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「PR・広報」は人生を幸せにする"魔法の杖" vol.4~どこから情報を入手する? ~

1.大きく変わったメディアのポジション

「へぇー!俳優の○○って結婚したんだ」

友達とのLINEの最中に流れてきたNewsで知る。

今の人にとって情報源はどこなのか?

後に紹介をするが、これは驚くほど年代別に大きな差がでてきている。ただ、この大きな変化を作っている一つは「スマホ」であるということは容易に想像できると思う。

「PR」において、伝える人が大事だと話をした。次に重要なのが、その伝えるべき人に伝えるための「媒体」なのだ。

「PR」の特徴の一つが「メディア」を活用することである。

スマホが主流になる前(10年~15年ほど前)は、4マスといわれる「テレビ」「新聞「雑誌」「ラジオ」というマスメディアが主な情報源であった。

私もミレニアル世代の初期の方だが、就職した2010年当時は、電車に乗ると新聞を読んでいる人はまだ多くいた。満員電車の中で、大きな紙面を1/4に折りたたんで、器用に読むなぁ……と関心したことを思い出す。

しかし、今2020年ではどうだろうか?

新聞を広げて読んでいる人はほぼいない。みんなの目線はスマホに向けられている。雑誌ももうWEBで読む方が多くなっている。

テレビはどうか?

テレビはまだなくなってはいないが、YoutubeやNetflixといった動画配信サービスにそのポジションを徐々に奪われつつある。

デジタルメディアという情報源が圧倒的に増えたのが現代である。

メディアの種類

2.年代別の活用メディア

ここからは、年代別のメディアの特徴について紹介する。どのようなメディアを普段見ているかということを様々な企業や調査会社が調べている。

様々あるものから、わかりやすかったものを紹介する。

(1)50代の利用するメディア

50代メディア

テレビと、ネットが約7割程度を占めている。50代でも新聞を・雑誌がここまで少なくなっていることが読み取れる。やはり、テレビが強いことがこの年代の特徴だろう。

あるテレビ業界のプロデューサーに聞いた時に、今のテレビのターゲットは50代以上だと言っていた。だから、番組も50代以上向けの番組が多くなると。「○ツンと一軒家」といった番組が高視聴率を叩き出しているらしいが、見事にこのターゲットにハマったことが要因ということらしい。

(2)20代の利用するメディア

20代メディア

20代の利用するメディアはどうだろうか?

50代と比べて、テレビと新聞・雑誌の割合が少なくなった。代わりに、「SNS・ブログ」や、「動画・音声配信」が一気に増えた。いわゆる「ミレニアル世代」という世代の後半が含まれる年代。

こう見ると、結構満遍なくメディアを活用しているようにみえる。デジタル化の移行に合わせて、バランス良くメディアを利用している世代かもしれない。

(3)10代の利用するメディア

10代メディア

最後は10代である。

どうだろうか?

一番利用しているメディアが「SNS・ブログ」である。「テレビ・ラジオ」は3番手であり、動画配信とほぼ変わらない。

10代というと「Z世代」と呼ばれる世代で、いわゆる「デジタルネイティブ」世代だ。生まれた時からスマホに触れて育っている。デジタル上でつながることが当たり前で、テレビよりも、SNSの中での有名人やインフルエンサーが発信する情報を重視する。

「PR」でメディアを活用する際には、このようなメディア変化を捉えておくことが非常に重要である。

10代向けにサービスや情報を届けたいのに、テレビCMをたくさん打ったり、新聞に取材してもらうことが有効とはならない。それよりも、インフルエンサーに取り上げてもらったり、動画配信サービスの広告の方が確実に情報が届く。

どれだけ良いメッセージやストーリーを作ったとしても届かなければ全く意味がない。

本当は、SNSの中でも使い分けがあるし、WEBでも様々なサイトがあり使いこなしが必要だが、それは「PR」を経験してきたからわかる「虎の巻」的な極意なので別で詳しく紹介する。

ここでは、対象によって「メディア」を変えることが必要という、当たり前だけど、意外と忘れがちな観点をお伝えした。



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