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H S Pを言い訳にしない

H S P(ハイリーセンシティブパーソン)という概念が広がってしばらく経つが、あくまでも病名ではない。

気質の話だ。

HSPの人は個人的に診断のつかない発達障害だと思っているが、おそらくH S Pは日本人だとかなりの人に当てはまると思う。
ただ、その幅はかなりの個人差がある。周りの配慮が必要な人も当然いると思う。

『私はH S Pです』

という言葉は、相手に対して

『私はH S Pで敏感だから気を遣え』

と言われているように感じる人もいると思う。

というか、本当のH S Pの人は、H S Pだと周りに伝えることで周りに気を遣わせることになることを配慮して言わないのでは、、、とも思う。

実際にH S Pであることを印籠のように使う人もいると思う。
H S Pを理由に様々な嫌な事から逃げることも出来るし、周りに気を遣ってもらえる。
その環境に甘えてどんどん世界、経験の幅が狭まる。

H S Pという気質、才能をマイナスの方に使ってしまうのはあまりにもったいない。

H S Pの気質、才能を最大限に生かしていく為にはH S Pの気質から生まれるマイナス部分をできる範囲で減らしていくことも大切になると個人的に考えている。

睡眠、運動、食事  

この3つはH S P気質を最大限生かす為、マイナス要因を減らす為に大切になってくる要だと思う。

まず睡眠。
H S Pの人は日中生活している際に様々な情報を拾ってしまう。
視覚から入る情報、耳から入る情報、肌から入る情報など様々な情報を拾い集めてしまう。相手の感情にも敏感で感情も拾ってしまう。
これでは情報過多で脳は疲弊してしまう。

その為、睡眠で回復することが大切になるが、いかんせん眠りが浅い。
眠りが浅いのできちんと回復していないまま次の日を迎える。

そのため、深く眠れる環境を整えることが非常に大切になってくる。
最低でも寝る1時間前にはスマホでネットサーフィンなどしない。ブルーライトは脳を覚醒させてしまい目が覚めてしまう。
カフェインも15時以降摂取しないようにする。
カフェインの刺激に対する耐性も人によってバラバラな為、午前中にコーヒーを飲んだとしても夜眠れない人もいる。
私の場合は、カフェインを摂取すると脇汗が止まらなくなりテンションが一時的にガッと上がる。交感神経が相当刺激される。ただ、毎日摂取しているとだんだんとカフェインに対して鈍くなりあまり変化はなくなる。
自分の体をよく観察し、自分のことをよく知る必要がある。

お風呂に入る際も湯船によく浸かり体を温める。出来ることならお風呂上がりにストレッチをして体をほぐすことも良い。
個人的には筋膜をほぐしていくのは効果的だ。


また、湯船に浸かる際にエプソムソルトを入れるのも効果的だ。私も毎日エプソムソルトを使っている。


エプソムソルトという名前だが塩ではない。マグネシウムだ。
マグネシウムは経口より経皮吸収の方が効率がいい。
皮膚からマグネシウムを吸収することで筋肉も緩みやすくなり、体も温まる。
マグネシウムは栄養面でも非常に大切なものだ。
エプソムソルトを使うときは10~20分は湯舟に浸かりマグネシウムの吸収を促す。20分以上は浸からないようにする。

また、塗るタイプのマグネシウムもある。
高価なものなので毎日使っていると家計を圧迫することもあると思うが週に数回使うだけでも良い。私は筋トレを行った日にのみ使っている。


また、タンパク質も非常に大切になる。
女性などは特にタンパク質の摂取は意識して行わないと必要量に満たないことが多いと思う。脳内物質のセロトニンの分泌を促す為、意識して取りたい。
目安としては1日に60gほど摂取したいが体格にもよる。
難しい場合はプロテインに頼るのも手だ。
私は週に4日ほどプロテインの摂取を行っている。


同時にビタミンB類も摂取したい。
ビタミンB類とタンパク質を同時に摂取することでセロトニンが効率よく分泌される。


ビタミンCも脳の炎症を抑えるには大切なもので毎日摂取できることが理想的だと思っている。
私の場合は1日に6グラムと多めに摂取しているが、私の場合おそらく他人と同じものを摂取していても吸収力が弱い為、多めに摂取する必要がある。

体がだるくなったり、疲れたりするのは体自体が疲れていることはほぼない。脳が炎症を起こしている時に疲れを感じる。
脳の炎症を沈めれば変なだるさや疲れは感じにくくなる。
セイロンシナモンも脳の炎症を抑えるのに役立つ。



極力毎日運動して太陽の光を浴びる。
これもセロトニンを分泌させるのに大切だ。
無料で太陽を浴びることができるので使わない手はない。


ウォーキングなどの軽い運動でも良いのでできる範囲で継続して運動を行うことが心身の健康に直結する。

できれば、筋トレなども行った方が良いと思うが人によって事情は違うのでそれぞれの体力や環境によって出来ることを行えばいいと思う。

筋トレは成長ホルモンなどの若返りホルモンも分泌するのでアンチエイジングにも良い。
また、物理的に体が引き締まるので自信もついてくる。私は体の強さ、体力と自信はほぼほぼイコールだと思っている。体を自分の遺伝子内の最大限強くしようと考えている。

食事も、極力糖質、グルテンなどは控えめにする、そしてタンパク質を多めに摂取する。
糖質摂るとブドウ糖が脳に運ばれ終末糖化産物(AGE)が産まれる。これによって脳内で活性酸素の消去能力が下がり脳内で炎症が起きる。
そして心身に不調が現れるという仕組みだ。

・炎症を極力抑える。
・定期的に運動する。できれば筋トレなど多少負荷のあるものも行う。
・栄養を満たす。難しい場合はプロテインやサプリに頼ることも視野に入れる。
・ぐっすり眠れる環境づくりを行う。

これができればHSPのマイナス面は極力抑えることができる。
そして、HSPのプラス面を人生で大いに発揮し自信をもって楽しむ基礎を作ることができる。

まずは体だ。
一度きりの人生を思いっきり楽しんでほしい。


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