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【目印を見つけるノート】339. ご縁について思うこと

あんずの花の咲きかたが分かりました。

そして、土曜日のちょっと鳥っぽい雲。龍の目にも見えたりして。

きのう、『日曜美術館』に登場した柚木沙弥郎さんのことを書きましたが、何と夜も同じ放送がありました。そこで、自分の原稿を見直すという微笑ましい作業をしてしまいました。

そういうこと、あるのですね。ひゃ😆

大筋はいいとして、ディテイルは😖です。自分の記憶がいかにあいまいかよく分かりました。見直しがひょんなことでできてよかったです。

今度から、メモしようかしら。

見逃し放送で見られるのでは?
そうなったら安心して、見なくなるような気もします。あまのじゃくぅ😓

面白い経験でした。

⚫宣伝も兼ねていますが😅

今新しいお話の組み立てを頭の中でシャカシャカとしているところですが、またひとつ思うことがあります。

縁です。

書こうと思うお話はたくさんあって、でもいっときにたくさんは書けませんので、順繰りに少しずつ取りかかっているのです。

これまでのお話もそうだったのですが、書いているうちに、親戚とか知人とお話の人が縁があることを知ったりするのです。

・水野勝成さんの連れ合いの方のおじいさんと城を奪い合ったのが、私の伯父の連れ合いの方のご先祖でした(16世紀のこと)。ややこしいですが、それは俗にいう「仇」では……しばらくカミングアウトできませんでしたが、言ったら、義理伯母に「そんな昔のこと!」と笑われました。

『天下無双の居候 六左衛門疾る(水野勝成 報恩記)』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793313132/121115271

・立花宗茂さんが私の母方のご先祖に漁業権を認可してくれたそうです(その節はお世話になりました。17世紀のこと)。柳川に行くまでまったく知りませんでした。

その2つは大きかったですね。
特に、もともと立花宗茂さんを出すつもりがなかったのですが、あれよあれよと話をしめくくる人になりました。

『肥後の春を待ち望む』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793313132/447124469

今書いているお話も猛烈に反芻しているところですが、まったくないだろうと思っていたご縁があるのを知りました。

前の前の職場かな。
たまたま、そこの遠くの事業所の社員の方と私のママ友が同級生だったことが判明🔍珍しい名字でしたのでわかったのです。
たいへん仲がよかったとママ友がひどく懐かしがっていました。
おせっかいな私は社員の方におそるおそる知らせました。
そして見事に旧交が復活、パチパチパチ✨
今回のお話に出てくるのは、その珍しい名字の方(のおそらくご先祖さま)です。きのうから私の中ではキーパーソンになりました。

たいてい、このようなことは着想の段階ではまったく知らなくて、進めていくうちに気づくのです。書き上げてみて思うと、つくづく、「そうなるようになっていたのかな」と思ったりしています。

さあ、巻くかあ。

⚫ご縁について

私は小説を書く中で「ご縁」ということを感じているわけですが、ご縁というのはいろいろなところにあると思います。

私の場合はまず縁者のご先祖さまが出てきたわけですが、それはどなたにもいますね。
前は、「辿れるのはせいぜい3代ぐらいだろう」と思っていました。それが意外と追えることに気がついて、おもしろいことおもしろいこと。親や親戚に聞きまくる必要はありますが、そこからまた調べるとっかかりができたりもして。
よく、家系図を作られる方もいますが、私はそれはほとんどしていません。どちらかというと個人の人生を想像する方に傾注しています。
ですので、祖霊信仰というとちょっと違う感じです。敬意は大いに持っています。

それはひとつの根っこで、他の人間関係にも生かせるように思います。

ママ友が旧友と再び連絡するようになったこともご縁ではないのかなと思います。つながりがまた長く続くかは誰にもわかりません。後になって、「ああ、そうかもしれないな」と思うのかもしれません。

縁のある人はいます。
縁のない人もいます。

縁があると思っていたら、ないこともあります。
縁があるのかなと続けてみたけれど具合が芳しくなかったりもします。
そして、
縁がない、なかったと思っていても、またはじまることがあります。

それは生きている間じゅう続く、人の宿題なのかもしれません。

それに気づかないまま通りすぎないように、気づいたら大切にするようにしたいなと私は思っています。


⚫今日の1曲

THE BLUE HEARTSの『チェインギャング』です。

真島昌利さんの歌が突き刺さりますね。
当世風に複雑にアレンジされた曲ではないですが、マウスハープ(ハモニカ)も何も相まって、パワーに溢れています。素晴らしいなと思います。
歌詞の最後のちょっと前のくだりは、当時からずっと安全ピンで心に留めています。

愛するための縁、です。

それではまた、ごひいきに。

尾方佐羽


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