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焼きいもと自己肯定感
日曜の昼間、家でだらだらしていると、焼き芋屋のコール(※個人的にそう呼んでいる)が聞こえた。
まさか。いま5月上旬だぞ…? と己の耳を疑いつつ、長年かけて身についた習性で、反射的に外に出て追いかける。
幸い、自宅のすぐ前に屋台がいた。
冬に、同じように石焼き芋コールを聞いて家を飛び出した際に、声は聞こえども姿が見えず、20分くらい近所を探し回った苦い記憶がある。
そのときは、つっかけ(死語か?)
コロナとハクウンボクと私
ここ数ヶ月、ネットを見れば、コロナ関連のネガティブニュース&巣ごもり続きで(在宅仕事okなのは助かる)、盛大にメンタルがやられた。
同居人もなく、この東京砂漠にアラサー(四捨五入してギリ)女子ひとり。
最悪、自分ひとりが部屋でコロナで野垂れ死ぬのは致し方ないが、他人様に感染させるなど、人に迷惑をかける所業は躊躇われる。
部屋の片付け&模様替えと銘打って、軽めに身辺整理などをしつつ、なぜ私の住む
領収の但し〜本屋哀歌(エレジー)〜
子供のころから、本屋が好きだった。
地方在住だったので、名の知れた大型書店は私の住む街にはなかったけれど、かわりに街の本屋が数店舗あって、放課後にそれらをハシゴするのが、学生時代の唯一にして最大の楽しみだった。月の小遣いのほとんどが書籍代に消えた。
大人になっても日々の本屋通いは続いており、好きが高じて、一時は書店にも勤務した。毎日、大量の本に囲まれてると、本そのもののありがたみは薄れてきてし