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誰が地獄に行くのか?5.誰が地獄を言ったとして信じるだろうか?Part.2

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  説教者たちが聖書に記録された事実を話すときにも、自分の考えや知識を添加してはならないし、クリスチャンが理解するのが難しいものであればあるほど、聖書の根拠を提示しなければならない。それも一つの箇所で足りなければより沢山の聖句で補わなければならない。これこそ私たちが聖書を勉強する理由でもある。彼(ビル・ウィース)が地獄で見た怖い獣たちの中、ある獣は足の長さが互いに違ったと言った。またその獣たちが彼の体を持ち上げ、頭蓋骨を潰し、地面に叩きつけたと言った。地獄に怖い獣たちがいるのでしょうか?聖書には全くそのような記録はない。ただ、地獄にはうじたちがいるわけで、そのうじたちは蛇科に属したものなのかも知れない。

 旧約時代には幻想や夢がときには通用された、神様はソロモンに二度も夢に現れ疎通して祝福された。しかし、神様は常に預言者たちと祭司長たちをイスラエルの民にご意見を伝える道具としてお仕えになった。彼らが背教して従順しなかったときにマラキ預言者を最後に預言者をたてなかった。そうしたら、怪しいグループの手が、名前も明かされないままその期間に外径(Apocrypha)を作りだし、聖書を改ざんしたのである。王の先頭走者であるバプテスマヨハネが登場するまでの400年もの間、イスラエルには預言者がいなかった。まさに旧約時代の暗黒の時代であった。

新約教会の時代に、神様がご自身の仕事をしようとされたとき神ご自身がお呼びになった。(=divine calling) しもべたちの中で仕える人がいないから、献身していない不動産仲介業者を、この世に地獄を伝えようとお呼びになったのだろうか?それとも、主が地獄の怖さを聖書に記録したことがもの足りないと思って、地獄をもっと見せて知らせなければならなかっただろうか?

 金持ちとラザロの場合を見よ。(ルカの福音書16章)

『そして、 金持ちは地獄にて苦しみながら目をあげると、アブラハムとその懐に いるラザロとが、はるかに見えた。
そこで声をあげて言った、『父、ア ブラハムよ、わたしをあわれんでください。ラザロをおつかわしになって、 その指先を水でぬらし、わたしの舌を冷やさせてください。わたしはこ の火炎の中で苦しみもだえています』。...そればかりか、わたしたちと あなたがたとの間には大きな深みがおいてあって、こちらからあなたが たの方へ渡ろうと思ってもできないし、そちらからわたしたちの方へ越えて来ることもできない。』 
そこで金持ちが言った、『父よ、ではお願 いします。わたしの父の家へラザロをつかわしてください。 わたしに五人の兄弟がいますので、こんな苦しいところへ来ることがないように、 彼らに警告していただきたいのです。』 アブラハムは言った。『彼らに はモーセと預言者とがある。それに聞くがよかろう。』 金持ちが言った。 『いえいえ、父アブラハムよ、もし死人の中からだれかが兄弟たちのところへ行ってくれましたら、彼らは悔い改めるでしょう。』 
アブラハムは言った、『もし彼らがモーセと預言者とに耳を傾けないなら、死人の中からよみがえってくる者があっても、彼らを説得できないだろう」』(ルカ による福音書 16:23-31)

 金持ちは地獄へ、ラザロはアブラハムの懐にいた。魂たちはお互い見ることはできても、大きな淵があるため行き来はできなかった。金持ちはアブラハムに「ラザロに彼の指先に水を濡らし私の舌を冷めさせてくれ」と叫び、「私が炎の中で苦しんでいる」と叫んだ。また一つは自分に五人の兄弟がいるから、生き返った人が行って話せば悔い改めるだろうと言った。 

 アブラハムが何と言ったのか?彼らはモーセと預言者のことば、即ち”聖書”を聞きいれなければ、例え誰かが死んだ者の中から生き返ったとしても彼らを説得することはできないと言った。

 現在、教会時代の中、地獄を説教する人々はどのくらいいるのでしょうか?聖書が地獄を言ったのに、聖書を信じない人々がビル・ウィースが体験したという地獄に関しては聞き入れ、イエス様を救い主と信じ、地獄へ行かない準備をするだろうか?

 たくさんの人々が縁起の悪い夢を見ることや幻想も見る。筆者も個人的に幾度か霊的な夢を見たことがあるが、今覚えているのはたった2つだ。2千年の教会史を通観したとき、神秘的な体験をした聖徒はどれくらい多くいるだろうか?聖書で彼らの体験を裏付けず、彼らの体験で聖書を裏付けようとする事が正しい事だろうか?このようなことは<キング・ジェームス聖書>を最終権威と信じない人々から現れる現象などである。


『聖書を探りなさい。なぜならば、あなたがたは聖書の中に永遠の命があると思っているからである。この聖書は、わたしについてあかしをするものである。』ヨハネによる福音書5:39



著:イ・ソンオ牧師(Seoul Bible Baptist Church) 『誰が地獄に行くのか?』

こちらの記事はイ・ソンオ牧師著の『誰が地獄に行くのか?』を日本語に訳したものです。全7章のうち、今回は第5章『誰が地獄を言ったとして信じるだろうか?』のPart.2の翻訳を載せました。


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