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業務メールを書くことが楽しくなる!?|「言葉ダイエット」を読んで

1. この本の楽しみ方

テレワークとなり、対面からメールやチャットアプリ(SlackやTeamsなど)がコミュニケーションの中心になっている人間さんも多いのではないでしょうか。皆さんのような、お仕事に熱心な人間さんに提案です。メールを送る時にコピーライターさんごっこをしてみませんか?いつもより、メールを書くことが楽しくなるかもしれませんよ。

そのような気持ちにさせてくれるのが、本日ご紹介する「言葉ダイエット」という本になります[1]。

この本から1つだけ内容を紹介させていただきますね。
( ※ It's about 1000 words, so you'll be able to read it in 2 minutes. )


2. 発見感のある文章を書くとみんな幸せに!

どんなに読みやすい文章であっても、内容がつまらないと意味がありません。本書の中で発見感のある文章について説明されていた部分から、引用しながらご紹介しますね。

僕はよく新人コピーライター研修で「亀のコピーを書きなさい」という課題を出します。すると、ほとんどの人が
「マイペースで行きましょう」
・・・みたいなコピーを書いてきます。
(中略)
「発見」が全く無いです。

確かに、亀が遅いってほとんどの人間さんは知っていることですよね。では著者の橋口さんならどう書くか。

・「5月23日は、世界亀の日」
・「カメの性別は、卵の中にいた時の温度で決まる」

なるほど、温暖化になると亀さん困りそうですね。読み手にとっては、新しい事実の情報が含まれていて、面白い文章に感じます。このような内容を客観的事実と呼ぶそうです。

また、人間さんの気持ちの中にある事実は主観的事実と呼び、こちらも読み手に発見感を与えてくれるとのこと。本書の中から、例をご紹介しますね。

「最近ありますか?検索しないで、自分で気づいたこと」
(「風雲児たち」2018年)

確かに、共感できる・・・。これがコピーを作るということなんですね。

このような発見感のある文章を作るためのステップは「広げる」「分ける」「選ぶ」「仕上げる」の4つのとのことです。具体的な内容は「不倫を予防するコピー」を例に本書の中で説明されています。こちらはぜひ読んでみてください。

1つだけご紹介すると・・・

"パパのお髭、チクチクする"が、もう、聞けない。

お、おう・・・。


3. 結論

「テレワークで運動不足気味なのでダイエット!」(違うそうじゃない)

コピーライターさんは、「広告なんて誰も見たくない」という前提を叩き込まれるそうです。そもそも相手に読んでもらえるという立場にたっていないのですね。僕たちも、コピーライターさんごっこをして、「この文章なら相手に刺さったな!フフッ」と楽しく文章を書いてテレワークを楽しみましょう。もちろん、ビジネスなので失礼のない範囲で。

以上、本のご紹介でした。

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REFERENCE
[1] 橋口幸生. 言葉ダイエット. 宣伝会議, 2020, 215p.




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