秀吉が見た「花の雨」
【御礼】#古典がすき 応募作品の中で、「西行が見た「花の雨」」が先週特にスキを集めました!とのことでした。
豊臣秀吉は、文禄三年二月二十七日(新暦四月十七日)から五日間にわたって、吉野山で花見を開催しました。
文禄三年二月二十九日(新暦四月十九日)、雨が降り続く三日目、世に「文禄三年吉野山御会御歌」とよばれる歌会で、秀吉が詠んだとされる歌
この「ながめにあかじ」は「眺めに飽かじ」と「長雨に明かじ」の掛詞なのでしょうか。
この日は、秀吉の苛立ちもピークに達していると思われますが、これが本当に本人がこの日に詠んだ歌だとしたら、結構、冷静に雨を詠み込んでいるのではないでしょうか。
奈良県立図書情報館 さんの記事に、江戸、明治期に出版された吉野山の桜の絵図や、吉野山の定点カメラの動画があります。雨の吉野山もすこし映されています。お薦めです。
(岡田 耕)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?