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【反省会】育児中社員と上司の1on1MTGを振り返る:本当に伝えたかったことは

私は3歳児を育てながら会社員をしていますが、先日久しぶりに上司と1on1のミーティングをして、上手く伝わらなかったことなどを振り返ります。

面談の目的は、①キャリアプランのすり合わせと会社への要望等の聞き取り ②設定した目標に対する到達度の確認 でした。

あえてこれをnoteに書く理由は、1時間喋り倒した割に相手に伝わったという感覚があまりなかったからです。
この出来事を振り返ることで、私と同じような状態にある会社員、またはその所属会社や上司に役立つかもしれないと思いました。

ただ、書けば書くほど、育児とは関係なく、会社勤めに向いていない気が。

面談後に考えたことはこちら↓

1.上司に伝わらなかったこと

(1)ライフ・シフトの考え方

・その人のライフステージにより、生活の中での仕事のシェアはあがったりさがったりする。
・それは子育て中の母親に限らず、父親も同じ。
・夫婦においても、妻が仕事のシェアをさげるときもあれば、逆に夫が仕事のシェアをさげて妻があげるときもあるはず。
・現状、我が家ではどちらかが仕事のシェアを落とさなくては立ち行かない状況にある。
・そのため、融通がききやすい環境にいる妻の方がシェアを落とす、という結果になる。
・どちらの環境が融通がききやすいかで決まるのは、健全でないように思う。
・本来は、それぞれがキャリアのどのステージにいるかなど、中長期的目線で話し合って決めるものではないか。
・そしてこれは子育て期に限った話ではなく、自らの健康や親の介護など、様々な状況が考えうる。
・ついては子育て中の妻に限らず、それぞれの個人の状況に合わせて仕事の負荷を選択できるようでなければいけないのでは。

(2)家庭マネジメントの負担感

・家事育児がしんどいのは、「作業」がしんどいからではなく、結果に対する責任があるから。
・保育園に迎えに行けない、は許されない。迎えに行けないならば、誰かを手配しないといけない。
・家事もしないという選択をするのであれば、自らその仕組みを構築し、管理しなくてはならない。
・それが私にとってものすごく重たい。

(3)エネルギー配分の重要性

・これまで幾度となく伝えているように、私は内向的な人間である。
・その特性として、対人コミュニケーションに人よりも多くのエネルギーを費やすというものがある。
・自分の子どもとのコミュニケーションも例外ではない。
・そのため、夜育児のエネルギー消費も甚だしい。
・ついては毎日その分のエネルギーを温存しておかなくてはならない。仕事に使い切っている場合ではないのだ。

(4)休息の必要性と休息をとることの難しさ

・仕事では、与えられた作業を単にこなすのではなく、価値を付加することが求められる。
・また、価値を付加するためにはある程度の時間をインプットと思考(=休息)に充てる必要がある。
・しかし、現状、有休をとることでしかその時間は作れない。
・なぜならば、出勤前、退勤後、休日は育児に追われ、それどころではない。
・かといって、業務時間中は定型業務やスピードのはやい業務に追われ、思考することすらままならない。
・ついては、仕事の時間を減らして無理やり休息時間を作るしかない。

2.振り返り

(1)上司からどういう一言が欲しかったか

・業務負荷を下げよう。
・短期的な業務や定期的な業務のボリュームのシェアを減らし、中長期的な業務のシェアを増やせるよう、事務アシスタントをつけるなど、体制を検討しよう。

(2)上司は何を知りたかったか

・どうすれば私が高パフォーマンスで働くか
・どうすれば組織運営が円滑にいくか(上司は私に課題発見特性・潤滑油特性を評価しており、部の運営でもその機能を果たすことを期待している)
・なぜ活躍の場を与えているのに、私は自ら活躍しようとしないのか

(3)人事にどう動いてもらいたかったか

・拘束時間をより短くする方法(リモートワーク、業務委託への切替)
・育児の体制作りに対する補助(出張時のベビーシッター、病児保育)
・人事評価抜きで話を聞いてもらいたい。一緒に何が課題でどうすればいいかを一緒に考えてもらいたい。

(4)人事は何を知りたいか

・会社に何が足りないのか

3.こう伝えれば良かった?

(1)対上司

・そのうち仕事を優先できる日も来るとは思うが、今は安全に定時にあがれることが第1優先。
・また内向的な私にとって、情報収集や思考の時間の確保が業務成果のカギ。
・ついては、業務の内容とボリュームの調整が必要。
・例えば、時間の融通が利きやすい中長期的な業務に注力するなど。
・今障害になっているのは、事務スタッフ退職に伴う事務負担増や定例mtgなどの定型業務、期中業務などのスピードのはやい業務。
・定例mtgの内容組み替えなどは具体的に検討を行うが、事務負担軽減など短期的な業務を負担するような人員配置をお願いできないか。

(2)対会社

・安心して働くためには融通の聞く職場環境と育児体制の組み合わせでの対応が必要。
・そのためには普段からベビーシッターにお願いして慣らす必要があり、せめて緊急時のベビーシッター補助や病児保育補助があると助かる。
・育休中よりも、仕事復帰後が大変であり、男性社員も育児を負担できるよう融通の利く働き方か選択できるような対応(人事評価制度)が必要。

4.おわりに

人事評価上の目標設定のタイミング、その評価のタイミング、年末のキャリアプランの聞き取り、と年に3回こういうタイミングがあります。
その度に「伝わらなかった」とがっかりしてきました。
定期的にコーチングを受けはじめて、事前のセッションで伝えることを整理するようになったのですが、伝えることを整理すればするほど「伝わらなかった」という気持ちが強くなってしまいました。
「私の伝える力が足らなかったのだ」 という悔しい気持ちと「伝わらなかった」という悲しい気持ちでいっぱいです。
しかし、こうやって振り返って「伝えたかったこと」を改めて言語化しておくことで、次の機会ではもっと上手く伝えられるのではないかと思います。「伝える力」を洗練しておきたいです、

今回は自分が伝えることにフォーカスしましたが、アサーティブコミュニケーションの観点あら「上司や会社の考え方を知ろうという姿勢」が足らなかった、ということも反省しています。
また時間を作って、どのタイミングでどういうことを聞けばよかったかも振り返ります。

お読みいただきありがとうございました。

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