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ワーママが勉強をするために工夫したこと③ 勉強方法編

前回に引き続き、1歳児を育てながらフルタイムで働き、勉強を習慣化した体験談を書きたいと思います。
前々回、勉強を習慣化できるようになるまで、私がたどった道のり5ステップをご紹介しました。

 ①勉強をする目的を明らかにしておく
 ②勉強する時間を確保する
⇒③状況にあった勉強方法を定める【今回】
 ④ルーティンをとにかく回す
 ⑤学習スピードを維持する

今日は②で洗い出しをした時間に対し、その状況にあった勉強方法を割り当てる、ということについて書いていきたいと思います。

私があぶりだした勉強ができそうな時間をシーンで分類すると、以下のようにわけることができました。

A 椅子に座ってじっくり机に向かうことができるとき:家族が起きる前、昼休み(会議室にこもる)
B 何かを待っているとき:通勤電車の車内
C 歩いているとき:通勤時間
D ルーティン作業をしているとき:家事、身支度、保育園への自転車

勉強にあてられる注意力としてはA>B>C>Dです。
Aであれば、特に大きな工夫もなく勉強できるでしょうが、Dになるといろいろな工夫をしないと勉強できません。
そもそも他の作業をしているので、勉強をしないことがあたりまえの時間です。
こういう時間も勉強にあてることができれば、時間としてはそれなりに稼げます。

なので、ここではDから見ていきましょう。

■D ルーティン作業をしているとき:家事、身支度、保育園への自転車

ここでは手や目は使えません。しかし、耳なら使えます。
なので、耳だけでできる学習を割り当てます。

たとえば、
・Web講義であれば音だけ聞く
・本であればKindle本をKindle Fire HDをつかって読み上げてもらう
・メールマガジンをT2Sアプリで読み上げてもらう

などです。

英語学習であれば、
・多聴:Voice Of America(英語学習者向けに簡単な言葉でゆっくり話してくれるニュース)やCakeEnglish Central英語リスニングなどのリスニングアプリ
・単語・英作文:瞬間英作文シリーズのアプリ(有料)の自動再生など
・シャドウイング
など

Web講義は、講義そのものを再生する、という方法もありますが、繰り返し聞きたい、ということであれば、PCのヘッドホンラインをボイスレコーダーのマイクラインにつないでPCで再生した音をボイスレコーダー録音して音声データ化して、それをスマホにいれて、いつでも再生できるようにしておく、という方法もあります。

また、一級建築士の受験勉強をしていたときは、スマホのボイスレコーダー機能を使って、記述問題の問題と回答案をを自分の声で吹き込み、それを音楽再生ソフトでランダム再生したりしていました。
ここでのポイントは、問題と回答のあいだに、自分が答えを言えるくらいの時間のインターバルを確保しておくことです。

ここでおすすめしたいのは、外出先でもやる可能性があるのであれば、音声データはスマホにいれておくことです。
そうすることで、スマホがあればどこでも勉強できる、という状態になります。

注意点は、ルーティン作業の内容と勉強の内容には相性がある、ということです。

例えば私の場合、朝の家事をしているときには、段取りを考えてしまうので、結構ワーキングメモリーが家事に食われてしまいます。
そうすると、瞬間英作文のアプリやVOAを流していても、耳には入るけど頭には入らないという状態が起きます。

そういうときは、ルーティン作業と勉強の負荷がミスマッチだ、ということなので、そういう場合はもう少し負荷の小さいものに変えてみるといいかもしれません。
私の場合は、朝の家事時は、Kindleで日本語の本を読み上げてもらう、くらいがちょうどよかったです。

●子どもが話しかけてきても対応できるように、家では耳をふさがないヘッドホン

●PCのヘッドホンラインとボイスレコーダーのマイクラインを接続してWEB講義の音声を自己使用用に録音

●Kindle本の読み上げ(上の骨伝導ヘッドホンとBluetooth接続)


■C 歩いているとき

ここでは手は使える=スマホをいじれるとしていますが、
実際スマホを見ながら歩くのは危ないかと思いますので、スマホを見れる状態のとき、と考えてください。
また歩く行為にはそこまでワーキングメモリーを割きませんので、Dの状態よりも、考えることができます。

Dではスマホの操作ができませんでしたが、スマホの操作ができることで、
単語アプリで〇×ボタンを押す、ということができるようになります。

このときにできることは、Dに加えて、

・単語アプリを使って勉強する
・音声入力で文字を入力する
・英語で独り言を言ってみる
・さっき勉強した内容を思い出してみる、人に説明できるか考えてみる

ができます。


自分で単語を登録していくタイプの単語アプリだと、中高生の時に使っていた単語カードのような感覚で、単語以外にも使えます。

私は金のフレーズという本の有料アプリでベーシックな単語を学び、Ankiという自分で登録するタイプのアプリで、普段の生活や英語学習の中で出会った単語を登録して学んでいました。

また、音声入力は、SNSを使って英語の勉強をするときなどに、投稿(校正はB以上の状態でやる)の下書きを音声入力で行ったりしています。
勉強から離れますが、保育園の連絡帳アプリの連絡事項の入力の下書きも徒歩中に音声入力でしています。
駅に近づくと人が多くなって恥ずかしいですが、家から出てしばらくの間は人が行きかう人も少ないので、スマホに向かってしゃべっています。笑

いっぽうで、運動している状態というのは、頭の働きもよくなるらしく、私の場合、音を聞いているだけだと、ついつい仕事のこととか考え事をしがちです。

そんなときは、音だけじゃなくて、スマホ操作も一緒にする勉強のほうがあってたりします。

または、スマホを触りたくない場合は、台所仕事中と同じで、強い興味を持っているものの音声(めっちゃ読みたい本やメルマガの読み上げ)です。

ということで今のところ、私にとって、歩きながらの勉強のベストアンサーは単語アプリAnkiです。


■B 何かを待っているとき:通勤電車の車内

ここでは、しっかりスマホや本をみることができるのがCとの違いです。

通勤電車の車内では本やノートを見たり、スマホをみて勉強することが可能です。
読み物系やしっかり理解して行うべきものにあてます。

・テキストを読む
・歩きながら思い出していてわからなかった単語や事柄を調べる
・多読
・自分で作成したポイント集を読む
・Cで音声入力したものを仕上げる
・SNSをする(勉強の一環として)

ここまでくると、当たり前のようにされている方も多いかと思うので、書くまでもないかもしれません。

■A 椅子に座ってじっくり机に向かうことができるとき:家族が起きる前、昼休み(会議室にこもる)

これも書くまでもないかもしれませんが、ここで私が気を付けて取り組んでいることのひとつは、
Aの状態でしかできない、B~Dのしこみです。

たとえば、
・1週間の勉強の方法と実績を振り返ってみる、改善すべき点を見つける
・進捗確認テストをしてみる
・電車の中で読めるようなポイント集を作る
・ルーティンを組みなおす
・テキストを分解して持ち運びしやすいようにする
・音声データを作成する
などです。

あとはオンライン英会話やWeb講義など一人の空間でしかできないこともはずせません。




以上、すきま時間をかき集めて勉強する場合の、勉強方法ネタを書きました。

次回はこれをルーティンにしていくまでを書きたいと思います。


★実際の当時の平日ルーティンはこちら

 すきま学習2h×未満児母×フルタイム勤務の平日ルーティン

★私が受けた英語コーチング「プログリット」についてはこちらに書いています(外部ページ)

■フルタイムワーママの勉強習慣シリーズ

 ①勉強をする目的を明らかにしておく
 ②勉強する時間を確保する
⇒③状況にあった勉強方法を定める【今回】
 ④ルーティンをとにかく回す
 ⑤学習スピードを維持する


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