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「明治日本の産業革命遺産フォトコンテスト2023」受賞者決定


世界遺産は、国境を越えて人類が共有し、次の世代に受け継いでいくべき遺産。遺産の今の姿をとらえ、そこに眠る「記憶」に耳を傾け、受け継いでいく...そんな想いを込めた作品を募集。多くのご応募をいただき、厳正なる審査の結果、以下の作品が受賞いたしました。

■受賞作品紹介

最優秀賞 白井 恒良さん

撮影対象遺産:端島炭坑
作品タイトル:記憶を紡ぐ
作品に込めた想い:夏の真夜中に人知れず軍艦島の上に架かる天の川が架かっていた。炭坑が栄えていた時も同じ天の川が架かっていたはずである。そして辛いことも楽しいことも見ていたはずである。そして現在の誰もいない島も。この風景と一緒に軍艦島の様々な記憶を、更に後世の人に伝えていって欲しいものだと思います。

優秀賞 浦川 智広さん

撮影対象遺産:端島炭坑
作品タイトル:夏色の記憶
作品に込めた想い:時が止まったかのように洋上に浮かぶ端島の姿 過ぎ去りし日々の華やかさを偲びつつ夏の眩さを切り取る一枚です。

優秀賞 山口 英幸さん

撮影対象遺産:三菱長崎造船所ジャイアント・カンチレバークレーン
作品タイトル:夜空に咲く大華に映える明治遺産
作品に込めた想い:夏の風物詩長崎港でのながさきみなとまつり 長崎を代表する三菱造船所生まれた時から見てる風景。 ライトアップされたクレーンと大輪の花火を一緒に納めたくてシャッターを切りました。

エリア賞 カ ガシンさん

撮影対象資産:萩城下町
作品タイトル:タイムスリップした町を探索せよ
作品に込めた思い:モノクロ写真の中に映るカーブミラーは、 まるでタイムマシンのようで、 その中には鮮やかな色彩で息づく萩城下町が映し出されます。 昔ながらの雰囲気が残る町並みに心を馳せ、 過去と現在が交差するこの場所から、異日常へようこそ。

エリア賞 片平 洋一さん

撮影対象資産:旧鹿児島紡績所技師館
作品タイトル:洋風和モダンな技師館の夜明け
作品に込めた思い:桜島と技師館の間から日が登る朝の風景はとっても美しいでした。 また、イギリス製の図面をもとに日本の寸尺の技術で建てられたとのことで、細部にはコロニアル調の美しさも見ることができました。

エリア賞 細澤 達弥さん

撮影対象資産:韮山反射炉
作品タイトル:守護神のツーショット
作品に込めた思い:日本を守る為に生まれた同志のツーショット。オレンジ色に染まり始めた空一面に広がる雲は、現在も稼働しているかの様な反射炉から出る煙のよう。

エリア賞 藤原 信孝さん

撮影対象資産:橋野鉄鉱山
作品タイトル:三番高炉の番人
作品に込めた思い:橋野三番高炉に近づいたら、大切なものを守る番人がごとく立ちはだかる子鹿に。 今なお大自然と共にある世界遺産を感じました。

エリア賞 福島 尚恵さん

撮影対象資産:三重津海軍所跡
作品タイトル:未来へつなぐ
作品に込めた思い:娘と三重津海軍所跡に伺いました。 先人たちの知恵や工夫を学び、次の世代への架け橋となるこの三重津海軍所跡。 つなぐをテーマに娘と手を繋いで撮った1枚です。

エリア賞 横尾 拓哉さん

撮影対象資産:三菱長崎造船所ジャイアント・カンチレバークレーン
作品タイトル:Trail
作品に込めた思い:1909年導入以降、 100年以上も長崎港を見守ってきたジャイアントカンチレバークレーン。明治維新や戦時、 バブルといった様々な歴史を経験しており、 威厳ある姿は長崎港を象徴し、 これまでの歴史を重々と物語っている様に感じます。 この神々しい姿がこれからも長崎の歴史の断片であり続ける事を祈ります。

エリア賞 草野 亮介さん

撮影対象資産:三池炭鉱 宮原坑
作品タイトル:木陰から
作品に込めた思い:木陰から竪坑と青空を眺め、 当時働いていた人々はこの木陰からどのような空を見ていたのだろうか、空を見上げる余裕はあったのだろうかと考えながらシャッターを押しました。

エリア賞 白井 恒良さん

撮影対象資産:三池炭鉱 万田坑
作品タイトル:祭りの記憶
作品に込めた思い:万田坑華やかなりしころ、多くの人が万田坑とかかわり生活していたのではないかと思う。多分祭りもあったのではないかと想像しています。 万田坑から近くのグリーンランド遊園地の花火を見ていると、その時代の光景がちょっとだけ見える気がします。

エリア賞 奥田 重一さん

撮影対象資産:三角西港
作品タイトル:光の航路
作品に込めた思い:航路に日が沈み、それが海面を照らして乱反射する様子がとても綺麗で思わずシャッターを切りました。

エリア賞 奥田 重一さん

撮影対象資産:官営八幡製鐵所旧本事務所
作品タイトル:夏空
作品に込めた思い:凄く良く晴れていてきれいに見えました。

エリア賞 十亀 良幸さん

撮影対象資産:遠賀川水源地ポンプ室
作品タイトル:刻まれた記憶
作品に込めた思い:夕暮れの時の空と遠賀川水源地ポンプ室を撮影した一枚。ポンプ室は歴史的な存在であり、その堂々とした姿勢がかっこよさを醸し出しています。夕日の光は、そのかっこよさを引き立て、同時にこの場所に刻まれた記憶を蘇らせます。

■協議会事務局コメント
【「明治日本の産業革命遺産」世界遺産協議会】
厳正なる審査の結果、最優秀賞1作品、優秀賞2作品、エリア賞11作品が選ばれました。おめでとうございます。
「明治日本の産業革命遺産」の全エリアを対象としたフォトコンテストは今回で2回目の実施となりました。たくさんの方からご応募をいただき、そして、各構成資産へ足を運んでいただき誠にありがとうございました。今回の募集テーマは“記憶”。応募作品には、各構成資産がこれまで積み重ねてきた時間や歴史の一瞬を、感性豊かに写し出した作品が多く寄せられました。一枚一枚の作品から、大切な資産を受け継いでいきたいという想いが伝わってきます。最優秀賞・優秀賞、エリア賞の作品を通して、先人たちの偉業に思いを馳せていただき、そしてぜひ、「明治日本の産業革命遺産」の地を訪れてみてください!

明治日本の産業革命遺産フォトコンテストWEBサイト
https://photocon-jmir.com/