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#【京都一人旅】 自分を透明にする旅〜2日間の記録
2022年7月某日、急遽思い立って、女子一人、バックパック片手に京都旅へ行ってまいりました。
今後の自分を変えるきっかけになるかもしれない、大きな大きな旅でした。
日記のような、随筆のような。
思うがままに、記録を残します。
読んでくださったあなたに寄り添うような元気を与えられたら幸いです。
一人旅のきっかけ
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ここの半年の運勢は最悪
「全てにおいて上手くいってない!」今年に入って特にそれは顕著で。
下記、わたしが今年に入ってあった出来事!
思い返してみても酷い半年でした(笑)
元彼ときちんと話し合いをしないまま別れてしまい、罪悪感
元彼と別れたのち、好きって言ってくれる人たち全員のこと好きになれず、自分は恋愛不適合者なのかと悩む
仕事においては、コンフォートゾーンから抜け出せず楽しくない
成り行きで好きじゃない人と付き合ってみたものの、傷付けられ、自分が無くなったみたいな感覚
両親は離婚し、実家は泥沼
祖母が病を患う
細木数子の占いによると、わたし、木星人マイナスは今年は大殺界云々って言ってたな。
あやしいと思ってたけど意外と正解?(笑)
ちょうど数日前、付き合っていた(わたしの中ではもはや彼氏カウントしてない)彼と意見の不一致でかなり傷ついてしまい。我慢していたものが爆発。
あ、わたしなんでこんなに自分のことを傷つける人と付き合ってるんだろ。この人といると、わたしがわたしのままでいられない。本当の自分じゃない。これじゃ自分が勿体無い。
成り行きで付き合っていたので恋愛感情も無く、今後この人と頑張ろうという気も全くしなかった。彼とこの先のことも全く考えられなかったので、別れを切り出した。
喪失感は全く無く、むしろすっきりしたけれど、「そういえば、わたしなんで自分が一緒にいて幸せと感じない人と付き合っているんだろう。」と、疑問に思った。
京都で生まれ変われ、自分
出典: JR東海「そうだ、京都行こう。」建仁寺編
そこで、コマーシャルでやっていた、「そうだ、京都行こう。」を、ふと思い出した。
今年のキャッチコピーは、「口を開けば暑いしか出てこない人たちに必要な景色ってなんだろう。」だったっけ。
このキャッチコピー数文字を作るだけで、何千万円かかってるんだろう、と思いながら。
テレビCMを見ながら、ボーッと、京都久しぶりに行きたいなあ。と考えていた。
この半年間、自分自身がした選択に関しては、自身の責任でもあるとも思っている。
家族のこととかはどうしようもできなかったから致し方ないとは思いながらも。
そんな、自分にとって大切なものが分からず、その場の勢いで選択をする自分にも、この半年間で腹が立っていた。
元彼と別れるにしろ、この彼と付き合うと判断した自分自身に関しても。
自分の好きなこと、やりたいことに気づかないふりをし、恋愛にのめり込む自分も好きになれず。自分が本当に大切にしたいことや、本当にやりたいことはなんだ、と常に自分に問うてきた。
好きじゃない彼に別れを告げたとき、今の自分のままじゃ、ずっとこのままだなと思った。
ずるっといって、ずるっと24の代を過ごす。
残り半年で24も終わるぞ。
それでいいのか。
…自分が生まれ変わるような旅をしよう。
ネガティブを断ち切って、生まれ変わって、これまでの泥を洗い流して、抜け殻を破り捨てて。
透明な自分に生まれ変わろう。
自分の大切なものを見つけたい。
そう確信したわたしは、彼と別れた日の夜に新幹線の切符を予約。
プランなんて何も無いまま、翌日、弾丸で京都へ旅立つのであった。
1番の目的は、「縁切り神社」
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絶対にここだけは行こうと決めていた。
「安井金比羅宮」。
知る人ぞ知る、日本三代怨霊の崇徳天皇が祀られている、「縁切り神社」である。
ここには、気軽に行ってはいけないと、ネットの口コミで良く見かける。
京都に住んでいる友達も、泊まったゲストハウスのお姉さんも、みんなわたしにそう教えてくれた。
どうやら、強い念で相手を祟ると、自分に跳ね返ってくるらしい。とにかく効力が絶大で、何かに悩んでいる人以外は、行ってはいけないらしい。
人間に全く興味がないから、誰かを呪いたいなどと思ったことはない
わたしはとにかく人間に興味がない。
他人は自分の不可侵領域だと思っているので、自分がどうこう騒いだって、何を言っても変わらない。と思っている。
他人は、そういう存在として世界の中に成り立っている。
家族も恋人においても同様。
変わって欲しい、こうしてほしいという期待はしない。
…だから、その人の存在を自分の中で受け入れられるか、否か、で、人間関係において付き合う人を選んでいる。
(受け入れられる人は問答無用で自分のなかでだいすきな存在となる)
誰かを呪うとか、不幸を祈るとかそういう気持ちは全くないし、元彼たちのことは全く恨んでもいない。
自分自身の悪縁を断ちたい、自分を変えたい、という思いで、安井金比羅宮にお参りすることを決めたのであった。
時間があればここ以外のどこか回れればいいなという感覚。安井金比羅宮が今回の旅の1番の目的だ。
京都はわたしの心の原点
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京都に着いたのは日曜夕方。
京都は、わたしにとって心の原点である。
父の実家の鹿児島に帰省するとき。大学選びのとき。わたしの人生には、いつも京都が関わっていた。なので、心の帰郷というか、そんな感じ。
京都駅の骨組の天井も、正面改札を出た時の京都タワーも、全てにおいて懐かしい。
あ〜、やっぱり京都、だいすき!と、駅の外に出た瞬間、思った。
1日目の夜ごはんは先斗町にて
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1日目の夜は、美味しいもの探しに河原町へと繰り出す。
夜ご飯は先斗町のあたりで食べようと決めていた。あのあたりの雰囲気、とても好きなんだよね。
ただ、祇園祭と重なって、すごい人の群れ。
川床で京料理を食べながらゆっくり時間を過ごしたいと思っていたけれど、祭りも重なってどこも満席の文字。
旅は一期一会の連続
歩きながらちょうどよさげなバーを見つけて、そこに入り、隣の常連のおじちゃんと、大きいピザをシェアしながら駄弁る。
どうやらそのおじちゃんも、関西出身で仕事で東京にいると。今でもこうして土日で戻ってくるらしい。
聞いたところ、わたしが勤めている会社と同じような業界のエンジニアさん。
話が盛り上がる。名刺いただいてさようならした。
二軒目もバー。
どんだけお酒好きなのわたし。
そこでは、国家公務員の仕事をお休みしていて、今は大学院に通っているお兄さんに出会う。
アートに精通していて、器などを集めたギャラリーを滋賀で開いているらしい。
社会人になって大学院に通って知識を増やすとか、アートに精通しているとか、このお兄さんがやっていることが、漠然と自分がやりたいことと合致していて。
純粋に羨ましいと思ったのと同時に、行動に出せることに尊敬をした。
わたしもその勇気が欲しい。踏み出す一歩が欲しい。社会人になっても、学びを止めたくない。
旅はこういった一期一会が、とても幸せな瞬間だったりする。
気を遣う相手といるより、好きなことをして過ごす方がよっぽど気が楽だと気付く
鴨川で涼しむカップルたちを横目で見ながら、ほろよいで一人、夜、鴨川沿いを歩く。
カエルが鳴いている。
川がゆっくり流れる音が聞こえる。
一人で歩いていたのに、最近別れた元カレと一緒にいるときより、充実していて。
なんて幸せな時間なんだろうと口元を緩めながら、ゲストハウスに戻った。
あつあつのコーヒーでモーニング
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2日目。
朝の7:00。
アラームでゲストハウスの同部屋の人たちを起こさないよう、Apple Watchのバイブレーションで起床。
8:00までに化粧を済ませて、モーニングのオムレツを食べるんだ!と決めていた。
朝、京都の通りを眺めながら、おしゃれなBGMを聴いて、あつあつのコーヒーを飲む。
自家製マーマレードで、ふわふわの食パンをいただく。
朝からなんて幸せなんだろう。笑みが溢れる。
化粧も上手く行ったし、久々履いたストレートのデニムパンツは、よくわたしに似合っている。
今日もいい1日になりそう!と、ゲストハウスを出た。
2日目。いざ、安井金比羅宮へ
ここ1週間ほど、全国的に雨が続いていたのに、京都に着いた瞬間、わたしがいた二日間だけ晴れ予報だ。これはいい兆し。
朝イチ向かったのは、旅の1番の目的の安井金比羅宮。
日中行くと混んでいて、碑をくぐるのにとても時間がかかるらしい。なので空いているうちに行っておこうと思って、早めにゲストハウスを出てきた。
霊感がちょっとある自分でも感じる、凄まじいパワー
わたしは霊感は人よりちょっとだけあると思う。見えるとかは全く無いんだけれど、なんとなく、パワーが集まるところやアートなどに、気が持っていかれたりする。
なんとなくわかる程度だから、体調を崩すまでとはいかないが、気分に明らかに左右する。
(今まで一番畏怖を感じたのは、伊勢神宮の中。とにかく鳥肌が止まらず、息を飲むのも精一杯だった)
安井金比羅宮の最初の鳥居を見た瞬間、ここは厳かでふざけるような空気じゃいけない。と瞬時に察知してしまった。
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碑をくぐる
朝の9時すぎには着いたけれど、それでももう人がちらほら並んでいた。
みなさん、色々抱えてるよね。悩みは尽きないよね、わたしも一緒です、と並びながら思う。
人のマイナスな空気を帯びた碑。本当に色々なものから断ち切れそうなパワーがみなぎっている。
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碑をくぐるとき、一生懸命、同じ願いを呟いた。くぐる穴が小さい〜!
小柄なわたしでも通るのに一苦労。デニムで来たからいいものの、スカートとかで来たら大変。
みなさんも気をつけようね。
心の中のモヤモヤが本当に吹っ切れた気がする。本当にすごい。
おみくじは、大吉
どうか幸せになれますように!
神様に参拝。
ここのおみくじは、凶ばかりらしいけれど、わたしは25番。大吉。
この先右肩上がりの運勢だって。
何かが吹っ切れたような感覚がして、思わず涙が出そうになった。
これも何かの縁だし一緒に回りましょうと、安井金比羅宮の中でナンパしてきたおっちゃん。
悪縁を断ちに来たんだぞ、わたしは(笑)(笑)
その他寺社仏閣スナップ
さて。
お参りも済んだことだし、近くのお寺ぐるぐる回ろう。と、下記のお寺に行ってきました。
さくっと記録。
建仁寺
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今回京都に行こう、と思い立った一つのきっかけは、とあるコマーシャルとキャッチコピー。
ふと入った近くのお寺が、コマーシャルの舞台でした。
ここだけ時間が研ぎ澄まされたみたい。
風神雷神図屏風の実物を見ることができて、圧倒もされてしまった。
フランス美術を研究していたけれど、やっぱり日本美術は安心する。心が持っていかれる。
六波羅蜜寺
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空也のピヨピヨ可愛いよね。仏像の中で一番好き。
続いて、六波羅蜜寺。
残念ながら空也さん像は見れなかったものの、初めて参拝した六波羅蜜寺。
目が持っていかれる赤い建物だった。
次は空也さん像を見たい。
八坂庚申堂
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浴衣のお姉さんいっぱい〜!
懐かしい。ここ、大学生のころ来たなあ。
幸せなお願いが玉にいっぱい詰まってる。
かわいいなあ〜!
わたしも、いい人とご縁がありますように!ってお願いしといた(笑)
八坂の塔
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お祭りもちょっと落ち着いたので、清水の方もそんなに人は多くなかった。
この辺りは特に京都っぽい風情だよね。
あ〜京都に住みたい。
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高台寺
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京都は何回も来ているけれど、初めて行った、高台寺。
秀吉とねねにまつわるお寺。
わたし的に、高台寺のスタッフのおばちゃんたちが一番この旅で親切やった。
とにかく広くて脚がそろそろ限界だった!(笑)
最後はねねの道を通って帰りました。
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一人旅を通じて
今回の旅の帰路では、スッと考えていたモヤモヤが楽になって。
わたしこんなことに悩んでいたのか、って自分でも笑えてきちゃうぐらい。
マインドが180度変わるほどだった。
京都のパワースポットに行って、脚の疲労と共に、とてつもない満足感。
心を取り戻す
一人旅に一歩踏み出せた自分の行動力も、讃えたい。
やっぱり、誰にも気を遣わなくていい一人旅は、心が休まる。
誰かといると常に気が張るし、東京にいるとしんどいんだな、やっぱり。
東京にいると、他人に冷たくなってしまう自分に嫌気がさしてしまうのだ。
旅の中ではその心の疲れも吹っ切れて、「ありがとう」の言葉を、出会う人に伝えることができた。それだけでも自分の存在価値を感じることができた。
ネガティブになっていたのは、自分自身がそう思い込んでいたから
自分がネガティブになっていた理由って、他人のせいじゃなくて、実は自分自身のせいなのかもしれない。
自分が自分のことを大切にできていなかったから、本来すべきでない選択をしてしまい、自分を傷つけてしまっていたことに気づいた。
まずは自分が大事にしたいことに、従う。
他人じゃなくて、自分軸で。
これからやりたいことも定まってきた
今後どうして行きたいかが定まっていなかったし、ブレブレだったけれど、旅をして、人に出会って、これからやりたいことが漠然と見えてきた。
生涯かけて、アートに携わっていたいなあ。
そのために、大学院で学び直したいなあ。
それは東京じゃなくてもいいな。
結婚したいと生き急いでいたけれど、今は仕事でスキルアップして、早くどこの企業に行っても通用する自分になりたいなあ。仕事をまず頑張りたいな。
東京にずっといるよりも、いずれは心休まる田舎に住みたいなあ。
とかね。
そんな価値観に出会えたことにも、大きな進化。
おみくじに書いてあったように、これからは右肩上がりで上がるしか。
まとめ
一人旅でたくさんのことに吹っ切れ、本来の自分らしさを取り戻した感覚。
マイナスでいるより、ポジティブでいるのがやっぱり幸せね。
これからの未来、先に対してしんどさを感じるのではなく、前向きな気持ちを持って、自分のやりたいことに一直線に。
自分の軸は絶対にぶらさない。ポジティブな気持ちにしてくれる人たちに、囲まれるように、自分から動く。
一人旅をすることで、色々な自分に向き合えた。
これからも、自分が自分でいられなくなってしまったり、自分のことを傷つけるようなことになってしまったら、一人旅に行こう。
次の一人旅は、どこに行こうかな。
飛行機使って、もう少し遠出してもいいなあ。
と考えるわたしであった!
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