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【目印を見つけるノート】1533. 自分のヴァージョンアップも

先週の『オデュッセイア』がまだ片付きません。たいへん恐縮ですが、先週分はお休みとさせていただいて、今週水曜日めどで更新することにします。

『オデュッセイア』が難航した(と自分で思っている)のはこれまでに2度ほどあって、ひとつは16世紀ポルトガルの異端審問所について書いていたときでした。こういう言い方はあれですが、「何でこんなひどい、自分でどうにも納得できないことを書かなければいけないんだろう」と思いました。実際にあったことなのですが。

もうひとつは、ノストラダムスとペストです。カミュの書いたアルジェリアのオランの様子のようにしようかと思いましたが、世界で感染症禍がありましたので、非常に抑制的に書きました。

今はその3度目かもしれません。
ラス・カサスの2冊の著作を読みながら、そんなことを思っていますが、そうですね、書くでしょう。

aomine ~note発掘隊~さまの『注目note』マガジンに、昨日と一昨日の本項を採っていただきました。

ありがとうございます。

今日はその、昨日と一昨日の続きで、一昨日のことを書きます。何だかよく分かりませんね。

渋谷にある國學院大学での講座を受講したのですが、帰りがけ構内にある『國學院大学博物館』に立ち寄りました。

館内は『考古』、『神道』、『校史』の常設と『企画展』のコーナーで構成されています。
『企画展』は『恋とさすらいの系譜―源氏物語と平安文学』です。

タイトルにもありますが、古くは鎌倉から谷崎潤一郎の朱入れ本まで源氏物語の写し本が展示されています。天正元年の『須磨』など、京都と信長の関係まで思いを巡らせてしまったりして。
「京をどないしはるんでしょうなあ」というつぶやきとともに、『須磨』が読まれていたかもしれません。そこは想像力😆

王朝文化の雅もありますが、その後の歴史の流れも十分に感じられました。

新古今和歌集

私が気になったのは『新古今和歌集』の写しです。「伝・源親行筆」とあります。おしなべてたいへん達筆なのですが、この方も美しい筆跡です。伝なので確実ではないのでしょうが、源親行は鎌倉幕府の将軍・実朝以降3代に和歌奉行として仕えた、文人の誉れ高い方です。
とすると、実朝が暗殺されたときも、承久の乱も身近なものとして知っていたのだろうと思いました。特に実朝は文芸に秀でていたと伝わりますから、この新古今和歌集を見ていたかもしれません……🥺

想像は放っておくと、どこまでも飛んでいってしまうようです😅✈️

他の展示では『考古』が数も内容も圧倒的でした。各時代の土器から埴輪、装飾品、銅鏡、鉄器……びっくりするぐらい揃っていました。特に土器の展示は、一瞬、どこかの焼き物の産地でお店にずらりと並んでいるのを見ているような錯覚に陥りました。これだけ豊富ならば、研究者の方も見に来るのではないでしょうか。ここを見ると、「入場無料」というのがたいへんありがたいと感じます。

そこで探訪は終わりません。

図書館を訪れてみました。
図書館の方は大学の関係者しか入れないのですが、私は秋からオープンカレッジの講座に1単位分申し込んでいて、受講生ならば貸し出し以外は利用できるというので恐る恐る尋ねてみました。そして、今年度限定の利用カードを作っていただきました。
ヤッター( ≧∀≦)ノ

これは、ひとことでいえば、沼ですね。
こちらの図書館に豊富にあるであろう資料の見当もつけてありますが、このときは雑誌のコーナーだけでノックアウトされました。それだけで1時間ぐらい過ぎてしまって、あとは簡単に検索だけして出てきました。

去年までは、地元の図書館になければ遠くのを取り寄せてもらうとか、国会図書館に籠るなどの手段しかなかったのが、一気に広がった感じです。先日行った東洋文庫のような場所も含めて、調べる方面が充実しそうだと今からワクワクしています。

ただ、ひとついえば、
それらをいかしきるには相当のスキルが必要だと思います。自分のヴァージョンアップも必要ですね。

大学の向かいには氷川神社があります。
グレビレア・ネッドケリーというオーストラリア原産の花らしいです。
行き帰り、川がありました。
これは昨日撮ったのかな🤔

ということで、
渋谷を十分に堪能して帰ってきました。
これからもちょこちょこ行きたいな。

今週、来週もなかなかのスケジュールですが、日焼け対策をして楽しく出掛けてきます。

Simon And Garfunkel『Wednesday Morning, 3 A.M』

確かに、水曜の朝の午前3時ならばこんな風に過ごしたいです。この曲は中盤から暗転しますが、それだけにほんわかとした時間が際立つのでしょうか。
『オデュッセイア』更新は水曜日ということで、よろしくお願いします。
徹夜はしません。

それでは、お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

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