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【経営者必読】GW中に読んでおきたいビジネス書3選

OGSシニアコンサルタントの深石です。

今回、経営者の方や管理者の方に、ぜひ読んでいただきたいお勧め書籍を3冊ピックアップしました。

この3冊の書籍では、組織を経営していく上で本質的な、根幹となる部分、普遍的なことを扱っているため、どんな時代にも変わらない学びがあります。

なぜ今これらの本をお勧めするのか?お勧めするポイント、その理由を詳しくお伝えします。

ぜひゴールデンウィーク中に読んでみてください。

書籍紹介①『ビジョナリーカンパニー 時代を超える生存の原則』

『ビジョナリーカンパニー』は、何度かご紹介している、本当におすすめの1冊です。このシリーズはどれも素晴らしいのですが、今回は特に「時代を超える生存の原則」をご紹介します。

経営者必読のビジネス書①『ビジョナリーカンパニー』

チーム意識をもち、成果を出していくのに必要な要素とはなんでしょうか?
それは、「ミッション・ビジョン・バリュー」です。
経営理念、ビジョン、目的を、各メンバーが意識して有機的につながっている状態が非常に重要だとOGSでは考えています。

経営理念とは?ミッション・ビジョン・バリュー

現在のように「テレワーク」や「リモートワーク」が広まり、遠隔での仕事が増えている状況では、会社や組織としての意識が希薄になりがちです。

そのような場合でも、チームで働いている感覚、チームの一員としての意識を持ち、チームで成果を出していくにはどうしたらいいか…。
そうした課題解決へのヒントが詰まっている本です。

『ビジョナリーカンパニー』では、基本理念や経営理念の重要性についてももちろん書かれています。
特に興味深いのは、「ビジョナリーカンパニー」を定義づけし、独自に絞り込んだ18社に共通した要素を調査しているという点です。

本書でのビジョナリーカンパニーの定義のいくつかをご紹介します。

・初の主力商品のライフサイクルを超えて繁栄している
・最高経営責任者(CEO)が世代交代している
・業界や市場で卓越した業績を残している
・50年以上企業が存続している(2001年時点)

こうして絞り込んだ18社を調査することで、なんとなく常識として捉えていることがことごとく覆されることになります。

例えば、

「ビジョナリーカンパニーには共通した正しい基本的な価値観がある」というのは正しいでしょうか?
本書での答えは、「NO」です。

また、

「ビジョナリーカンパニーは、誰にとっても素晴らしい」というのは正しいでしょうか?
これも答えは、「NO」です。

このように、本書の中で紹介されている「12の崩れた神話」を読むと、誰もが漠然と持っているような「発展していく企業とはこうではないか?」という企業像が覆されます。
まさに目からウロコです。

経営を考える上での貴重なヒントや示唆がふんだんに盛り込まれていますので、ぜひ、ご一読ください。

書籍紹介②『ザ・ゴール』

この『ザ・ゴール』という書籍も、すでに何度かご紹介している1冊です。 非常に面白い、興味深い内容となっています。

テーマを一言でいうと「生産性をあげよう」

これは永遠のテーマと言えます。

『ザ・ゴール』では「ある工場の生産性をあげる」という切り口から、生産性をあげるために重要な要素について分析しています。

チームというのは2人以上の集団です。

集団ということは繋がりがあり、かつ、ばらつきがあるということ。繋がっていて、かつ、ばらついている。
そうした集団の特性をふまえた上で、生産性の向上に非常に重要な各要素を、1つ1つ丁寧に見ていく書籍になっています。

・どこにボトルネック(仕事がうまくいかない原因)があるのか?
・そのボトルネックをどう見つけるか?
・見つけたボトルネックを解消するには?

仕事がうまくいかない原因、全体に影響する問題要因である「ボトルネック」をどのようにして改善するか、ということを扱った本です。

生産性の向上に必要な要素を理解し、現状にどのようにメスを入れ、実際どうやって生産性をあげていくか…。
このような、ビジネスの効率化に重要な要素を自らにインストールするのに大変有用な書籍になっています。

書籍紹介③『心。』

この本は、京セラ・第二電電(現・KDDI)創業者である稲盛和夫さんが書かれたものです。

・すべては自分自身の心から始まる
・壁やハードルをどうとらえるか
・苦境や苦難をどう乗り越えるか

自らのマインドセットで状況の捉え方自体を変え、現状を見直し、もっと良くしようという姿勢に関する本です。

現在もコロナ禍で、様々な壁やハードル、苦境や苦難に見舞われている経営者の方も少なくないと思います。
この機会に、ぜひこの本を読んで、自らの考え、物ごとの捉え方などを見直す機会にしていきましょう。

まとめ

今回、経営者必読の書籍3冊をご紹介しました。

①『ビジョナリーカンパニー』…経営理念や共通の価値観を見つめ直す書籍。
②『ザ・ゴール』…生産性を上げるため、ボトルネックを見つめ直す書籍。
③『心。』…苦境をどう捉えるかによって自らの考えや言動を見つめ直す書籍。

ぜひこのゴールデンウィーク中に読んでいただき、様々な観点から、より良い経営、組織運営について見直す機会にしていただければと思います。


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