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【目印を見つけるノート】191. 映画で描く事実とフィクション

先日、好きな写真家を書いたときに、ユージン・スミスのことを書きましたが、映画になるのですね。
だとすると、日本で公開されるときに、東京都写真美術館で回顧展があるかもしれないーーとひそかに期待してしまいます。

ニュースソースはこちらです。
https://theriver.jp/minamata-int-trailer/

ユージン・スミス役はジョニー・デップです。私の好きな俳優さん。ジャック・スパロウです😆 ディズニーランドに行くときは必ず『カリブの海賊』に行きます💓 
いちばん好きな彼の映画は『Dead Man』です。『シザーハンズ』も好きですが。

今回の映画のタイトルは『Minamata』です。
ユージン・スミスの目から見た水俣。
石牟礼道子役もキャストされるのかしら。

日本で公開されるときには見に行きますね。
楽しみにしています。

⚫映画の事実とフィクション

マーティン・スコセッシが遠藤周作の『沈黙』を映画にしたことは記憶に新しいです(2017年)。だいぶ難産だったようで、構想から完成までにはかなりの時間がかかったと前宣伝で書かれていました。称賛したいです。

あの映画と小説については自分でもいろいろ考えて、自分なりに調べもしました。潜伏キリシタンについて研究している方の講演も聴いて、質問もしてきました。どうしてそこまで調べたのかというと、自分も宣教師の話を書いていたからです。そこはだいぶ悩んで、ひとりぶん書き終えました。悩んでいたことは小説の方にも端書きで記しました。

ですので評論を書こうとするととても長くなってしまいますし、自分の考え自体はまだまとまっていないので、また改めて。

ただ、ひとつ言えるのはこれらの史実、当時の現実が内製の作品ではなかなか顧みられない。「重い」と感じさせるのでしょうか。ドキュメンタリーとして製作されることはあっても、大作と呼ばれるものにはならない。

翻って日本の映画を見てみると、ランキングに出てくるのはフィクションがほとんどです。大きなテーマでも小さな個人的経験でも、史実や事実を扱うことは少ないのではないかと思います。戦国・江戸時代ものを除いたら福島の原発事故を扱った作品、広島の原爆を扱ったものがパッと思い浮かびますが、あとは……知らないだけでしょうけれど、表に出てこないように見えます。

参考 10月5日付けの映画ランキング
https://eiga.com/ranking/jp/

2010年代の邦画で、事実とフィクションを見事に合わせているなと思ったのは、『風立ちぬ』です。

フィクションがいけないということではありません。例えばファンタジーの世界が豊かなのは素晴らしいことですし、事実を扱ってもフィクションは入りますから。

ただ、まるっきりフィクションばかりでは事実がどこかにふっ飛んでいってしまうのではないかなと思うことはあります。

『マトリックス』を思い出します。
ZOOMの背景を変えていたりするのを見ている現在、たいへん示唆に富んでいたなと感心しています。

洋画に教えてもらうのも、現状ではとても有益なことだなと思います。
あ、映画で落ちましたね。

⚫お籠りクラフトとばら

今日はリメイクです。
かなり昔に新宿の京王百貨店で買ったネックレスチェーンの黒ずんだ部分を切って、ブレスレットに。

黒ずんだ部分は磨いて大丈夫かな。切断面を見たらおそらくニッケルのロジウムメッキかと思うので、改めてかけてみましょう。つなぎパーツとして十分使えます。

感心したのはつなぎ目がすべて溶接(というのか、熱で接着)されていることです。そのようなことは分解・切断してみないとわからないことなので、勉強になりました。

ばらは無事です。
まだ土に湿り気があるので、もう少ししたら水をやりましょう。

それではまた、ごひいきに。

おがたさわ
(尾方佐羽)

追伸 今日はA.K.I.Blues Band/高円寺の配信を楽しみにしています。
去年の夏も台風が来ているときでした。

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