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どうしてうつ病になったのか 中編

こんにちは。
最近YouTubeでひたすらねこ動画を見ているおかぴです。ねこにふみふみされたいなーと思いながら生きています笑
前回うつ病になった経緯についての前半を書きました。
まだ読んでいない方、復習したい方は下記のリンクからどうぞ。

また長くなってしまったので、3回にわけましたw すみません。
では中編です。

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【2018年6月〜2018年7月】
▷就活
「本当にやりたいことのためなら他のことは投げ売るべき」と思っていたわたしですが、働くこと以外の豊かさも大事にしようと、熟考の末メディア業界をあきらめました。少し就活を休んだ後、Wantedlyというソーシャルグッドな企業が多く掲載されているリクルートサイトを利用し、教育や福祉サービスの業界に絞り就活を再開しました。誰かの豊かな暮らしを支える事業を「創る」、それと共に自分の豊かな暮らしも「創る」。このことを意識しながら会社を探していると、とある2つの企業に共感し、採用活動に参加しました。
それはそれは本気挑んだわけですが、そのうちの1つの企業に悲しい裏切りを受けました。一次選考を受けたのち、「ぜひ採用を前提に次の試験に来ていただきたいので次の選考の日程を決めましょう」と言われ、嬉しい気持ちでやりとりしていました。しかし、突然連絡がつかなくなり、久しぶりに連絡が来たと思えば「採用を見送りしたい」とのこと。顔文字や「…」といった文字を使いながらのメッセージだったため、社会人が書く文面なのか?と最初は信用ならず改めて聞いていると、採用方針の見直しをした結果前言撤回というものでした。一方的なその通達と学生を舐めてるかのようなメッセージにとてもショックを受けました。こんなに誰かの幸せのための事業をつくると謳う会社が、もしかしたら未来の顧客になるかもしれないであろうわたしにこんな態度で接するのかと、正直社会や社会人に対して「クソ野郎」という気持ちさえ持ちました。その後もう一つの企業に内定をいただいたものの、「もう就活なんてこりごりだ」という思いと、その会社の雰囲気や理念、なにより働く人たちの優しさに惹かれていたのもあり、自分を納得させて就活を終わらせました。

▷アルバイト
週5でアルバイトをしていたこの頃になると、次第にお客さんにも顔を覚えられるようになっていました。わたしのお店ではお触りや同伴、連絡をとること、わたしたち従業員がお酒を飲むのは禁止という、従業員にとても優しい店でした。しかしお酒を飲むと分別がつかなくなるお客さんもしばしば。ママのパワハラにだって疲れちゃうのに、彼らの過度なセクハラやモラハラが重なった日には疲労困憊。大概ママはお客さんのそんな行動を見つけると怒ってくれるけど、ほとんどは自分でいなす他ありません。お酒が入っている人に正論をぶつけたってほぼ無意味。泣いて帰ることもありました。(よく「セクハラされる女にも非はある」と言う人もいますけど、絶対に違う。)7月に恋人に会うために彼の留学先に行くと決めていたわたしにとって、アルバイトのモチベーションはすべて旅行へ向かっていました。

▷友人と恋人
進んで孤独に向かっていっていた数ヶ月。気づけば留学していた恋人ばかりに話をする毎日になっていました。彼はわたしの思考を整理してくれるのがとってもうまいし、どんなことも一度受け止めてくれるとても優しい人。なにより笑いのツボや価値観も似ていることが多いからこそ、ついつい頼りたくなってしまう。でもいつしかそのことに依存することで孤独に耐えられている自分にも気づき始めました。「もし彼がいなくなってしまったら、もう半年の大学生活大丈夫なのかな…」。でも、まずはこの数ヶ月がんばった自分へのご褒美もかねて遊びに行こう!と、7月初旬に彼の留学先へ向かいました。それはそれは楽しい日々で、初めて訪れる国の美しさや異文化に触れて、なにより久しぶりに恋人と会うことで、「この数ヶ月本当にがんばってよかった…」と心から思いました。まだまだ知らない世界はたくさんある。知らないことばかりしかないこの世界で、わたしはまだまだ死ねないな。そんなことを考えながら、ニコニコとビールを飲み過ごす毎日でした。
しかし帰国の2日前。ふと不安になりました。

就活、アルバイト、孤独な毎日の疲れをようやく癒せたわたしはこのあと、無気力になっちゃうんじゃいないかなあ。

………

(いよいよ)後編へつづく。

2018.10.21(Sun) おかぴ

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