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E152: 仮想ランナーズハイ
【連続投稿2 +66 +1 = 69日目】
昨日のライラン完走御礼記事にコメントくださった方々、ありがとうございました。
ゆっくりお返事を書きますので、しばしお時間をください。🙏
……………
「あれ?あの資料どこだっけ?」
と私が言うと、
「あ、私がとってきますから。源太さんはここで待っててくださいね」
若い人たちが気を利かして、席を立ち、こちらがあっという間もなく、駆け出していく…。
……若いっていいなぁ、って、その後ろ姿をつい眺めていた。
「源太さん、なんで、そんなに遠い目をしてらっしゃるんですか」
ぼけ〜としていたら、急に横から声がして、びっくりした。改めて言われると、恥ずかしくなってしまう。
何かいいなぁー、と思ってほほえましく眺めていただけなのだが、まるで縁側に座っているご隠居みたいな顔をしていたのかもしれない。
また、ご隠居!って呼ばれそうだな。
ふつうは部屋の中であまり走っちゃいけないんだろうけど、なんだかその時は、彼らの動作があまりに機敏で若々しかったので、(俺も昔はあんなふうに走ってたのかなあ……)なんて、しみじみ考えてしまったわけである。
私は、人が走っている姿を眺めるのが好きだ。
体調の問題などもあるので、今の私には、実際のランニングとかマラソンはできない。
軽く走るくらいならできるが、それでも無理はしないようにしている。
自分が走れないから、というわけでもないけど、とくに若い人たちが颯爽と走っているのを見たりすると、なんだかポカーンと眺めてしまうのだ。
走る姿を、走る背中を
特別な思いで眺めてしまう自分がいる。
だからねぇ……。
ふだん、あまり走れない私にとって、
「ライティング・ランニング」というネーミングは、格別なものだった。
まるでみんなと、風を切って走っているような感覚でいられた。
もちろん文章を書く楽しみもあったけれど、みんなとランニングをしている、そんな疑似体験ができたことも、私のモチベーションにつながっていた。
このランニングは、なんだか心地良よい。
昨日、ゴールしてしまったけれど、
もうしばらく、優雅に、気の向くまま
走ってみようと思っている…。
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