【目印を見つけるノート】1235. 3次元にしたいトラスティヴェレ
きのう、テレビでローマが映っていて、下町といわれるトラスティヴェレの酒場が出ていました。ビールがおいしそうでしたが、ん🤔ん? トラスティヴェレ、トラスティヴェレ……脳の片隅にその言葉が置いてあるようです。
「えーと、修道院があったような」と自分の記憶を引っ張り出そうとします。記憶というのは、16世紀のこの辺りを書いた記憶です。なくはないのですが、修道院がストレートな記憶ではないみたい。今度はローマの地図を出して探したら、記憶と重なるところがありました。
ヴィラ・ファルネジーネでした。
16世紀の銀行家、アゴスティーノ・キージが建てたお屋敷です。
キージは新妻との新居としてそのお屋敷を建てるのですが、ラファエロ・サンティとその工房に内部の装飾を依頼します。『アテナイの学堂』で有名な画家のラファエロです。
そのお話は小説の方に詳しいですが、前にnoteに書きました。絵画の解説引用もしています。
小説の方はフィクション混じりでちょっと官能的にしましたが、ルネッサンスの時期で最も有名なラブストーリィのひとつだと思います。
「ああ、あれはトラスティヴェレだったっけ」などとと思いつつ、記憶というのはときたま引っ張り出さないとなと思いました。ヴィラ・ファルネジーネは覚えていますが、どこにあったかとなると、「ローマの、ヴァチカンに近くて、ティヴェレ川の岸辺」とずいぶん断片的になります。
まったく現地に行かずに書くのも大胆極まりないのですが、行ったら不思議なデジャ・ヴュになりそうな気もします。
本当に残念ですが、ラファエロさんの作品は一度もじかに見たことがありません。ミケランジェロさんやダ・ヴィンチさんは日本に来た作品を見ましたが、なおさら見ないでおくものかという感じです。
今は行きたいという意気込みを書くしかできませんが、
とりあえず近々、こちらは行こうかと思っています。
うーん、脳とか記憶のありかというのは、本当に面白いですね。電子制御の倉庫とも違う感じで、ダイレクトに行き当たるのではなく、中継点(点ですね)をいくつか経る感じです。その中継点も拾って自分のイメージの全体像が再現できるということかな。ですので、忘れてもあまり心配していないのです。
ただ、書いたからそれができるという面があるのかもしれません。
ローマと記憶についてのお話でした。
あ、今日は『オデュッセイア』、更新できたらします。
それでは今日の曲です。
Arisa『Sincerità』
イタリアの音楽シーンはほとんど知らなくて、『サンタ・ルチア』か『帰れソレントへ』、『オーソレミオ』ぐらいしか😅
この曲を見つけてキュートだなって思いました。掘ってみてもいいかも。
それでは、お読み下さってありがとうございます。
尾方佐羽
追伸 おつかれさま😊
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