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極力お金をかけずに早期英語教育

早期英語教育については賛否両論あるので迷うところです。
しかし、英語の周波数は日本語の周波数と随分異なるため、大人になってから英語の音を認知するにはかなりのトレーニングを要する、ということを知りました。
ついては、少なくとも英語の音には幼いうちからふれておくのがよいと考え、少しずつ実践してきています。

英語以外に興味を持っていることに着目しながら、いかにお金をかけずに、無理なく楽しみながら続けるか、と考え、試行錯誤してきていますが、今日はこれまでの試行錯誤と実践している具体的な方法について書きたいと思います。

早期英語教育についての迷いはこちらにも書いています。

ところで、親の私も今英語を勉強しています。

なぜなら、英語で情報収集をできるようになれば、世界中の情報にアクセスでき、視野を広げたり、物事の判断の材料としたりすることができると思ったからです。

しかし、英語の習得にはものすごく時間がかかります。
昨年の4月から英語コーチングを受けていて、聞き取りも発話も初めに比べたらだいぶできるようになってきたと思いますが、まだまだ自分の求めるレベルには到達できていません。
正直こんなに英語の習得に時間と労力を必要とすると思っていませんでした。

ただ、英語を道具として扱えるようになった時の自由な世界には強烈な憧れがあります。
そして子どもにも、自由を手に入れてもらいたいと思います。
そこで、子どもには英語の習得の壁を私よりも低くしておいてあげたいと思い、少しずつ取り組んでいます。

1.音声配信サービス×スマートスピーカー

どんな本にも、まずは音声入力から始めるべし、と書いてあるので、船津洋さんが運営するパルキッズのサンプル音声を参考に、自分で英語の音声を集めることにしました。
まずは、なるべくお金がかからない方法で色々やってみようと思いました。

もともと、保育園で習った歌を家でも流してあげたくて(保育園で習う歌は実は結構知らない歌が多い・・・)、SpotifyPremium会員になっていたので、英語のKidsソングのプレイリストを作ることにしました。


ちなみに、SpotifyのPremium会員も種類がいろいろありますが、夫とプレイリストを共有して私がいないときでも再生できるようにしたかったので、夫婦2人分のDuoプランにしまています。

プレイリストには、キッズ(ベビー)ソングチャンツポッドキャストを混ぜこみました。

キッズソングのアーティストはいろいろありますが、
Mother Goose ClubSuper Simple SongsToddler TunesNursery Rhymes Clubなどから選んでいました。

チャンクは、The Columbia Orchestraの英単語チャンツシリーズを採用しています。

ポッドキャストは幼児がおしゃべりしているようなものをいろいろ探したのですが、ちょうどいいものがなかなか見つからず、最近見つけたのがLingokidsです。

それまでは、English at Home is Fun!というポッドキャストを入れていました。

絵本の読み聞かせみたいなものもいくつかあるのですが、音量が小さいものが多く、なじみませんでした・・・
チャンツや会話などで、他にも良いものがあればぜひ教えてください!

我が家ではこれを、朝子どもが起きる時間から家を出るまで、と、夕方保育園から帰宅する時間に合わせて再生されるよう、Google Homeルーティン機能で設定し、Google Home Mini(現・Google Nest Mini)で決まった時間に再生されるよう設定しています。(以下はGoogle Nestのリンクです)

noteではAmazonアフィリエイトしか使えないのでAmazonのリンクを貼りますが、AmazonでGoogle Home製品も一部売っているんですね。
Alexaだとこちらでしょうか。

この毎日のプレイリストルーティン再生が今の我が家の英語教育の基本形で、これを1年半以上続けています。
そのなかで曲を時々入れ替えています。
はじめのうちは、季節の歌を選んで入れていたのですが、そのうち後述する動画なども使うようになってからは、動画を入口にし、動画に関連する曲を選ぶようになりました。
但し、あくまで動画は入口です。
いかに最小限に止めるかは別途考えなくてはなりませんが。

2.DVD

ときどき歌に興味を持ってくれる時もあったのですが、たまに、で、もう少し興味を持ってもらえる方法はないかと考え始めました。

そこで試したのがDVDです。
うちの子どもは歌って踊ることが大好きで、ろくにしゃべれないころから、保育園で習った歌を覚えて家で歌っていたり、私がかけた音楽にあわせて歌ったりしていたので、英語で歌って踊れるものはないかなと探し始めました。
いろいろ調べて見つけたのが、福岡のTV局が制作した「Goomies」という番組のDVDでした。

Goomiesは3分くらいの番組で、アニメのお話と単語のフラッシュカード、キッズソングで1セット。
それが30セット入ったDVDです。
はじめのうちはなかなか興味を持ってもらえなかったのですが、だんだん大きくなり、”おねえちゃん”に興味(憧れ)を持つようになってくると、キッズソングに出てくる女の子の真似をしたがるようになり、そこからはどっぷりでした。
一緒に歌って踊ったり、女の子の動作は完コピ、恰好も真似をする(帽子をかぶったり、ブーツのつもりで靴下をはいたり)ようになりました。
歌詞も何となくまねできるようになって、あやふやな音はありますが、雰囲気歌詞を完璧に覚える曲もいくつもでてきました。

Goomiesに出てくるキッズソングは有名なものばかりなので、Spotifyにもたくさん入っています。
Goomiesに出てきた曲で子どもが気に入ったものがあれば、すぐにプレイリストに追加するようにしました。
そうすると、プレイリストで曲が流れたときに、「これなに?Goomies?」と興味を持ってくれるようになりました。

3.テレビ番組

そのほかテレビで英語のアニメがないか、ネットでいろいろ調べていたら、Eテレの海外アニメで副音声が英語のものがあると知り、それらを録画して副音声で見せるようになりました。
Peanutsミッフィー機関車トーマスなどです。
Spotifyにテーマソングがあるのでそれをプレイリストに加えています。
また機関車トーマスは、アニメの音声をナレーション付きでポッドキャストに上げている人がいるので、車で遠出をするときに聞いたりしたこともありました。
Peanuts機関車トーマスに比べ、ミッフィーはWPM(言葉の速さ)高めです。
トーマスはその後プラレールキャラクター図鑑も買いました。

(「キャラ物をこどもに与えたくなかった私が買ったキャラ物」参照)

ちなみに、百均に売っているピノキオや白雪姫、トムとジェリーなどのDVDの英語音声もよいというのをネットで見つけて買ってみたのですが、残念ながら買った当初はうまくはまりませんでした。
そろそろ英語にも慣れてきたかなと思うので、改めて試してみたいと思います。

4.YouTube

我が家ではGoogle Chromecastを介してテレビにYouTubeなどを映すことができるようにしています。

あるとき、たまたまYouTubeを見ていてBaby Sharkの動画に子どもが食いつき、その後子どもが自分でYouTubeサーフィンをして見つけたのがBounce PatrolのBaby Sharkの動画でした。


Bounce Patrolは2013年から活動しているオーストラリアのグループです。
Jacinta、Jackson、Alyssa、Will、Rachel(初期はSamもいました。Rachelは途中加入しです。)がリズミカルな曲と踊りで私たち親子を楽しませてくれます。

はじめは大の大人がキッズソングを踊っているのがなんだか見ていて居心地が悪かったのですが、繰り返し見るうちにそのリズム感とメロディにだんだん引き込まれるようになってきました。
そのうち親の方が彼らのリズミカルな音楽に魅了され、仕事中に頭の中で彼らの曲がなることもしばしば。

Baby SharkOld McDonalds Had a Farmなどの王道のキッズソングのビデオもありますし、オリジナルソングもあります。
王道キッズソングではオリジナルメロディーを挿入されているのがとても親しみやすいです。

To the MusicWhat Colour Am I Wearing?などオリジナルソングのほうが彼らのリズミカルな感じがより出ていて、仕事中に頭の中でなるのはだいたいオリジナルソングです。

彼らはSpotifyiTunesAmazon Musicその他の音楽配信ソフトにもチャンネルがあるので、YouTubeを入口にして、歌を気に入ったら、プレイリストに登録して音楽だけでも楽しめるようになります。
我が家ではSpotifyのプレイリストに彼らの曲を追加することにしました。

キッズソングを配信しているYouTuberは、音楽配信ソフトにもチャンネルを持つことが多いです。
そのため、動画を入口にして気に入ればその曲を音楽配信ソフトのプレイリストに加える、ということが可能なので、YouTube音楽配信ソフトは好相性です。
歌だけでなく映像で見ているので、物と単語を一致させることができ、動物の名前などの名詞を覚えたりします。
また、うちの子どものように踊りが好きな子であれば、何度か動画を見て振り付けを覚えられたら、あとら音楽だけでも十分楽しめるようになります。
うちの子どもはとにかく完コピするのが好きで、そんな細かいところまでみてるの?と思わず笑ってしまいます。

しかし笑っていられるのもはじめのうちだけ。
そのうち、私は誰々の役ね、お母さんは誰々ねと役が割り当てられ、親の私も永遠と踊らされる羽目になります・・・。

Bounce Patrolにハマりすぎてつい長くなってしまいました。
過去の動画を見たりすると、キャストの変化などが気になったりしてどんどん深みにハマってしまいます。

最近プリンセス大好きな娘にAmazon Prime Videoで「アナと雪の女王」(日本語)を見せたところ、どっぷりハマってしまいました。
それ以来、YouTubeでも「For the First Time in Forever」、「Let It Go」、「Love is an Open Door」、「For the First Time in Forever (Reprise)」などを英語で見せるようになり、これらもプレイリストに加えています。
「〇〇(子どもの名前)はアナで、おかあさんはハンス王子ね!」と役を仰せつかり、振り付きでデュエットを楽しむ毎日です。

うちの子どもは歌と踊りが大好きなので、英語の歌も曲に合わせて歌っています。
歌詞は雰囲気あってそうな感じです。
つまり、雰囲気だけあっていて、めちゃくちゃです。
でもその雰囲気あってる感じを覚えていて、保育園の帰りの自転車でも大声でアカペラでLet It Goを歌っています。
母音や子音なども少しずつ身についてきていように思います。
でも理解しているのは単語のほんの一部です。

ただ、日本語の歌も、歌詞の意味を完全に理解して歌ってはいないので、それと同じなんだろうと思います
雰囲気はあっているけど、細かいところで歌詞を間違っていることも多いです。(みつばちハニーみつばちハミーになってたり)
が、歌う姿は堂々としたものです。

まだ0歳児クラスだった頃、こどもが保育園で習った曲を家で歌っているのにはじめて気づいたときのことです。
はじめ、「あなたがいちばん、いちばん、いちばん」と歌っているように聞こえ、素敵な歌だなと思っていたのですが、あとから調べると、正しい歌詞は「あたまかたひざぽん、ひざぽん、ひざぽん」だと分かり、素敵な間違い方だと爆笑しました。

音に慣れることが大事だと思うので、歌詞があってる、歌詞の意味があってる、にこだわらず、楽しんで歌ってくれていたら今はそれでいいかなと思います。
こんなに歌って踊るのが好きならば、英語よりむしろ、歌や踊りの方を伸ばしてあげた方が良いのかも、とも思うこの頃です。

5.ついでに親も学ぶ

ちなみに私も英語の勉強中だと冒頭に書きましたが、意識をすれば、英語のアニメや歌は私のリスニングシャドーイングの練習にもなります。

子どもがアニメを見ているときには、その横でぶつぶつシャドーイングをしたり、リスニングで意味をとらえようとしたりしています。

また、プレイリストに加えた歌の歌詞を印刷してトイレに貼り、トイレに入っている間に歌詞や単語を覚えたりしています。

歌詞を覚えてないと、デュエットを求められてもしどろもどろになってしまうので。
できれば私も堂々と歌って精一杯相手役を務めたいです。

英語の歌を歌ってみる、というのは、日々のシャドーイングの訓練の成果を確認するのにとてもいいと思います。
なぜなら、音の連結や弱形の消失を理解し、音節を取れていないと、リズムにのせて歌えないからです。
ある程度聞き取れるようになってきたら、シャドーイングと並行して音読で目で見た文章を読む練習を始めました。
シャドーイングで聞き取る練習をしている音の連結や弱音を、自分が発話する時にも実践できるようにするためです。 
自分でもできるようになると、相乗効果で聞き取り力もアップするような気がします。
音節をとる練習を積み重ねてきて、ようやく歌詞を見て英語の歌を歌うことが出来るようになってきたような気がします。

また、英語で歌うことは、英語のフレーズを口に馴染ませる口に馴染んだフレーズを増やす、という点でも良いです。
発話のスピードを上げる(テンポの悪い発話で聞き手にストレスを感じさせない)ためには、言いたいことをシンプルにすること頭の中で英作文を組立てることこれらのスピードを速めることなどを訓練していく必要があるかと思います。
実際に訓練してスピードを測ってレビューしてみると、これらに加えて、思い浮かんだことを速くしゃべることも重要と感じます。
Thank youなどよく使う表現はぱっと出てくるのに、口に馴染んていない表現というのは、どうしても時間がかかってしまいます。
それは日本語でも同じかと思います。
学生の頃は、御社なんて表現、就活まで、知識としては知っていても使うことがなかったので、就活の頃は言いなれず面接で苦労しましたが、今は普通に会話で使っています。
歌詞には馴染みのない表現も多いですが、繰り返し口に馴染ませることで、アナと雪の女王の歌詞に出てくるような叙情的な表現も自然に使えるようになってくるのでは、と考えています。


さて、このようにゆるやか英語教育(教育とも言えない)を続けてきていますが、言葉を道具として使いこなすには、まずはしっかり日本語でコミュニケーションが取れることかな、と思います。
英語以外に興味を持っていることに着目しながら、いかにお金をかけずに、無理なく楽しみながら続けるか、と考えた結果、このような形になっています。
入口のはずの動画を子どもが見たがり入口に終わらない、などの失敗もありますが、無理なく楽しみながら続けるという思考で試行錯誤を繰り返していければなと思います。


★子どもの英語教育

 ・早期英語教育に取り組むべきか


★未満児ワーママのルーティンシリーズ

 ・フルタイム×2歳児×英語勉強2h

 ・時短×3歳児×英語勉強2h


★ワーママのすきま勉強シリーズ(全5回)

 ①勉強をする目的を明らかにしておく
 ②勉強する時間を確保する
 ③状況にあった勉強方法を定める
 ④ルーティンをとにかく回す
 ⑤学習スピードを維持する

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