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「明治日本の産業革命遺産フォトコンテスト」受賞者決定


100余年の歴史を今もなお語り続け、エリアや時代を超えて“つながる”、遺産を表現する作品を募集。604エントリー、1084点の作品をご応募いただき、厳正なる審査の結果、以下の作品が受賞いたしました。

■受賞作品紹介

最優秀賞 佐々木 弘文さん

撮影対象遺産:橋野鉄鉱山
作品タイトル:悠久のたたら場跡と星空
作品に込めた想い:近代製鉄の高炉が動いていた頃の空は、これからも変わらず流れていく。 高炉の炎で染まっていたであろう夜空を、オレンジ色の外灯で染まる雲や天の川の星雲で表現してみました。

優秀賞 竹田 礼人さん

撮影対象遺産:端島炭坑
作品タイトル:Maiden Voyage
作品に込めた想い:端島は日本の近代化を支えた産業革命から現代に至るまでずっと長い船旅を続けていたのだろう。そう思わせる程荘厳でした。 処女航海は終わらない。そしてこれからも全ての思いをのせて未来へと繋げていくのだろう。

優秀賞 小林 浩治さん

撮影対象遺産:遠賀川水源地ポンプ室
作品タイトル:秋の色
作品に込めた想い:ここに来て壁面のツタの色付きを見るたびにまた一年がすぎて行くんだな、、、 と少し刹那くなります

エリア賞 齋藤 暁さん

撮影対象資産:萩反射炉
作品タイトル:「明治の軌跡、今」
作品に込めた思い:産業発展の礎を築いた産業革命遺産 明治以降、日本の発展に大きく貢献して来た。遺産は私達の財産です。

エリア賞 奥田 重一さん

撮影対象資産:旧集成館反射炉跡
作品タイトル:集成館反射炉
作品に込めた思い:桜島が背景で勇壮

エリア賞 下坂 周示さん

撮影対象資産:韮山反射炉
作品タイトル:秋空に映える
作品に込めた思い:気持ちの良い青空と真っ赤な紅葉、聳え立つ反射炉が印象的でした。

エリア賞 藤原 信孝さん

撮影対象資産:橋野鉄鉱山
作品タイトル:原燃料の山と橋野一番高炉
作品に込めた思い:一番高炉背景100メートル先からは非公開エリアですが、鉄鉱石の採掘場、木炭源の森林そして運搬路と、往時を偲ばせる豊かな森が広がっています。

エリア賞 長澤 祥子さん

撮影対象資産:三重津海軍所跡
作品タイトル:枠から望む明治日本
作品に込めた思い:明治の最新技術を用いた場所を、今新しい技術を用いて、私たちに伝えようとしてくれました。歴史の流れのなか先見の目をもち新たな技術を活用する柔軟な考えを持つことも必要だと思いました。

エリア賞 Kataoka Genkiさん

撮影対象資産:三菱長崎造船所ジャイアント・カンチレバークレーン
作品タイトル:みなとの守り人
作品に込めた思い:長崎港の発展を伝える令和(いま)を生きる証人これからも長崎港を見守り発展を支え続けて欲しいと思います。

エリア賞 永野 佳史さん

撮影対象資産:三池港
作品タイトル:次世代への橋渡し
作品に込めた思い:幕末から明治期にかけて、短期間で飛躍的な発展を成し遂げた「明治日本の産業革命遺産」ですが、現存する歴史的な建造物などに触れることで、日本の産業化が世界的な観点からも極めて重要であることが分かります。その反面、産業化を支えた労働者の方々の努力が今の日本を造り上げ、その上に私たちは生活できていることを実感できます。世界遺産の三池港に沈む夕陽を眺めていると、同じように夕陽を眺めながら将来の日本をどんな風に想像していたのか、また、想像とおりの日本を築き上げているのか考えてしまいますが、こうした文化遺産に足を運ぶことで、次世代への橋渡しと先人の方々への敬意を表すことができると思いながらシャッターを切りました。

エリア賞 吉光 清成さん

撮影対象資産:官営八幡製鐵所旧本事務所
作品タイトル:夢と浪漫を求めて
作品に込めた思い:地元北九州の地から日本近代化の礎が築かれた事を誇りに思うとともに、 次もこの地から新しい時代が拓かれる事に期待をしています。

■協議会事務局コメント
【「明治日本の産業革命遺産」世界遺産協議会】
厳正なる審査の結果、最優秀賞1作品、優秀賞2作品、エリア賞8作品が選ばれました。
おめでとうございます。

この度、「明治日本の産業革命遺産」の全エリアを対象としたフォトコンテストを初めて実施しました。
たくさんのご応募、誠にありがとうございました。
応募作品は、資産そのものだけでなく、景観を含め様々な視点からその当時の時代から今につながる魅力を切り取った写真が多く寄せられました。
その中でも入賞作品は、構成資産の魅力が最大限に引き出された力作が揃っています!
じっくりとご覧いただき、先人たちの偉業に思いを馳せていただければ幸いです。そして、ぜひまた「明治日本の産業革命遺産」を巡ってみませんか!

明治日本の産業革命遺産フォトコンテストWEBサイト
https://photocon-jmir.com/