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早期英語教育に取り組むべきか

我が家も家庭での英語教育を少し取り入れてはいるのですが、正直このまま進めていいものか迷っています。
早期英語教育はメリットばかりではないという意見もあるからです。
今日は、私が早期英語教育について迷うなかで、集めた早期英語教育に関するいろいろな意見について書きます。

1.そもそもなぜ私が英語を重要視するか

ところで、子どもの話の前に、私が英語を勉強していることについて書いておきます。

私が英語を勉強している目的は大きく二つです。

■英語で情報収集できるようになって自分の市場価値を上げたい
学生時代から英語はそこまで苦手な方ではなかったですが、苦手でないぶんそこまで力を入れて勉強してきていないため、使えるというレベルでもなく中途半端な状態だという自覚がありました。

ただ、英語が使えると、他国の同じ業界の最新の情報を仕入れることができるので、そのアイデアを日本に導入するだけで、国内に新しい価値を生み出すことにつながるのではないか。
そう考えると、英語を使って情報収集できると得なような気がしていました。 
しかも、私は今まで、自分の足で集めた情報を整理して伝えることは得意な方であり、それなりに評価もされていました。
そうすると、英語で情報収集できるようになったらかなりの強みになるのではと思いました。

■自分の志向に近い人とつながりたい
また、英語を勉強し始めて、オンライン英会話で、フィリピンやセルビアの講師などといろいろなテーマで意見を交わす、という経験を通じて、英語が使えると、英語圏の人だけでなく、英語を母国語としない人も含めた全世界の人とつながることができるのだ、ということを知りました。
しかも、とくにネイティブでないのに英語を使う人というのは、グローバル志向かつコミュニケーションに重きを置いた人達、つまり、英語を通じて出会う人は自分と志向が近い人である可能性が高いです。


それで私はコツコツと英語を勉強しているのですが、英語の習得にここまでたくさんの時間が必要なのか・・・、とあらためて思い知らされました。
こうやってコツコツ勉強してきても、私(当時TOEICは830点)が理想の英語力に到達するためには、毎日2時間勉強したとしてもあと2年半かかる、と英語コーチングのコーチから言われた時には呆然としました・・・。
大人になってから英語を勉強するってなかなかコスパが悪いです。
なので、自分の子どもには、もっと省エネルギーで英語を身に着けてほしいと思います。

また、以前、自分の子どもには自由になるための英語を与えたい、というようなことをスタイリストの大草直子さんが何かで書かれていて、確かに子どものうちに英語を使いこなせるようになっていたらもっと自由に生きられるかもしれない、と思いました。
いつか海外で生活できたらいいな(けど無理だろな)、と知らず知らずのうちに「どうせ無理」と自分にメンタルブロックをかけ、自分の選択肢を狭めてしまうのは残念な気がします。

進学は日本の大学、就職も日本の企業、生活の拠点も日本、結婚相手も日本人・・・と無意識のうちに選択肢を自分で狭めてしまったのは、何を隠そう私です。

なのでなるべく子どものメンタルブロックは外してあげたい


2.私が早期英語教育を本格的に考え始めたきっかけ

自分がオンライン英会話をする時、会話の中で自分の子どもの話をすることも多いのですが、フィリピン人の講師と話していると、時々子どもの英語教育に話が及ぶことがあります。
フィリピンの英語教育事情を聞いてみると、母国語も話せないくらいの時から母親が英語で話しかけている、とのことで(すべての人がそうではないかと思いますが)、そんな早くからはじめるのか、それならうちの子どもはもう遅いかもしれない、とびっくりしました。

当時の私は、まずは日本語をしっかり身につけてから、と思っていました。
しかし流暢に英語を話す非ネイティブのフィリピン人からそんな話を聞くと、まだまだ先だと思っていたけれど、早く英語を始めた方が良いのでは、と思うようになりました。

3.早期英語教育に対する様々な意見

そんなことがあって、手に取ったのが、船津徹さんの「子どもの英語「超効率」勉強法」です。
子どもの英語学習を行う上で段階的にどのようなことを行っていけばよいか、著者が指導しているプロセスが記載されているのですが、そのプロセス以前に、本に書かれていた「早期英語教育のメリット」が印象に残っています。
子どものうちに英語を身につけておくと、大学受験等、複数の科目を勉強しなければならない時期に、英語以外の教科に時間と労力を割くことができる、といった内容です。
なるほどそれは一理あるなと思いました。

また、私が受けている英語コーチングで、シャドウイングの目的について説明を受けた際、英語の周波数は日本語の周波数と随分異なり、耳が英語の音を認知するにはかなりのトレーニングを要する、ということも知りました。
なじみのない周波数の音は、大人になってからは聞き取ることが難しいので、幼いうちからふれておくのがよい、ということかと思います。

しかし、一方で、早期の英語教育に反対している人もいます。
総論としては、思考の道具として言語を発達させていくためには、まずは日本語の能力を発達させていく必要があり、早期の英語教育はその邪魔になるのではないか、ということかと思います。
特にその影響は、大人になったときに表れる、との意見もあります。

これについても、納得です。
なぜなら私自身、いまだに自分の考えを言葉で表現する、ということがものすごく苦手だからです。

齋藤孝さんもこの本のなかで早期英語教育に触れられていました。


船津徹さんの本を読んだのが子どもが2歳になった頃だったのですが、それ以降、本の内容にそってキッズソングや英語のアニメを日常生活に取り入れています。
(具体的にどのように日常生活に取り入れているかは後日書きます)
早期英語教育が良いか悪いかに関わらず、英語の音を聞きとる回路は幼いうちに開発しておいたほうがよいと思ったからです。
その甲斐あって、今は英語の歌を真似て意味も分からず歌っていますし、動物や体のパーツの名前も覚えているようです。
ただ、早期英語教育に取り組むかにはいまだ迷っています

そこで、先日、SNSで英語のネイティブスピーカーに対してこの迷いを発信したら、いろいろな反応が返ってきました。
その大半は、「語学ははやくやればやるほどいいのになぜやらないのか」といったものでした。
それに対して、早期英語教育が子どもの考える力や考えを表現する力の向上を妨げてしまう可能性について言及すると、あるマルチリンガルの人から「複数の言語を身に着けていたら、自分の考えを表現するのにふさわしい言語を選ぶこともできるよ」という回答がありました。

なるほどそれも、一理ある。

英語のほうが、自分の考えをシンプルに表現できるような気がしなくもない。(単に私の語彙力が低いだけ)

このやりとりを通して、結局、親が子どもに選択肢を用意してあげて、子どもに自分で選ばせるということなのかなぁ、というような気もしました。
ある程度のレベルまで到達できるように親が支援してあげるとか、英語を使えたらこんなおもしろいことがあるという体験をさせてあげるとか、「英語がある世界」を見せてあげる。
具体的には、私が英語でコミュニケーションをとることを楽しんでいる姿を見せたり、日本にはない楽しい遊びを教えてくれる人と出会ったり。

4.当面の取り組み

そんなことを考えながら、改めて自分の子どもの早期英語教育を行うべきかを考え、少し進めてみようかな、という気に今はなっています。

これまで、早期英語教育を行うべきか迷い、音の入力ばかりであまり意味の入力をしていなかったのですが、そろそろ音と意味をつなげることもしてみてもいいかなと思いました。
絵本の本棚の中に、英語の絵本もいくつか混ぜているのですが(Hug!、the Very Hungry Caterpillar、Miffy at School)、最近子どもが英語の絵本を選んで持ってくるようになったので、今がちょうどいい時期なのかもしれません。

引き続き情報収集をして考えていきたいと思います。


追伸

ということで、これを早速ポチりました。

CD付を買ったけれど、Google Play Musicがなくなったいま、CDに収録された音声をどうやってGoogle Home Miniに再生してもらうのかがわかりません・・・

ご存じの方いらしたら教えてください。

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