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【目印を見つけるノート】464. 知の世界とセイレーンの声

7月10日(土)午後は晴れ、夜は雨
新月
きのうのことを書いています📚

朝は8時起きの土曜日です。
みんなでどこかに向かっているような雲。

図書館に行きました。私はいつも「借り換え」が多いのでカウンターでやりとりをするのですが、隣で返却していた方は自動返却機の案内をされていました。耳をダンボにして聞いていましたが、科学技術の進歩だなと感心するばかりです。
まだ、東洋文庫をがっつり借り続けています。たぶん、あと1~2年はそうするのかなと思います。

『広島県の歴史散歩』(山川出版社)を少しコピーしてきました。資料としてですね。このシリーズは旅行ガイドにもなりますが、歴史のことがらが簡潔に概観されていてたいへん役に立ちます。フォローする範囲が古墳時代から近代までとたいへん広いので、視点をちょっと変えるのにはうってつけです。

書いているとどうも近視眼になりがち、ものすごく狭い範囲に注目しがちです。でも、歴史ってミルフィーユなのです。わずかにスプーンを潜らせれば、違う層が出てきます。たとえ書くのは一部分だとしても、視点を変えてみる、ミルフィーユだということは踏まえておきたいなと思います。

そのような意味で、私は広島なら福山近辺、岡山なら成羽あたりを舞台に書いていますが、いっそ瀬戸内海史に踏み込んでもいいように思っています。
大風呂敷ですね。でも理想はそのようなことです。

図書館帰りのセイレーンのような雲。

セイレーンに見える辺りが『オデュッセイア』にはまっているでしょうか。
セイレーンの歌を聞いてみたいです。
ほんのちょっとだけね。

『鎌倉もののふがたり』を書くのに集中していた頃は、そのものズバリの『鎌倉時代の勉強をしよう』というサイトにはまっていました。これは、たいへん深くて広いです。私が拠ったのは主に『吾妻鏡』と『平家物語』ですが、総合的な情報を扱っているこのサイトはライブな空気を知るという感じでした。引用はしていませんが、イメージを作るのにたいへん役立ちました。
このサイトのすごいところは、小学生から研究者までをインタラクティブな対象にしているところです。そのように裾野が広い方が、学ぶの楽しいですね。
http://www.tamagawa.ac.jp/SISETU/kyouken/kamakura/
利益を出すのならば、年齢性別ターゲットを細分化した方がいいのでしょうが、知というジャンルは本来細分化する必要はない、オープンソースでいいのではないかと私は考えます。リベラルアーツの発想と似たところがあるのでしょうか。
学びたい人がどんどん学べる。このサイトはそのような好例だと思います。
またお邪魔します。ペコリ。

ばらのニコルさんは頑張って咲いていますので、摘めません。

全体的に虫は今のところ大丈夫なようですが、日照が少なくて葉が一部弱っています。液体肥料を差して様子を見ます。

⚫今日の1曲

ベタなのであまり引用しなかったのですが、日曜の朝の曲を。
THE VELVET UNDERGROUND & NICO
『Sunday Morning』

この曲の、「Watch out the world behind you」という一言がたいへん好きです。「あなたの後ろにある世界に気をつけて(よく見て)」ということですが、近視が治りそうなアドバイスです。
そういえば、空をよく見るようになったら、メガネが合わなくなりました。うーん、またメガネ屋さんに行かなくては。

それでは、お読みくださってありがとうございます。

尾方佐羽


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