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【目印を見つけるノート】963. 離れていてつながるということ

明日は予定があるので、今日は買い物とか巻かないと。

さて、
私はインスタグラムのアカウントを持っていますが、『見る専』です。じきに投稿を始めるかもしれませんが、未知数という感じです。

面白いなと思うのは「つながり」が見えることです。ひとつ例をあげますね。
最初はREMさんを見つけました。
続いて、パティ・スミスさんを見つけました。それからシティ・ライツ・ブックス(サンフランシスコの本屋さん)に行って、ジム・ジャームッシュさんに行きました。シティ・ライツ・ブックスはビート・ジェネレーションの聖地ですね。
皆さんつながっていますが、REMのマイケル・スタイプさんがパティさんと投票所で会ったとか、ジム・ジャームッシュさんがパティさん新刊のサイン本をゲットしたとか、シティ・ライツ・ブックスでも告知していたりと3次元的なお話があって、たいへんほほえましいです。

もちろん、私はニューヨークやサンフランシスコに行けませんので、あくまでも傍観者なのですが😅
それは2次元的なお話ですが、特にメッセージを送ったりしなくとも個人的に触発されるので、いいなと思っています。少し前までには想像できなかったような世界だとも思っています。

時々、
有名人の方と写真を撮った、つながりがあるなど、そのようなことをSNSなど表の媒体に出される方がいらっしゃいます。羨ましいです。私にはハードル高い。

過去の詩の同人の方のことはたびたび出していますが、何て言ったらいいのかなあ🤔、私を知っているご本人さまがそれを肯定的に見てくれるだろうと思って書きます。その確信がなければ出さないですね。
そして、書くからには何か大切なものを受け継ぐという、決意的なものもあったりします。

えーと、2次元的なことでいえば、
尊敬している複数の方からリアクションをいただいたことが何度かあります。それを、世界中に自慢したい気持ちになりますが、しないです。言ったらびっくりされるような、影響力の大きな方もいないというわけでもありませんので、余計にできません。いただいたお手紙などを後生大事にしておくぐらいです。

本当に大切なつながりならば、表には出せないなというのが私の実感です。出すことで『わや』になってしまうようにも思えるのです。

どの方とつながっていても、私は私で、それ以上でも以下でもありませんし。

一方、
「3次元的つながり」というのが変わったなと、この3年について思います。濃くなったのは地元の方、「ご近所さん」のつながりかな。向こう八軒両隣といいますが、確かにそうですね。地域のコミュニティというものに改めて気づいた年月でもありました。

また、
ここ数日で名刺の整理をしました。あ、捨てるのではないです。ここ5年分ぐらいを分類して、紙に貼ってファイリングしたのです。仕事以外で名刺交換の習慣がほぼないのに頂けたということで、より3次元的なものなのですが、意外とあるのだなとひとり感心していました。福山のページもできました。それは素直に嬉しいです✨

3次元にもいろいろあるように思います。

私はどちらかというと、特に創る上では、時間も距離も遠く離れた方に思いを馳せる性質がありますので、なかなか足もとに意識を向けて来なかったのです。その意味でこの数年は足もとにまなざしを向ける貴重な時間だったと思います。
その中で自分に必要なもの、過去になったものもはっきり見えました。

それはあるいは、もっともっと遠いところに行くための準備のようなものかもしれません。

それでは、はるか遠くの風景を。

Charlie Patton『Green River Blues』

チャーリー・パットンさんのことは前に書きました。ボブ・ディランさんが彼に捧げる曲を作っていたからです。
ボブ・ディランさん80歳記念ということで、毎日で20日、ディランさんの曲にしたことがありました。
われながらすることが大胆です。
マガジンにしてあります。よろしければ。
5月のディランさんプレイリスト

BLUESの起点の重要なひとつと考えられている「できごと」について。
日暮泰文さんのご著書『ブルース百歌一望』(Pヴァイン)によると、W.C.ハンディさんという方がミシシッピ州タトワイラーの駅で9時間遅れの電車を待ってウトウトしている時に、彼の耳に目を覚ますような音楽が飛び込んできました。

〈サザン鉄道がドッグ線と交差するとこへ行こうとな
サザン鉄道がドッグ線と交差するとこへ行こうとな
サザン鉄道がドッグ線と交差するとこへ行こうとな
(中略)
「ーー眠っている私の隣でギターをポロンポロンと鳴らしはじめたのだ。着ているものはボロで、靴からは足がのぞいていた。その表情には年齢を積み重ねた悲しみがあり、ギターの弦にナイフを押し当てて弾くのだが、それはスティール・バーを使う奏法で人気を呼んだハワイアン・ギタリストのやり方であった。その効果は忘れがたい。また、歌にもすぐやられてしまった」〉
(引用は前掲の書籍、元テキストは『ファーザァ・オブ・ザ・ブルース』未邦訳)

I'm goin' where the Southern cross the Dog.
このリフレインが今日の曲でも歌われています。

チャーリー・パットンさんも記録の残るBLUES初期の範疇に入る方ですが、このできごとのあった1903年にその様子を見てはいなかっただろうということです。でも、お話にインスパイアされてこの曲を作ったのですから、しっかりとしたつながりを結んだのですね。

じかにその場にいなくても、
サザン鉄道とドッグ線のおじさんがどこの誰かすらわからなくても、つなぐことができるのです。
ええ、土ぼこりの立つ駅の脇に座り込んで歌っている姿が浮かぶのです。

つながるってそのようなものでもあると思うのです。

それでは、お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

追伸 私の、BLUES再ブームのきっかけになった方へ、まだまだつながっていると思っていますけれど、いいですか😊

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