めめ

始めた自覚はないが最後の一人が死ぬまでは終わらない家族と関わらなくては生きていけないが…

めめ

始めた自覚はないが最後の一人が死ぬまでは終わらない家族と関わらなくては生きていけないが時に死にたくもさせてくれる社会とか仕事について。齢90の父を迎えた2021年11月16日から振り返ったり考えたりしたかったのに父は逝っちゃった。アスペの姉を残して。そう私を動かしているのは怒り!

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上野千鶴子さん、この素敵な人と私の決定的な違いを言っていいかい?って誰も興味ないだろうけど(笑)それはねぇ…

上野千鶴子さんの本を読んだのさ。 「こんな世の中に誰がした?ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡すために」って本。 イナカで生まれてイナカで終わるかもしれないくらい長くイナカで働いて生息している私は、片っ端からリニューアルして雑貨コーナー増えて本が少なくなる、数少ない地元の本屋で初めて上野さんの本を手に取ったの。 そんで、あ、同じ種類のひとだ、って思って嬉しくなったわよ。おこがましいけど、怒られそうだけど、そう思った。 扱いにくい女の子、から、美人じゃない女、そして、若く

    • あのさ、みんな違ってみんないい、なんて能天気なこと言わないけど、みんな違ってみんなどっか変なのはふつうであたりまえだと思うよ。

      あのさ、みんな違ってみんないい、なんて能天気なこと言わないけど、みんな違ってみんなどか変なのはふつうであたりまえだと思うの。 あ、みんな違ってみんないい、のくだりは、金子みすずさんの「私と小鳥と鈴と」の一説ではありません。あれはとてもいい詩です。 まずね、みんな違う、ってことを知らなすぎる人が多すぎるの。(これはこの国の教育のせいもあるけど、その話は長くなるからまた別の機会に)ある年齢まで培われた自分っていう存在が基準(ふつう)で、そこから逸脱したものに出会うと、受け容れら

      • 読了「おれの墓で踊れ」真っ当な『人の欲望』の定義はわからないけれど、真っ当な『人の欲望』を持って生きることは人として真っ当だなと思う

        明日死んでもかまわない、的な生き方をしてたよね。15とか16とか17歳18歳とかね。楽しい、好き、したい、見たい、行きたい、触れたい、手に入れたい…そのためには何だってする。あの時死んでたかもしれないシチュエーションのいくつかは思い出せるけれど、多分数えきれないほどあったと思う。 潔いね。若いって。バカとも言われるけどさ。 今はどうかって? 毎日毎日、責任背負って仕事に行って、責任果たすべく体力知力想像力と技術を駆使して(もちろん笑顔も元気も心配顔もちゃんと相手と状況に合わ

        • アイアンクロー公開初日に観て家族とか人生とかってことについて、いい歳こいて性懲りもなくまた考えちまったよ

          脳みそ疲れ果てた金曜の夜、レイトショーで「アイアンクロー」みてきた。 そりゃさ、父ちゃんとか母ちゃんって幼い子供にとっては神さまだもんね。 衣食住はもちろん、頻繁もしくはごく稀にやり方は笑顔だったりハグだったり魅力的なモノだったりといろいろだけど、「愛」とやらを浴びせたりちらつかせてきたりもするし。そりゃ、神!って錯覚して当然さ。 記憶たどるとね、もう2歳くらいには神じゃないってことに感づいてるんだよね。私の場合。いや、大多数の人がそうじゃないかと思う。 家族ってコミュニ

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          春になったね。春は嫌いだ。

          春は何かが終わって何かが始まるとき。 始まれば終わるし、終われば始まる。それって生きていればあたりまえで、何も考えなくても良くも悪くもオートマチックに展開されるもの。 仕事も然り、プライベートも然り。 こと仕事に関してはやらざるを得ないしクオリティ上げたいしで、そこに来て1日が24時間なのは変わることがないし、自分のパフォーマンスを向上させるには努力も学習も必要だしで、しかもそれは、健康で生きている限り続けざるを得ないから、立ち止まって何かを考える時間なんてない。 だって、

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          定年退職ってものをしたら仕事は何一つ変わらなかったという現実

          2023年4月に定年退職をした。 夢に見た定年退職。すてきな響き、て・い・ね・ん・た・い・しょ・く💖 だけどね、これが大失敗よ。 立場を譲った人が辞めちゃったの。大変だもんね。そりゃさ、仕事は大変。当たり前かどうかはわからないけど。 仕事ってのはね。気配り目配り指示に労い明るい笑顔に言い回しの工夫… それらを職員10人いたら10人に合わせて適切な場とタイミングで発揮するの。 仕事が少しでもうまく行くように。何事もなくそれでいて関わるみんなが多少でも成長とやりがいを感じてがん

          定年退職ってものをしたら仕事は何一つ変わらなかったという現実

          2022年末から2023年明けにアスペの姉と過ごした5日間について書いておこうと思う その①

          2022年12月29日の午後1時に、家から車で15分ほどの障害者さんのグループホーム(2LDKの普通のアパート)へ姉を迎えに行ったら「まだ準備中、3時じゃないよぉ」ときっぱり拒絶されて、姉がアスペルガー症候群であることも姉という人のその特性もよく知っている私は「わかった、じゃあ3時ね」とあっさり引き下がって、地元でチェーン展開しているまぁまぁ大きめの、でもいつも行く近所のスーパーではないので商品の配置がよくわからず、姉のための飲みきりサイズのストロー付きのジュースを探してうろ

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          久しぶりに母親として過ごした日は、その役目の終わりも経験させてもらうのだと知った日でした。

          娘の婚礼写真撮影のために東京に向かった金曜日。 連日感染爆発と報じられている東京へ行くのは、のっびきならない事情があっても、え?という顔をされる状況だから、前日まで、行くか行かないか悩んだ。地方も人口が少ないだけで同じ状況なんだけれどね。 悩み過ぎてすでに疲弊した状態で、朝2番目に早い新幹線二人掛けの窓際席へ。コロナ蔓延中だからなのか、通勤時間を過ぎているからなのか、席はガラガラでホッとする。 デカめのボトルで持ってきたアルコールで周辺を消毒してから、パソコンを開いて職場の

          久しぶりに母親として過ごした日は、その役目の終わりも経験させてもらうのだと知った日でした。

          カラフル・からふる・カラフル

          色のついた日々を過ごしたい、と思う。 一色は嫌だ。2色も嫌だ。 出来るだけいろんな色がいい。 私が見たこともない色がたくさん広がったら楽しいじゃない。 っていうか、ずっと同じは耐えられない。 違う景色が見たい。自然でも人工物でも。 そんなふうに生きて来た。 ずっと同じことをしているのが苦手だ。というかできない。 そして、ずっと同じところにいると何か違和感が生じてでもそんなに簡単に住む場所を変えられないから違和感を抱いて生きている。 雨の日の小学3年生の教室で空気の重さと空

          カラフル・からふる・カラフル

          死ぬきっかけなんて、ネットでポチっと間違えてタップするのと同じくらい簡単でありふれているのだと久しぶりに気づかされて衝撃だったの

          もうすぐ還暦だっていう私は父と母の子どもで、だから春に母が逝って冬になってもうすぐ父が逝ってしまうという時に届いた有名デパートの薄墨薔薇模様の包装紙に薄墨名前の熨斗付きの贈り物が届けられてそのすぐ後に父が逝ってしまった現実はいつだっていつだって私を痛めつける。 時間が痛みを和らげてくれるとしても、私はもう長いこと生きて来たから解決できる時間はもうない。だからずっと痛い痛い痛い。 そして、痛くても笑って冗談飛ばして仕事して生きて行かなきゃならないから、私は時に攻撃的になる。痛

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          インスタに書けないことあるの。いやいやインスタにうそ書いちゃってることあるの。何でって、多様性とか個性なんて黙殺される社会で生きてるから。うふふ。

          たとえば本の感想とか。 インスタが備忘録みたいになってるから読んだ本載せてしまうのだけれど、基本私の本の買い方は装丁買いか好きな作家買いかのどちらかだから、読んだことのない作家の本はあたりまえだが読んでみなくちゃわからない。で、装丁買いして中身あれれ?だった場合でもなんか批判めいたことは書けない。つまりうそを書いちゃう=いい子ぶっちゃうのであります。 あとは頂き物とか。とりあえずお礼かたがた投稿するのだけれど、おいしい!とか、かわいい!とか、きれい!とかいう感想をブチ込むの

          インスタに書けないことあるの。いやいやインスタにうそ書いちゃってることあるの。何でって、多様性とか個性なんて黙殺される社会で生きてるから。うふふ。

          家族は小さい小さい、そんでもって複雑な社会だ…ってところから私ってゴキブリ並みじゃね?と辿り着いたわ(笑)

          グループホーム(世話人さんがご飯や共用スペースの掃除をしてくれる普通のアパートの1室)に姉が住んでいる。2021年3月に母が逝き89歳の父と自閉症で障がい1級の姉の二人暮らしは難しかったから。そして父も同年暮れに逝ってしまった。 ちなみに私が仕事を辞めてみんなで一緒に暮らそうと提案した昨年春、父は「辞めるな」と言ったのだ。 そうだな、そうしようと言ってくれたら、どんなに嬉しかっただろう。 父の跡を継いだ形で働いている私は、父の口から辞めていいぞと言ってもらうことを望んでいた

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          それって何のプレイよって思う先輩と新人の変なやりとりに思わず目を瞑って死んだふりしたくなることが度々あって「夢は定年退職」と心で呟くの。

          2022年2月28日 定年退職に憧れる。憧れる。憧れる… ここ数年ものすごくしたいことは「定年退職!」「て・い・ね・ん・た・い・しょ・く!」 「あのっ!少しお聞きしたいことがあってっ!あのっ!お忙しいとは思うんですがっ!もしっ!あのっ!今日でなくてもいいんですがっ!お時間あれば…」 これでもかっていうくらい気を遣って、いや、気を遣って緊張して大先輩に話しかけている新人、という演技をしつつ話しかける若さだけでも十分可愛いそして大先輩より明らかに賢い(だから採用した)1年目に、

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          90歳がこの先も生きて行くということについて来年還暦のもと不良娘が考えてみた

          2021年12月14日 病院にいる。10月に90歳を迎えた父がほとんど何も食べなくなって、それで眠ってばかりいて辛そうではなくて、というのなら老衰とか寿命なんだなと思えたのだが、顔が辛そうなのだ。 「痛いの?」と聞くと首を横に振る。 「痛くないのね?」と聞くとうなずく。 そうか、痛くはないのか。体力が落ちて体がしんどい、というようなことなのかな。と思っていた。 でも、明らかに、鳩尾のあたり、あるいはその脇のほうをさすっているときがある。辛そうな顔をして、だ。 胃がんで胃全摘

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          結果1週間後に死んだ父が1週間入院させられて起こった理不尽な出来事について今日病院に手紙を出したよ。

          ○○○××総合病院 事務長様 4階東病棟看護師の皆さま お世話になっております。 12月14日に入院し12月21日に退院した○○の娘、△△と申します。 その節はお世話になりました。 入院期間中における入れ歯紛失の件で、返答を待っておりましたが、一向に連絡がございませんので、文書を送付させていただきます。 1週間の入院期間における○○の入れ歯紛失について、3度の問い合わせで「ない」の返答でしたが、その後、「16日の検査時にはあったが、20日の検査時にはなかったので、病院で紛

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          申請主義社会においては、知らないは死に直結する。受けられる社会保障があったとしても、誰も教えてくれない社会だからである。

          母の葬式は仕事のイベントと重なって、でもそんなこと社会人ならよくあることだから何とかどっちもやり遂げた。いや、やり過ごした。 さっさと離婚したひとり親家庭という環境下で機動力と環境適応力と生活力とその他もろもろがそれなりに育った子どもたちはいい年になり、それら力を発揮していたから。 多忙で覚えていない日々は多忙のため過ぎてみればあっという間だった気がするが、その日々はまぁまぁ辛かった気がする。 生きるって辛さを塗り替える経験をし続けることなんだ、って気づいたのは20歳前だっ

          申請主義社会においては、知らないは死に直結する。受けられる社会保障があったとしても、誰も教えてくれない社会だからである。