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それって何のプレイよって思う先輩と新人の変なやりとりに思わず目を瞑って死んだふりしたくなることが度々あって「夢は定年退職」と心で呟くの。

2022年2月28日
定年退職に憧れる。憧れる。憧れる…
ここ数年ものすごくしたいことは「定年退職!」「て・い・ね・ん・た・い・しょ・く!」

「あのっ!少しお聞きしたいことがあってっ!あのっ!お忙しいとは思うんですがっ!もしっ!あのっ!今日でなくてもいいんですがっ!お時間あれば…」
これでもかっていうくらい気を遣って、いや、気を遣って緊張して大先輩に話しかけている新人、という演技をしつつ話しかける若さだけでも十分可愛いそして大先輩より明らかに賢い(だから採用した)1年目に、大先輩がゆっくり破顔しながら振り向いた時には、「もう、○○ちゃんったら、私を頼りにして可愛いっっ!!」と心の声が目に見えている状態である。

破顔したまま大先輩が言う
「○○さん、今抱えてる大事な仕事はなぁに?」
(はぁっ???)これ私の心の声
「今何の仕事をしているの?」
(はぁぁぁっ???)これも私の心の声
気を遣う演技中の新人が明らかに自分の質問の返答と違う話に戸惑う
「えっと、えっと、今ですか、えっと…」

論点ずっこけてるままどこまでも行くな、いつものことだけどな。
要は新人が質問していいですかって先輩に聞いてるだけのことなんだがな。
ちなみにこの大先輩の発言に伏線は一切ない。そもそも会話のキャッチボールに難がある人なのだ。これで仕事も人間関係もめんどくさいことにして来た人だが、本人は意図してないのだから改善を図れないし、誰もが彼女に触れないようにしているから私が助言を挟む。
「△△さん(新人の大先輩)、○○さん(新人)質問あるみたいだから今日時間取れる?ないなら明日は時間取れる?」
「あ、あ、今日大丈夫です。私時間あります」
「じゃあ、今いいよね。○○さん、今聞きなね」
「あ、はいっ、ありがとうございます」

あと1年で定年退職しても良い年齢になる。
もともとトップには定年がなかったから、私が作った。
ゴールなしで上を向き続けるのは心身かなりキツイ。いつも仕事を気に掛ける生活を決まった時期で終わりにしたいと願う。
それに、頭は取り換えた方がいい。

私はこの職場においてそれぞれが滞りなく活躍できて、仕事に関わる全てに良い結果をもたらすことを目的として労働している。
働くのは人だ。人がうまく動かなければよい仕事はできない。
職場の改革と人材教育セットで取り組んできたら、能力がない人は自分が納得する理由を口にしながら退職していった。
改善や成長という変化を嫌う人間は、誰かの能力を育てることにも自分の能力を磨くことにも興味がないから、そもそもこの業界で働いてはいけない人たちだ。
近年は労働者が不足していて、履歴書持って来たら、ハイ、採用とするしかない年もあって、職場としても失敗も無駄な努力もたくさんして来た。

だからね、

改革や変化をとことん嫌う今年も去年と同じことしかしたくないつまらない人たちと、仕方なくて採用した人たちで教育を担うってどういうことかというと、私が2階建ての小さい建物の中で半日で11キロほど歩き回る(走ることも多い)日が続いていたということだ。それと、現場以外では頭と指先を使うだけだから数字で測れない仕事もたくさんたくさん。

引き受けた仕事は全うする。仕事を楽しむ能力もあるし、考えることは好きだというより、考えずにいられない。アイディアが溢れるからだ。実行に移すのは人も人の気持ちも動かさないといけないからまた別の労力がいるけれど。
生きづらさを溜めて蓋をして来たボトルを並べた私の戸棚はもうあと数本で場所がなくなる。入らなくなる前に、ボトルを割ってしまいたくなる前に、時間を確保したい。
家族と向き合う時間。多忙の中ですでに失くした家族も含めて。

だから、定年退職したい。
やりたいことがまだ幾つかあるしね。


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