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おしゃれグラフで資料を華やかにしよう!|「たのしい インフォグラフィック入門」を読んで

1. この本の楽しみ方

ストーリーは自信があるのに、資料の見た目に自信が持てない時ってありますよね。そんな人間さんはインフォグラフィックの世界を覗いてみるのはいかがでしょうか。発表することが楽しくなる資料を作成できるかもしれませんよ。

・・・とは言え、ケースバイケースです。アカデミックな内容の発表時に、おしゃれグラフを多用すると、おそらく、お偉い先生方に怒られます笑
内容が1番目、伝え方の工夫は2番目ということですね。頑張るべきポイントを見失わない程度におしゃれグラフを楽しみましょう!

それではインフォグラフィックの世界を覗いてみましょう!
(※ It's about 1200 words, so you'll be able to read it in 3 minutes. )


2. インフォグラフィックに適した内容は8種類!

インフォグラフィックには適した内容は8つに分類できるそうです[1]。概要を見ていきましょう。

1. 旬な話題:オリンピックなど
2. ハウツー:本の作り方など
3. 結果レポート:SNS利用調査結果など
4. 比較検証:コーヒーと紅茶の比較など
5. 時の経過:インターネットの歴史など
6. 専門解説:消費者の行動分析など
7. 早見表:食べ物のカロリー数など
8. まとめ一覧:落札価格が高い絵画一覧など

守備範囲が広くて、色々な場面で用いることができそうですね。

・・・いやいや、文章ではわからないから。実例を見ないと!」ということで実際に作ってご説明しようと思い、手を動かしました。動かしたのですが・・・、む、難しい。そもそも、センスが必要ですよね、これって。


3. この世界にはWebツールというものがありまして

本書の付録2(p188)を読んでみますと・・・

インフォグラフィックを作ってみたい、でもグラフィックソフトを持っていない。そういった人は、Webツールを使ってみましょう

はい、まさに私のことでした。今回は「easel.ly」というサービスでインフォグラフィックを作成してみます。

メールアドレスのみで無料で登録できました。「マイビジュアル」と呼ばれるところから、新しいプロジェクトを作成できるようです。

キャプチャ

カテゴリーを絞ることで、たくさんのテンプレートから必要なものを選んで開始することができるようですね。

図1

日本語に対応していない点が、「やや難あり」といった印象ですが、例えば、下記のようなインフォグラフィックのレポートが作成できます。

キャプチャ

キャプチャ

いい感じの雰囲気です、これは楽しい!
もし、会社のデータを使った場合は、制作物をこのサイトにアップロードするわけにはいかないので、必要な画面や図だけ作って、Snipping toolなどで画像として保存するという流れの方が良さそうです。


4. 結論

「乗客のお客さまの中にセンスをお持ちの方はいらっしゃいませんか?」(違うそうじゃない)

本書はインフォグラフィックの作成手順が中心ですが、一般的な図表の作り方の勉強にもなります。まずはお試しで作ってみたい人間さんは、本書を片手にご紹介した「easel.ly」などのWebツールを使ってみてはいかがでしょうか。皆さんの資料が素敵なものになりますように。

以上、本の紹介でした。

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REFERENCE
[1] 櫻田 潤. たのしい インフォグラフィック入門. BNN新社, 2013, 193p.



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