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【目印を見つけるノート】101. 夢の中でしか会えないのはいやです

今日は涼しいですね。
最近はまた、救急車の音が増えました。

今年は蛍が見られなかったです。

⚫知らない街を歩くと

こんな話を。

関西のとある駅で電車を下りて、ガード下をくぐると、こじんまりした昔ながらの飲食店街がありました。

左手に進むと交通量の多い道路で、繁華街のほうに出ることができます。私は逆の方に行くことにしました。

一軒の飲食店の外にビリケンさんのような、そうでないようなブロンズ像がずらずらっと何体も並んでいて、私はカメラを向けました。マニュアルのフィルムカメラです。うちにあったヤシカのカメラだったかもしれません。

ピントを合わせます。
「目が悪くなったなあ。合ってるか自信ない」とつぶやきながら。
しかも、シャッタースピードが1/8ぐらいになっていて、
「昼なのに、遅いよ」と自分にツッコミを入れて直していました。

店主の方が出ていらっしゃったので、私は会釈をしてまた歩き始めました。

その辺りは昔ながらのお店が多いようで、私は眺めながら気が向くとシャッターを切っていました。

フィルムはネオパン400(モノクローム)。

少し歩くと小さな和菓子屋さんがあります。軒下に出店をしていて、草団子が並んでいます。美味しそうでしたので、私は一本いただくことにしました。お団子を売っていたのは小学生の男の子でした。その場でお団子を食べていると、店からおばあさんが出てきました。

「この子はかわいそうでねえ」とおばあさんが話を始めました。少年のお母さんは先頃不慮の事故で他界されたとのことで、おばあさんが一緒に暮らしているのだと言いました。
私はカメラで少年を撮ろうと思っていましたが、その話を聞いて止めました。

それからまた先へ進んで歩きながら、少年のお母さんのことをぼんやりと考えていました。すると、また道路が現れて、それを横切るように川が見えました。コンクリートでおおわれた、街中の川でした。

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けさの夢です。

夢の中でカメラのシャッターを待っていてぶれたり、考え事をしているのが興味深かったので、書いてみました。

行ったことがあるか、ないかに関わらず、ここではないどこかにいる夢はよく見ます。うーん、行ったことがない場合が大半かもしれません。日本の場合も、外国の場合もあります。
ある程度地域を限定できるのは、夢の中の文字、音声、雰囲気、感覚だったりします。
この前徳山にいる夢を見ましたが、駅の文字で分かりました。あとどこかに「周南市」と書いてありました。行ったことはありません。

ときどき、とても興味深い夢を見ます。行ったことのない場所の夢については、特に不思議だったりします。

夢はそれまでの経験を再編成した側面もあるかと思いますが、それ以上に無意識の動向を示しているようにも思います。

子どもの頃はそれこそ、ピンチになったら仮面ライダーが助けに来てくれるといった、現実(あるいは他から受けたものに対する自分のイメージ)のビジョンを反映した夢のほうが多かったと思います。大人になるとそれだけではない、経験というところから離れたものも見る。

あ、ユングみたいになってしまいました。無意識という言葉を最近あまり見ないようにも思いますが、私は無意識という領域は、意識するよりはるかに多くを占めていると思います。謎ですね。

それを巨大な怪物ととらえるか、類いまれなる贈り物だととらえるかによって、行動にも影響するように思えます。

「夢に女性が出てくると、それまで意識していなくても好きになってしまうことがある」という友人がいましたが、それもそういうことなのかな。

私の場合、好きな人が出てきても夢ではたいてい冷たくあしらわれます(苦笑)。小学生の頃からそうです。
夢の中でしか会えないと立つ瀬がないですが、
現実でベクトルを変えよう。

そのようなモチベーションになることがあるかもしれません。

現実の夢もたいせつです。
アレサのこの歌、大好きだな。


⚫お籠りクラフトとばら

フューシャピンクのスワロフスキービーズにムーンストーンのコイン?型、チェコガラスビーズのクリアなしずくを。強い色に透明を合わせるのもいいなと思いました。夜はよりキレイに映えると思います。

ばらのつぼみ、また出ています。

それではまた、ごひいきに。

おがたさわ
(尾方佐羽)

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