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日常雑感

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日常生活の中でふと頭に浮かんだことを雑記としてまとめています。
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#時事

最高点と最低点をカットする知恵

何人かの審判員が採点するスポーツ競技で、そのなかの最高点と最低点をカットし、それ以外の点数だけを使って得点を競うというものがある。フィギュアスケートや体操などがそうだったか。

いい仕組みだと思う。

以前、あるオリンピック競技で、審判員の一人が贔屓の選手に異常に高い点を与え、そのライバル選手には過度に低い点を付けたという報道があった。オリンピックのような場ではナショナリズムをはじめ様々なバイアス

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チケットショップの年賀状

毎年年末が近づいてくると年賀状をどうしようかと考える。虚礼ということは言われなくてもわかっている。メールやLINE、Skypeなどで日頃連絡を取り合っている人には今更という気持ちもある。でも、年1回の年賀状のやり取りでしかつながっていない人もいる。少し大げさな言い方をすれば、互いの生存確認という意味もあると思っている。

ということで今年も年賀状を手配することになる。

郵便局に行くと、年賀状特別

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「勝者と思われる」か「明白な勝者」か

米国の大統領選の結果に関する報道を見ていると、記事によって微妙なニュアンスの違いがあることに気づいた。

政権移行の予算執行にかかわる一般調達局がバイデン氏を "apparent winner" と認定したことを受けた記事だ。報道では、バイデン氏を「勝者と思われると判断」というという記事から、同氏の「勝利を正式に認定」や同氏が「明白な勝者」とまで書いた記事もある。かなり受ける感じが違う。

これは

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「百害あって一利なし」と「いいことずくめ」

「百害あって一利なし」ということばを聞くと警戒心が沸いてしまう。逆に「いいことずくめ」と聞くと本当かなと疑ってしまう。へそ曲がりなのかな?

百害はあるかもしれない。しかし利がまったくないことなんて世の中にまず存在しないと思っている。そもそもこのことばが発せられるような状況になった時点で、一利か二利か三利か知らないが何らかの利点があって物事が動き出しているということだろう。その動きを封じ込めたいと

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