「PR・広報」は人生を幸せにする"魔法の杖" vol.2~伝える人は誰? ~
誰に伝えるのか?
「PR」で最も大事なことの一つは、「伝える相手」である。
「PR」は様々なステークホルダーとよりよい関係づくりをするものだと前回述べた。
では、そのステークホルダーが誰なのか?
それは、一人ひとり違う。さらに言うと、時と場合によって異なる。
「PR」では、コミュニケーションする相手が誰なのかを特に意識する。それは、コミュニケーションする相手が誰かによって、その手法が大きく変わってくるからである。
例えば、あなたがコミュニケーションする相手はどれだけいるだろうか?
職場の上司。子供。妻(夫)。趣味のサークルの人。友達。など様々であろう。
それらの人に同じような話し方や伝え方をしているだろうか。おそらく、子供には子供がわかるようになど相手に合わせたコミュニケーションをしているはずだ。
ただ、無意識的にその人が誰なのか気にせずにコミュニケーションをしてしまうことがよくある。
特に、あまり深く付き合わない人とは特にそうである。
「なぜあの人はわかってくれないの?」
「言ったのに、全然わかってもらえない」
こんな風に思うことはよくあるのではないだろうか。
相手のことを100%理解することはできない。しかし、相手のことをしっかりイメージしながら伝えることが「PR」の第一歩でありながら、最重要ポイントなのだ。
そう、「PR」という"魔法の杖"を振る「相手」を気にしなければならない。
「一般社会」という対象
「PR」ではさらに広い相手である「一般社会」もコミュニケーションの対象にする。その際には、世間の空気感や民意といったものも読み取る。完璧に感じ取ることができないが、
例えば、現在の新型コロナについての対応についての世の中の空気感である。この空気感の中で、何かイベントをやるかやらないかの判断をする。また、関連するコメントをWEBやSNSで発信する。
この時に、「PR」として重要な「一般社会」というものへの意識が必要となる。WEBやSNSが広がっている現在では、個人としても、SNSやブログの先にいる人たちである「一般社会」を意識する必要ができてきていると私は思う。
2016年に流行語大賞にもなった「保育園落ちた日本死ね」というムーブメント。個人が社会に影響を与えられることもできる世の中なのだ。
気軽に発信している投稿やメッセージが、友達などを通して社会全体に広がる可能性があることを少しは意識している方がよい。
「一般社会」を意識したコミュニケーションは、自分を守ることにもつながるし、正確に自分のメッセージを理解してもらうことにつながる。
伝える相手を意識するということは、物事を客観的に見ることにつながり、冷静にコミュニケーションができるというメリットになる。
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