社会や人とつながり続け、
自分のトキメキを忘れない彼女はとても若く、まぶしいと私は思う。

人は歳を重ね、老い、そして死ぬ。どうせ人間みな同じ道をたどるのなら、
年を重ねても自分のトキメキ、わくわくに従って生きていきたい。

③自分の周りのあたたかいを守るためには


就活生の頃はキラキラして目まぐるしく変化していく、最先端の東京にずっといたい、ここで成長したい、刺激を受けたいと思っていた。その気持ちは今も多少ある。

だけど何だろう、やっぱり故郷ってあたたかい。
人とか空気感とか言葉にするとなんだかチープな感じになっちゃうんだけど、いつまでも自分を待っていてくれている気がする。おかえりって言ってくれてる気がする。やはり帰ってくる場所というものに安心感を覚えるからだろうか。

この自分の「あたたかい」を守るためにはやっぱり最終的には故郷に帰りたいなと思いはじめている。
それは今じゃなくても。

だけど、故郷を出たことは絶対に無駄ではない。
むしろ、帰る場所があるから安心して羽ばたける。
これからも動けるうちはどんどん海外にも出るし、会いたい人にも会いに行くつもりだ。

外からの視点も大事だ。
ずっと同じ場所にいると当たり前だったものが見えなくなる。


3.5 生活習慣とストレスフリーって大事だ

3週間ほど帰省していたのだが、なんと、肌の調子がみるみる良くなった。3食ちゃんと食べて、いつもより量も食べていたのにお通じが良くなり、体重もさして増えてはいなかった。

何だか気分もご機嫌になった気がする。
東京にいた頃の騒がしさとは打って変わってとても穏やかな日々を過ごせた。
これこそがクオリティオブライフ。

自分は自分を大事にしている、と思っていたが、
案外働かせすぎたのかもしれない。
知らないところで疲れていたんだな。

今年はスロースタートでもいいか。

そしてあっという間に1月も2週目。

おわり


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