チケットショップの年賀状

毎年年末が近づいてくると年賀状をどうしようかと考える。虚礼ということは言われなくてもわかっている。メールやLINE、Skypeなどで日頃連絡を取り合っている人には今更という気持ちもある。でも、年1回の年賀状のやり取りでしかつながっていない人もいる。少し大げさな言い方をすれば、互いの生存確認という意味もあると思っている。

ということで今年も年賀状を手配することになる。

郵便局に行くと、年賀状特別販売コーナーみたいなのができている。大きな郵便局前ではテントを張って年賀状を山積みにしている。粗品までくれるみたいだ。別の用事で郵便局に行っているのに、前を通るたびに職員たちがちらちらとこちらを見て、「買え」と無言のプレッシャーをかけてくる。

郵便局職員には申し訳ないと思いながら、ここ数年はチケットショップで年賀状を買うことにしている。1枚当たり2~3円安く手に入る。もっと時間と手間をかければさらに安い店もあるかもしれない。

いつも不思議に思うのだが、どのチケットショップでもきれいに包装された年賀状の束が山積みになっている。なぜこれほど大量に売られているのか。

早めに年賀状を買っていたが身内に不幸ごとがあって要らなくなった。多めに買ってしまい、使わずに余った分を売った。といろいろ事情はあると思う。でもそれだけではチケットショップに大量に流通している説明にはならない。組織的にものが流れているとしか考えられない。

少し前に、「自爆営業」が問題になった。表向きこの問題は解消されたはずだが、まだ残っているのだろうか?チケットショップで買うのはその違法すれすれの行為に加担していることになるのだろうか?

罪悪感から逃れたいので、だれか事情の詳しい人に解明してほしいと思っている。

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