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【目印を見つけるノート】1528. 破調って意図的にするものでもないのですけれど

そういえば、
この前の新月のとき、職場の双子座の人に、
「今日の夜は双子座で新月になるのでお願い事をするといいですよ」と占い師さんのようなことを言ったら、その方は新月を検索されて、「ああ、見えないんですね」と感心されていました。加えて「『鬼滅』だとこれなんですよね」と月の満ち欠け図を見て上弦を指しました。逆に私は『鬼滅の刃』を見ていないのでとても新鮮に感じました。

とてもおもしろいなと思いました。
月を見て出てくる、別のイメージ。

『鬼滅』はほぼ見ていないですけれど、時代設定が大正だったりするのがおもしろいなと感じます。主人公が元武士ではなく、炭焼きを生業としているのも興味深い。
大正時代のお話というくくりにするとちょっと違いますね。巨大な敵を仲間と倒していくという基本線はありますが、エンタメとして凝ったものであると感じます。

アガパンサスかな🤔

角川春樹事務所の月刊誌『ランティエ』7月号を見ていましたら、巻頭特集が土橋章弘さんの『最後の甲賀忍者』でした。土橋さんのテーマはいつも興味深いですね。マラソン、引っ越し、火消しと周縁の人びとを史実を参考にして書かれています。ちょっと読んでみたいなと思いました。

子どもの頃から、「何時代」というのに関係なく「職業」が好きだったように思います。子ども向けのお店屋さん図鑑が大好きでした。髪結いさん、魚屋さん、紺屋さん、鍛冶屋さん……神田に行くといちいち職業の名前がついた町があって、それだけで江戸に行ったような気分になっていました。安上がり。
淡路町に紺屋さんが実際にあって、通りすがりに話を聞いてみたり……今はもうないんだろうなあ🤔

今は自分を含め、人を見て一見で職業(業種)が分かることはないですね。なのでなおさら、ディテイルが軸のお話が好ましいと思うのかもしれません。

日中、雲はにぎやかでした。

ついでなので、もう一つ。
備後内(びんごうち)さんという名字があるのを昨日知りました。検索すると、茨城県にわずかにいらっしゃるらしいです。
これは……とハタと思いました。
備後福山藩の藩主は5代が水野氏でしたが、嗣子なく断絶しました。ただ、その後で初代の子孫勝長が茨城の結城藩主を命じられて、明治に至りました。

すると、福山から結城に赴いた方がいたのだな。その一部の方がこの名字を付けたのかもしれない。

例えば、名字ひとつとっても、その中にあるストーリーに気づいたりするものです。それを考えると、自分の気づいていないことって、まだまだたくさんありそう。
掘るぞ掘るぞ~。

それでは今日の曲です。
Led Zeppelin『Heartbreaker』

朝、通勤電車でJimmy Pageさんのインスタを見ていたら、1972年にオーストラリアで演奏した『Immigrant Song』の動画が出ていて、一気に着火状態になりました。その後はZeppelinの曲で時間を費やすことと相成りました。ダメ、朝(日本時間)からこんなものを見せられては。
とまあ、私のエキサイト話はいいとして、私がツェッペリンに強烈に惹かれるのには、大きくくくるとふたつ理由があるなと思います。
ひとつは、「バンドってこんなにすごいんだ」ということ。メンバーがガチでやると累乗のパワーが爆発的に放出されるというのでしょうか。
魔法みたいだと前から思っています。

そしてふたつは、ここが今日の主眼ですが、
「破調している」ことです。その典型的な例が今日の曲です。
中盤に入ると、ギターだけの「無茶弾き」になります。無茶弾き、我ながらいい表現ですね。そこからドラムとベースも入ってテンポの早いギターソロパートになります。このソロを起こしたTAB譜を見たことがありますけれど、よく採られたものだと敬服します。

無茶弾きするこの破調、
「リミッターを超える」とか、
「タガが外れる」とか、
表現はいろいろできますが、初期の頃は結構多かったように思います。ライブアルバムで27分使っている『Dazed And Confused』は最たるものですね。中期以降になるとあまり使わなくなるようにも思いますが、ツェッペリン的な展開といえるでしょう。他にもあるとは思いますが。

ツェッペリン解説のコーナーになりそうですね😅

きのうは「すきま」の話を書きましたが、「破調」というのも創作では大切な要素のように思うのです。
小説はそうだと思いますが、最後はまとめようとするのがやはり多いかも。起承転結、序論ー本論ー結論というのもありますね。ちなみに私は最後、あるいは途中(転の部分)からいきなり最初に戻るパターンが意外と多くて、たまには変えなければと思っています。そうしようとは思っていないのにな🥺

どのようなパターンでも面白ければいいと思うのですが、
「えっ、そっちに行っちゃうの?」
「ひゃ😆」
「とんでもないなあ」
というように思うものもあります。

ジュール・ヴェルヌの『海底二万里』は大好きな小説ですが、たった一言、たったひとつ
で激変するあの終わりかたには「ひええ😱」でした。ね、アロナックス博士。
独創性と先見性はもちろんですが、ストーリィの破調というのがよく出ているなと思います。

また読みたいなあ、どこにやったっけ🔍

今日はこんなところです。
お読みくださってありがとうございます。

尾方佐羽

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