Q.大学4年生女性です。就活が始まり、10年後のキャリアプランを立てるように言われましたが、将来が不安です。
一斉に就職活動が始まることは日本の風習のひとつですね。
スーツにパリッと身を包む学生が集団で行動する光景は何だか異様ですね。
ピンク:就職活動がいよいよ始まる時って期待と不安が半分ずつよね。
私の就活の時は、まだ女性の社会進出が今ほどではなくて、女性の就職は「事務職」「派遣雇用」「非正規雇用」「30歳定年」なんて言葉もよく耳にしたわ。
その度に、なんだか将来が真っ暗なように感じたけれど、結局のところじたばたしていたら良い就職先が見つかったわ。
イエローさん:女性と男性では就職活動における視点も少し変わってくるわね。
私が重視したことは「長く勤められること」で、産休・育休制度が整っていることが条件だったわ。
男性と能力が互角でも、出産・育児でキャリアに遅れを取ると考えたからよ。
結局のところ、制度がない会社にしか就職できなかったけれど、時代の流れに合わせて最近充実されたわ。
大切なことは、制度があって、「活用されていること」だと気づいたわ。
ブラックさん:産休・育休制度があるに越したことはないわね。
海外ではベビーシッターを雇うことも常のようだけれど、日本で同じことをすれば悪妻として評価されてしまうわね。
女性は結婚退職が多かった時代もあったから、企業側が男性を優遇するという話も聞いたことがあるわ。
グリーンちゃん:10年後のキャリアプランなんてとても立てられないわ。
結婚や出産、介護など女性のキャリアにはプライベートも含まれるし、それによってガラリと変わってしまうもの。
海外では若いうちに何度も転職をすることも普通だというし、自分の人生に合わせてキャリアを変更していっても良いと思うわ。
ホワイト:2016年のキャリタスリサーチの「女子学生の就職活動に関するアンケート調査」によると、 就活中の企業研究で意識したことについて
・残業や休日出勤実態
・転勤実態
・育児休暇取得率
・女性社員平均勤続年数
を挙げた人が多かったみたいね。
楽天リサーチが2017年に、直近一年間に正社員の中途採用に携わった従業員50名以上の企業の採用担当者300名に行った「リクナビNEXT 採用実態調査」
によると、
「転職歴、何回目から気になりますか?」という質問に対し、
転職回数1~2回までは10%、3回目から40%、4~5回から28%。気にならないと回答した採用担当者は全体の約15%という結果だったみたい。
一方で、「採用した中で一番多かった転職回数は?」という質問に対しては4回以上の転職経験者を63%が「採用したことがある」と回答したそうよ。
ブルーさん:就職活動において、女性ならではの視点があるようね。
育児は女性の仕事という日本の風潮を意識しているのかもしれないわ。
~コラム~
私の就職活動は、なるべく楽しみながら経験しようと意識していました。
しかしなかなか内定がもらえずに落ち込むこともありました。
振り返ってみて思うことは、内定をもらった企業は私に合っていたし、
断られた企業には入らなくてよかったなあということです。
一喜一憂する必要はなかったと思います。
結局のところ、新卒採用で入社した会社も転職して新しいキャリアを作っています。
仕事を選べる時代ですから、大学生にはあまり思いつめず、自由に選んで欲しいと思います。
▶明日のテーマ
Q. 介護に疲れています。自分の両親なのに憎い時もあります。どうしたら良いのでしょうか。
お楽しみに(^^)/