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教育や子育ての「なんで?」を、笑い飛ばしたくなったら〜平熱さんの本紹介〜

こんにちは めめ です!

以前の 本紹介の記事に 沢山の \スキ/ をありがとうございました

今回も読んでみてよかった本を、紹介してみようと思う

特別支援学校の平熱先生とは?

X(旧ツイッター)で 毎日更新をされている
特別支援学校の教員である 平熱さんをご存じだろうか?

障害をもつ子どもたちが通う「特別支援学校」で10年ほど働かれている教員の方である。

教員という 固い肩書とは裏腹に
ふっと肩の力が抜けるような つぶやきを
毎日フォロワーに届けていて
「この先生 めっちゃ素敵!!」と思っている

フォローのきっかけとなった ツイートはこれ!

「箸がついていませんように」って... (笑)

社会や、子育て、教育に関する モヤモヤや「なんでやねん?」を
「ここ変よ?」と ズバッと指摘しつつも
さりげなく 笑いの要素を 添えてくれるところが
爽快で 愉快な気持ちになるのだ

つい一生懸命になってしまう
真面目なお母さんほど ぜひフォローして欲しい
自分も子どもも 最高じゃない?と思えるから

今回 紹介する本は、コレ!

平熱先生の 2冊目の本
【「ここ塗ってね」と画用紙を指さしたわたしの指を丁寧に塗りたくってくれる特別支援学校って最高じゃない?】

である

タイトル 長~っ!
決して 覚えらえないけど

ただ伝わってくるのは 
特別支援学校って カワイイ子いっぱいだな~ ってのと
それをめっちゃ楽しんでる 平熱先生の姿である

わが家にはちょうど 発達障害のある子がいるので
その保護者へ向けた 平熱先生の優しい言葉に 心が温まる部分も沢山あった

だがしかし 障害あるなしは 関係なく 
誰が読んでも ほっこりする本だとおすすめしたい

妻の私が 発達障害関係の本ばかり読むので
「特別支援」というタイトルに 及び腰だった夫にも 読んでごらんよと渡してみると
平熱先生の ユニークな書きっぷりに まんまとハマり 
笑いながら どんどん読み進めていたほどだ

平熱先生の名台詞は、コレ!

特別支援教育は 全人類に有効です

出典:飛鳥新社出版 平熱著
「ここ塗ってね」と画用紙を指さした私の指を丁寧に塗りたくってくれる特別支援学校って最高じゃない?6頁

つまるところ
障害のある人も 暮らしやすい世の中にするってことは
結局は 全人類にとっても ハッピーな世の中ってわけ!

何度も楽しめる「この本の読み方」

本の構成は...
左ページに「Xから引用した 平熱先生のツイート」が掲載されており
右ページには「そのツイートの対しての 平熱先生の解説」が付いている

ハッ!とさせられ しかもクスッと笑える言葉が散りばめられているので
個人的には 「日めくりカレンダー」として
販売して欲しいと 切望している(笑)

1日のはじめや終わりに なにげなく読みたい時は
左ページだけ読んでもいいと思う

じっくり 平熱ワールドに浸りたいときは
右ページも合わせて 読むと良い

どのページも 大好きなのだが
今回は とくに良かった!と思う箇所を紹介するので
もっと知りたくなったら ぜひ本を手に取り 
\胸アツ/になっていただきたい!


ここからは 
本を引用しながら 紹介していく!

「自己肯定感」とは?

自己肯定感は
伸ばさなくても つぶされなければ 伸びるのよ。

このむつかしい話 わかる?

出典:飛鳥新社出版 平熱著
「ここ塗ってね」と画用紙を指さした私の指を丁寧に塗りたくってくれる特別支援学校って最高じゃない?
8頁

5歳の次男を 見たら 明らかだが
子どもは 年齢が小さければ小さいほど
自分の世界が全てで 自分の好きに夢中なわけで
長男にも 水や栄養をいっぱい与えて 
そのまま伸ばしていったら 良かったんだなぁ〜
今現在は 長男のそのまんまを 絶賛尊重中であります

なんでもOKにしちゃう「魔法の呪文」

特別支援学校で子どもの予測不能な行動に
テンパったときに唱える呪文を教えておくね。
「それはそれであり」

出典:飛鳥新社出版 平熱著
「ここ塗ってね」と画用紙を指さした私の指を丁寧に塗りたくってくれる特別支援学校って最高じゃない?
22頁

(子どもは 大人の思い通りには いかないわけで)
苦労して 回転寿司屋に連れて行ったのに 
子どもは お寿司には一口も口をつけず
デザートで満腹になった様子・・・
さぁ唱えよう
\それはそれであり/

こっちが好きなだけなんだ!

仕事が嫌なわけじゃなく、休みの方が好きなだけ。
学校が嫌なわけじゃなく、自宅の方が好きなだけ。
先生が嫌なわけじゃなく、家族の方が好きなだけ。
授業が嫌なわけじゃなく、遊びの方が好きなだけ。

おはようございます。
あっちが嫌なわけじゃなく、こっちが好きなだけなんだ。

出典:飛鳥新社出版 平熱著
「ここ塗ってね」と画用紙を指さした私の指を丁寧に塗りたくってくれる特別支援学校って最高じゃない?
96頁

そっか! ゼロヒャクじゃないのかもしれない
学校に行かなくなったけど 学校の全部が 嫌いだったわけじゃない
学校よりも 家の方が好きだっただけかもね

長男は自分の「好き」をちゃんと分かってる

人生は「幸福の追求」でしょ

たとえば「ふりかけがないと白米が食べられない」子どもに
「他の子だってないんだから 我慢してそのまま食べなさい!」と指導するパターンてめちゃくちゃ多いと思うけど、
これって「幸福の追求」からは程遠いよね。
「ふりかけ使おうぜ!あなたは食べるラー油⁉美味しそう!」の方が楽しくない?

出典:飛鳥新社出版 平熱著「ここ塗ってね」と画用紙を指さした私の指を丁寧に塗りたくってくれる特別支援学校って最高じゃない?126頁

本当にその通り
偏食の次男は 幼稚園に弁当を持参しているのだが
「ご飯食べられないから ふりかけが欲しい」と持参したが 
「みんなも 欲しいとなってしまうので…」と断られた事がある 

正論はどこか そっと置いておいてさ・・・ 
ふりかけは そうなの白米を食べられる 魔法の粉なの!
結果的に 白米を食べてるんだから
そういう 「魔法みたいなアイテム」は 堂々と使った方がいい!

「ソロ活」できるって最高じゃない?

特別支援学校の 保護者ニーズで多いのが、
「友達と一緒に 仲良くあそんでほしい」
言いたいことも 気持ちもわかるし、大切なこと。
でも「友達とあそぶ」は 
「ひとりであそぶ」より上でも なんでもない。
大事なのは 自分にとって ベストなあそび方を 
自分自身が知り まわりがそれを尊重できること。

出典:飛鳥新社出版 平熱著「ここ塗ってね」と画用紙を指さした私の指を丁寧に塗りたくってくれる特別支援学校って最高じゃない?140頁

不登校の長男を見て
「友達と仲良くあそんでくれたらな」と 思ってしまうけど
見方を変えたら 
ひとりでの 楽しみ方を誰よりも極めている長男って ナイスじゃね?


ここでご紹介できたのは ほんの一部

お分かりだろうが 
平熱先生はこれまで出会った先生と じぇんじぇん違う!

「こうあるべき」を説く先生ではなく
子どもも大人も フラットな立場でいいんだよ?
そして
もっと ゆるっと生きてもいいんじゃない?と思わせてくれる

「親」や「先生」であろうとすると
ついつい 正論で武装して ちゃんと教えなきゃなんて思うけど

人生なんて そんな事ばかりじゃないわけで

大人だって 楽な方を選んだり ズルしたりするわけで
そんなことも 楽しくあったりまえに 子どもに伝えていこうよ!と思えた本でした

これを読んで 少しでも心が軽くなった方!
本一冊読んだら きっと飛べます!

では、また!

2024.6.17 内容一部修正しました

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