おかぐちや源太

優しい仲間に手を引かれnoteは4年目。不器用な中年男。言葉はできるだけ穏やかに優しく…

おかぐちや源太

優しい仲間に手を引かれnoteは4年目。不器用な中年男。言葉はできるだけ穏やかに優しくありたい。毎週土曜夜、スタエフでしゃべってます。https://stand.fm/channels/635ddc11b4418c968d4fbe42

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記事一覧

固定された記事

E1:午前5時の「お揚げさん」

(2022年4月追記:僕の「おかぐちや」は、この店の屋号から、とりました) 祖父母の家は豆腐屋だった。 2人とも彼岸に旅立ってしまったので、当然店はもうない。 豆腐屋…

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E160:旧ってどうなの?

【連続投稿77日目】 🎵京都にいるときゃ、忍と呼ばれたのー あ、すみません。49年前の曲です。 いつまで旧〜、元〜って言うのかなぁ。 旧・Twitter、旧・ジャニーズ…。…

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E159: お前もオムライスにしてやろうか?

【連続投稿76日目】 「お待たせしました。オムライスになります」 「なんだと?ぐへへ、お前もオムライスにしてやろうか?」 「きゃー、お客様!落ち着いてください!オ…

E158: 師匠、兄弟子、弟弟子

【連続投稿 75日目】 枝雀「あれ? 師匠、師匠!」 米朝「なんや、急に大きい声で、お前さん…」 枝雀「いや、えらいすんまへん、せやかて師匠、あれ、向こうから歩い…

E157: 天王寺の変

【連続投稿 74日目】 大阪に「天王寺」という地名がある。 栄えている場所(地名)として考えるなら、梅田、難波に次ぐ3つ目くらいで名前があがってくる場所。 ただ、関西…

E156: イントロから異変が

【連続投稿 73日目】 ただいま、年数回ある繁忙期に突入中である。 にもかかわらず、毎日投稿継続中である。 途切れたら……まぁ、その時はその時だ。 スタエフの友人…

E155: 堂々としてるように見せかけてる

【連続投稿 72日目】 1月から始めると宣言したスタエフは 昨日の放送を入れて 特番3回、ゲリラライブ2回、レギュラー23回。 正直なところ、 こんなに続けると思ってい…

E154: 平成元年の日の丸弁当

【連続投稿 71日目】 「わかったの?」 「………。」 「だから、わかったのって聞いてるの!」 「………。」 私の母は、(本人曰く)とても素直に育ったらしい。 親に反…

E153: 料理が得意、という誤解

【あ、危なかった…連続投稿70日目】 皆さんへのお返事コメントを書いていたら、ふと気づいたら23時を回っていました。💦 わわわ、今日も書かねば! (あ、決して義務感で…

E152: 仮想ランナーズハイ

【連続投稿2 +66 +1 = 69日目】 昨日のライラン完走御礼記事にコメントくださった方々、ありがとうございました。 ゆっくりお返事を書きますので、しばしお時間をくださ…

E151: すごく楽しい66日間でした

私は元来、ものが続かない人間で、毎日何かをするということが苦手なのです。 その根本的な原因は「すぐ飽きる」ということ。 日記、習い事、ダイエット…。 基本的に続…

E150: 妄想上は、あの人の弟

昨日の記事もそうだったけれど、私は小さい頃から四六時中勝手なストーリーを頭の中で作って、1人で楽しんでいるような子だった。 しかし、私は、自分が勝手に妄想や空想…

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E149: お月謝トンネル

あれ? 月謝袋がないよ! 45年以上前の 習い事でのお話。僕は小学1年くらい? 毎月会員証の横に置かれている、「月謝袋」がその月からなくなっていた。 (これは、もし…

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E148:(〜ハラしてる)と誤解されないかハラハラしてる

この仕事を始めて、まだ2年目の新人だった頃。 こっちとしてはどうしようもないトラブルを、当時の上司に報告していた時のこと。 「大丈夫だよ。よくがんばったね。源太く…

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E147: あなたいったい何の勧誘ですか?

学生時代のほんのささやかな贅沢。 新宿西口の小田急百貨店内にあった三省堂書店で、お気に入りの本をゆっくり選んで、何冊か買う。 そのあとエレベーターで下に降りて、…

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E146: いつもおんなじこと言う

「え? もう5月も終わり? この間年が明けたと思ったのに、もう5ヶ月も過ぎちゃった。早いね」 こういう感じの会話。笑 大人たちがよくこういう類の話をよくしていたけ…

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固定された記事

E1:午前5時の「お揚げさん」

(2022年4月追記:僕の「おかぐちや」は、この店の屋号から、とりました) 祖父母の家は豆腐屋だった。 2人とも彼岸に旅立ってしまったので、当然店はもうない。 豆腐屋の朝はとても早い。 近くにあった「国鉄」の踏切でさえ、まだ眠っている、 そんな時刻に祖父母はお店を開けた。 小学生の頃、泊まりに行くと、僕は決まって5時ごろ目を覚ました。 普段はそんなに早起きではないのに、 祖父母の家に行くと自然と目が覚めてしまう。 朝5時……僕にとってはとんでもなく早起きだが、 祖父母

E160:旧ってどうなの?

【連続投稿77日目】 🎵京都にいるときゃ、忍と呼ばれたのー あ、すみません。49年前の曲です。 いつまで旧〜、元〜って言うのかなぁ。 旧・Twitter、旧・ジャニーズ…。 新しい名前を定着させるのって 難しいね。 新しい名前を、定着させたい(定着させなきゃいけない)ものもあるのに、なかなかうまくいかない。 元夫、元嫁、元カノ、元カレ… これはある程度、仕方ないとしても、 元・成宮寛貴 元・ほっしゃん に至っては、ご本人たちどう思っているんだろう… 年数が経

E159: お前もオムライスにしてやろうか?

【連続投稿76日目】 「お待たせしました。オムライスになります」 「なんだと?ぐへへ、お前もオムライスにしてやろうか?」 「きゃー、お客様!落ち着いてください!オムライスになります…」 あ、すみません。妄想です。 実際には「ありがとうございます」と言っただけですから。笑 「1000円からお預かりします」 「こちらでよろしかったでしょうか」 おじさんからすると 「なんか、ヘンなのー」 と、思いつつも、 世の中の言葉は、日々刻々と変わっていくので、 それも興味を持

E158: 師匠、兄弟子、弟弟子

【連続投稿 75日目】 枝雀「あれ? 師匠、師匠!」 米朝「なんや、急に大きい声で、お前さん…」 枝雀「いや、えらいすんまへん、せやかて師匠、あれ、向こうから歩いてくるの、ざこばくんでっせ!」 米朝「おお、ホンマや!アイツも、そない慌てて来んでええのになぁ。あ、こっち気づきよった。おいおい……ほら見てみてみぃ、もう泣いとるで、あの男……おーい、こっちや!こっち!」 ざこば「うう、うう、うう、師匠おぉ、お兄さん、ご無沙……うう、うう」 米朝「お前も相変わらずやなぁ。

E157: 天王寺の変

【連続投稿 74日目】 大阪に「天王寺」という地名がある。 栄えている場所(地名)として考えるなら、梅田、難波に次ぐ3つ目くらいで名前があがってくる場所。 ただ、関西人以外は、それほど知名度がないのもわかる。 梅田、難波、天王寺……と地下鉄で進んでいくと 新大阪からは離れていくから。 「天王寺」知らないの? などとは思わない。知らなくても、土地勘がなくても、当たり前だと思っている。 知らないなら知らないで、 それは構わないから、せめて…。 こちらに合わせて欲しいものが

E156: イントロから異変が

【連続投稿 73日目】 ただいま、年数回ある繁忙期に突入中である。 にもかかわらず、毎日投稿継続中である。 途切れたら……まぁ、その時はその時だ。 スタエフの友人達が楽しそうなことやってるなぁ、 とは思っているけれど、 残念ながら行けずじまいである。 今は多分、疲れているのだと思う。 ツレが見ていたYouTubeから 山口百恵の『秋桜』が流れてくる。 ああ、やっぱりいい歌だな。 しみじみそう思う。 疲れているから? イントロから危なかったが ワンコーラス終わっ

E155: 堂々としてるように見せかけてる

【連続投稿 72日目】 1月から始めると宣言したスタエフは 昨日の放送を入れて 特番3回、ゲリラライブ2回、レギュラー23回。 正直なところ、 こんなに続けると思っていなかったのである。 当初は 「3ヶ月ぐらいできればそれでいいかなぁ」と思っていた。それがもう、倍の半年が近づいている。 今や誰も信じてくれないが、 本当の私は、寝込みそうなほど「緊張しい」なのである。 自分の番組も、何回やろうがものすごく緊張する。まあ、自分の番組は、自分のタイミングでボタンを押せばい

E154: 平成元年の日の丸弁当

【連続投稿 71日目】 「わかったの?」 「………。」 「だから、わかったのって聞いてるの!」 「………。」 私の母は、(本人曰く)とても素直に育ったらしい。 親に反抗するなど、もってのほかで、   そういう母からすると、 納得しないことがあると、しっかり不満を言う私が まったく理解できなかったらしい。 最終的に「わかったの?」と言われ 納得してないから こちらは全く返事をしなくなってしまう。 まぁ、なんともめんどくさい子供であった…。 そんな親子の冷戦状態が続

E153: 料理が得意、という誤解

【あ、危なかった…連続投稿70日目】 皆さんへのお返事コメントを書いていたら、ふと気づいたら23時を回っていました。💦 わわわ、今日も書かねば! (あ、決して義務感ではありません)笑 書いたお返事コメントは、後でアップしていきますので、お許しください。 ………… 以前、後輩と話していて、びっくりしたことがあります。 「源太さん、お料理がお得意なんでしょう?」 「いいえ!」 「え?でも〇〇さんがそうおっしゃってましたよ」 「そんなこと、一言も言ってないよ!」

E152: 仮想ランナーズハイ

【連続投稿2 +66 +1 = 69日目】 昨日のライラン完走御礼記事にコメントくださった方々、ありがとうございました。 ゆっくりお返事を書きますので、しばしお時間をください。🙏 …………… 「あれ?あの資料どこだっけ?」 と私が言うと、 「あ、私がとってきますから。源太さんはここで待っててくださいね」 若い人たちが気を利かして、席を立ち、こちらがあっという間もなく、駆け出していく…。 ……若いっていいなぁ、って、その後ろ姿をつい眺めていた。 「源太さん、なん

E151: すごく楽しい66日間でした

私は元来、ものが続かない人間で、毎日何かをするということが苦手なのです。 その根本的な原因は「すぐ飽きる」ということ。 日記、習い事、ダイエット…。 基本的に続いたためしがありません。 意志も弱いのだと思います。 そんな私が、唯一飽きずに楽しくできること。 それは「文章を書く」ことでした。 文章を書いているときは、楽しんでいる自分がいます。ただ、自分の文章に納得をして、ゴーサインを出すまで、本来はものすごく時間をかけるのです。 noteにしても、記事を立ち上げてか

E150: 妄想上は、あの人の弟

昨日の記事もそうだったけれど、私は小さい頃から四六時中勝手なストーリーを頭の中で作って、1人で楽しんでいるような子だった。 しかし、私は、自分が勝手に妄想や空想(ストーリー)を繰り広げていることに対して、あまり積極的には語ってこなかった。 こんな話をしたところで、周りの人はドン引きするかもしれないし、ドン引きまで行かなくても、「ちょっと変わった人だな」と感じて、距離を置かれるのではないかと恐れていたからである。 ところが、去年の夏、スタエフで、妄想の片鱗を出してしまって

E149: お月謝トンネル

あれ? 月謝袋がないよ! 45年以上前の 習い事でのお話。僕は小学1年くらい? 毎月会員証の横に置かれている、「月謝袋」がその月からなくなっていた。 (これは、もしや…) 源「ねー、来週から、もう習い事やめてええの?」 家に帰るなり、僕はちょっとした期待を込めて母にそう尋ねた。目の前にある事実を、都合の良いように考える。それが子どもである。 母「え?なんで、急にそんなこと言うの?」 母はキョトンとしている。 源「だって、月謝袋がなくなってたから…」 僕は、前のめり

E148:(〜ハラしてる)と誤解されないかハラハラしてる

この仕事を始めて、まだ2年目の新人だった頃。 こっちとしてはどうしようもないトラブルを、当時の上司に報告していた時のこと。 「大丈夫だよ。よくがんばったね。源太くんは何も悪くない。本当に1ミリも悪くない。もっと仕事に自信を持っていいんだよ」 当時の上司の言葉が、あまりにも優しくて、かけられた言葉があまりにも予想外で、カッコ悪いことに、その場でボロボロ泣いてしまった。 本当は叫び出したいほどだったのに、無理に笑顔を作って耐えていたら、急にそんなことを言われて。涙腺が崩壊し

E147: あなたいったい何の勧誘ですか?

学生時代のほんのささやかな贅沢。 新宿西口の小田急百貨店内にあった三省堂書店で、お気に入りの本をゆっくり選んで、何冊か買う。 そのあとエレベーターで下に降りて、地下街(小田急エース)に行く。 小田急エースに入ったら、そこの立ち食い蕎麦屋で、かき揚げそばにゆで卵を入れてもらってかき込む。 今度はソフトクリーム屋さんに移動して、ゆっくり2段重ねのソフトクリームに舌鼓。 最後に「お菓子の太子堂」で、芋けんぴとジャムサンドクッキーを買い込んで、幸せな気分で、 地上に上がっ

E146: いつもおんなじこと言う

「え? もう5月も終わり? この間年が明けたと思ったのに、もう5ヶ月も過ぎちゃった。早いね」 こういう感じの会話。笑 大人たちがよくこういう類の話をよくしていたけれど、 小さい頃や、若い頃は、 (そんなにあっという間に過ぎるわけねーだろ!) (この人たち、また同じような話してるよ…) (何回同じ会話すれば気が済むんだろう?) あの頃は、少し冷ややかに 呆れるような、不思議な思いで聞いていた。 さて、そんな私が 大人になり、おじさんになり… あんなに冷ややかに、不