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【基礎編】ビタミンCのおはなし。 #6

からだのおはなし第6話、ビタミンCのおはなしです。自律神経失調症が原因の慢性胃腸炎やPMSに苦しんでいたときに栄養療法「藤川理論」と出会い、ゆるりと確かに回復することができました。この出来事をきっかけに、体のしくみや分子栄養学に興味を持ち、一から学びマガジンを連載させていただいています。

はじめに。

健康な体でいるために「体の材料となるタンパク質を十分摂取すること、そして生命活動に必要なエネルギーを蓄える分子、ATPを十分に作れる体になりましょう」というのが第1話、第2話のざっくりとした趣旨でした。第3話鉄(Fe)、第5話ビタミンB群、本日おはなしするビタミンCはATPがうまく作られるために必要な栄養素です。先月5月上旬からビタミンCの摂取をスタートし、一番驚いたことは、お肌の調子がグンッとよくなったこと。生理1週間前くらいから肌がゴワゴワし始め、決まった場所にニキビ(もう吹き出物って呼ぶんですね...)ができて化粧ノリが悪くなる、というのがお決まりのパターンだったのですが、そのゴワゴワ&肌荒れが6月の月経時にはなかったのです。ビタミンCの力を感じたのでした。
第1話「からだのおはなし」はこちら。

ヒトとビタミンC。

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ビタミンCの化学的名称はアスコルビン酸。血管がもろくなり歯茎や内臓から出血しやがて死に至る壊血病の研究からビタミンCは発見されました。アスコルビン酸=ascorbic acid。「a (anti) = 抗」「scorbic (scorbutic) = 壊血病の」「acid = 酸 (因子)」ということで、壊血病を防ぐ因子という意味を表しています。多くの動物は体内でビタミンCを合成できますが、ヒトは体内で合成することはできません。進化の過程でその機能を失ったというのです。わたしたちの祖先はその昔、木の上で果物を採取して暮らしていました。その豊富な果物からビタミンCを摂取することで次第に体内で合成されなくなったそうです。体内で合成が不要となった代わりに、他の代謝にエネルギーを使うことができ、進化を進めることができたとのこと。栄養と進化論が結びつくのですね。

ビタミンCの主なはたらき。

◾️代謝
胆汁酸やホルモンの材料として必要なコレステロール。血中濃度が高すぎると動脈硬化のもととなりますが、ビタミンCはコレステロールを溶解しやすくするはたらきを持っています。また、Cは脂肪酸代謝において、脂肪酸をミトコンドリア(ATP生産工場)に取り込むために必要なカルニチンを合成します。

◾️コラーゲン合成
先に述べた壊血病は体を構成する重要なタンパク質であるコラーゲンがビタミンC不足によって生成されず、細胞の結合が弱くなって起こる病気。ということから、コラーゲンの生成にビタミンCは欠かせない補酵素です。

◾️抗酸化作用
活性酸素は体内に侵入した細菌やウイルスなどの攻撃から体を守るために、白血球がつくりだす物質。しかし、活性酸素が増えすぎると細胞のサビ(酸化)も増えてしまい、老化やガン、生活習慣病につながるといわれています。ビタミンCはこの活性酸素を捕捉し、無害化する「抗酸化作用」 があります。

◾️抗ストレス作用
わたしたちはストレスを感じると、それに対抗するためにアドレナリンを放出し、防御体制に入ります。この時、大量のビタミンCが消費されるため、C不足ではストレスに弱い体になってしまいます。

◾️抗ウイルス作用
ビタミンCはウイルスと戦う白血球の仲間であるリンパ球の働きを活性化し、抗ウィルス作用のあるインターフェロンを増やします。免疫力を向上させ、風邪やウイルスなどによる感染症の予防となります。

◾️ヒスタミン破壊
ビタミンCはアレルギー反応の媒介物質として知られるヒスタミンを破壊する抗ヒスタミン作用を持っています。ナイアシン(ビタミンB3)でヒスタミンを放出させ、ビタミンCで破壊するとアレルギー症状が改善されると言われています。

◾️鉄の吸収
ビタミンCは鉄の吸収をよくします。鉄サプリを飲む場合、同時に摂取することをおすすめします。

上記からビタミンCが不足すると、さまざまな症状につながります。

・ストレスやウイルス、アレルギーに弱くなる
・出血を起こしやすくなる
・脳卒中、動脈硬化を起こしやすくなる
・頭の働きが鈍る

主な働きについて取りあげましたが、他にもさまざまに機能しています。ちなみに、ビタミンCの抗ウイルス作用から、風邪ひき時にビタミンCを大量摂取するといいと言われています。私の場合、風邪のひきはじめに1〜2時間おきにビタミンCを1,000mgずつ、1日8,000mgほど摂取すると、初期症状で治りめずらしく熱が出ませんでした。一緒にいた友人や家族は熱が出て大変そうでしたが...ビタミンCの効果があったと実感しています。

ビタミンC保有量。

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1日の摂取推奨量は100mgとされていますが、藤川理論では1日3,000mgとされています。そこで、1日3,000mgのビタミンCを食べ物で換算してみると...

レモン・・・150個 キャベツ・・・6玉
イチゴ・・・300個 ピーマン・・・99個
キウイ・・・42個   ブロッコリー・・・13.5株

すごい量ですね。そんなに食べられないのでサプリで効率的に摂りたいところです。

ビタミンCサプリと腸耐性用量。

ビタミンCには天然と合成の2種類があります。天然のほうがなんとなくよさそうに感じますが、天然も合成もビタミンCの構造は化学的に同じということで、ドラッグストアなどに売っている安価なものでも問題ないとのことです。
また、1日の摂取上限量は下痢の一歩手前までとされています。ビタミンCは水溶性のため余った分は排泄されるため過剰症の心配はないですが、摂りすぎると下痢になります。腸耐性用量は1日に何g飲むと下痢になるか実験することで把握できます。お腹下すのが嫌で試していませんが...風邪のときの大量摂取から私の場合10gくらいまでは大丈夫そうです。

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<摂取量>
ビタミンC1,000mg 朝昼夕1錠(1日3,000mg)
プロテイン20g 朝夕2回(1日40g)
キレート鉄 夕2〜3錠(月経のある女性)
ビタミンB50 朝夕2錠

最後に余談ですが、私の回復に驚いた母もサプリを始めました。プロテイン、ビタミンB、ビタミンCの3種類。体が素直なのか1週間でなんとアレルギー症状が改善されたのです。冬にレタスを栽培しており、めずらしい症例なのですがレタスの中に含まれるアレルギー物質に反応して、毎年両腕に湿疹が出て赤いブツブツと痒みに苦しんでいました。収穫時期を終えても痒みは続いていたのですが、サプリを摂り始めて薬を塗らなくても平気で腕がつるつるになってきたと言うのです。アレルギー症状にはナイアシンやビタミンAも追加したほうがいいなと思っていたのですが、最低限のサプリセットでここまで効果が出るとは思っていませんでした。栄養素の力おそるべし。
次回はビタミンEのおはなしです。

過去のおはなしはこちら。



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