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【目印を見つけるノート】188. 2021春夏パリコレに思うこと

短い旅に出た後なので、今週は用事があるとき以外はおうちでおとなしくしています。雨ですし、ちょうどいいのかな。

熱は平熱、体調は普通です。

⚫ご紹介をいただきました

ラファエロの回のnoteをご紹介いただきました。感想までいただいて、とても嬉しいです。
先週面白かった記事を紹介してみる【2020/10/7】|宇佐兎三★うさうさん さん

また、同じ回について、「2020年秋の美術・芸術」募集で審査をされているArtoday-Chiakiさんに評をいただきました。特に画像使用の関係などについて、詳述いただいてたいへん勉強になりました。これほど素晴らしい論評をいただき、たいへん幸せです。

お二方さま、ありがとうございます😊

# 2020年秋の美術・芸術!コンテスト-中間のご報告-

⚫『2021春夏』のパリコレ

朝、パリコレ開催関連のニュースを見ました。
攻めの姿勢ですね。

会場をひとつにしてメゾン(ブランド)が大集合し客席は超満員、ランウェイに次々とモデルが登場……という従来の開催はままなりません。

9月28日から10月6日まで行われる今季のパリコレには、全84ブランドが参加し、デジタル、ランウェイショー、プレゼンテーションの形式で発表する。スケジュールは19ブランドのランウェイショー、20ブランドのプレゼンテーション、45ブランドのデジタル配信で構成。

https://www.fashionsnap.com/article/2020-09-23/21ss-pfw/
の告知記事より引用。

いくつかのメゾンの動画を見ましたが、凝っているものが多く、この時期の制限を「自由な表現」に昇華していると思いました。

「インスタレーション」といって差し支えないほどです。

ソーシャルディスタンスを逆手に取ったSF風のヴィジュアルとか、メッセージ性のある服。そして、テントがドレスになる服など骨太で大きくて、
不撓不屈、
という言葉を思い出しました。

ファッションもアートだと強く感じました。

ちなみに、私はジュンヤワタナベさんが好きなのですが(見るだけで買えませんが)、2020-2021秋冬の女性ものはパンクス全開でトキメキました💓
https://www.wwdjapan.com/articles/1048097

そして、
感慨深かったのはKENZOのヴィジュアルでした。
https://www.vogue.co.jp/fashion/article/kenzo-2021ss

『養蜂家の装い』をテーマにして、原色や鮮やかなプリントが優雅に舞うコレクションです。モデルの多くは養蜂のときのような帽子とヴェールを着けていますが、ふっと思いました。
「市女笠だ」
平安~鎌倉時代の女性が外出のときに着けていた帽子です。


(上の引用元から引いてきました)

ブランドの創始者、高田賢三さんは先頃逝去されました。すでにブランドからは退かれていますが、その「イズム」は生きているのではないかと思えました。生地なども倉庫から選んだと書かれていますので、賢三さんの時期のものもあったのではないかと想像します。

ご冥福をお祈りします。

⚫わらしべ長者?

KENZOのカーディガンをひとつ持っています。それには面白いエピソードがあります。

ある冬の日、私は親戚にお下がりでもらったローズピンクのロングカーディガンを着て出社しました。すると、職場の先輩の女性が、「あら、それすごくいいわね」と話しかけてきました。
「ありがとうございます」と私は答えました。
ただ彼女はずっと、「いいわねえ、それ」とつぶやいています。
そして、
「ねえ、私のと交換してくれないかしら」
と仰天の提案をされたのです。
「えーと、いいですよ」と私は答えました。
彼女はすぐに自分の着ていたカーディガンを脱ぎます。そして、私に差し出して言いました。
「これね、KENZOなの。一目惚れして買ったんだけど、私は肩幅があるから似合わないのよ」
それは赤がベースで花柄が編み込まれた、厚手のエスニックなカーディガンでした。ショート丈なのでデニムのボトムスに合わせやすそうです。
「え、いいんですか。どう考えてもお値段が釣り合わない……」
「いいの。だって、似合うものを着たほうがいいでしょう。あなたにこれは似合うと思うわ」

私は狐につままれたような気分で交換しました。
きっと、わらしべ長者も同じような気分だったことでしょう。

いい思い出です。

私の場合ですが、やはりシックスティーズに憧れます。特にジェーン・バーキン。秋のパリのイメージも浮かぶような、この曲を。
Jane Birkin『L'Aquoiboniste』


⚫お籠りクラフトとばら

パンキッシュにしようかと思ったら、意外に上品になってしまったリボン2重のチョーカーです。フラワータッセルのお花らしくない色でコサージュを着けてみました。

もうひとつ、レースのブレスレットです。

ふわっとしたイメージで飾り袖のようでもあります。ウェディング的な……ほう(ため息)。

ばらが咲いてきたのに、雨😢

それではまた、ごひいきに。

おがたさわ
(尾方佐羽)

追伸 黄色なのが「らしい」ですね😄

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