おちこ

ピクトグラムクリエイター。 ピクトグラム作ったり、デザインをしたり、フッッとなる作品を…

おちこ

ピクトグラムクリエイター。 ピクトグラム作ったり、デザインをしたり、フッッとなる作品を作ったりするひと。

最近の記事

スタンピングリーフを綺麗にくっつける最適解

せっかくのクリスマス。(※去年の12月に書いていた記事デス) ということで、浮かれてクリスマスカードを作った。 オリジナルのペーパーフレームなんかにも入れちゃって。 イラストは、るんるんでクリスマスの準備をしているピクトくん。 イルミネーションと星の部分は箔押し(スタンピングリーフ)を頑張った。 何を頑張ったかって?それはもう、後を読んでくださいな。 0.結論だけ知りたいあなたへ ⚫︎ポイント ・インクジェット紙は綺麗に貼れないよ。 ・レーザー印刷は2回するのがベタ

    • 展示とハンドメイドの2023年

      年末には、次の年にやりたいことをぼんやりと考える。 去年の末には、「展示をやりたいな〜」と手帳の隅にメモっていた。 すると、なんとグッドタイミング。 先生のお声がけにより大学で約3週間の展示を、 秋から友達のカフェの横で毎月展示をしている人になっていた...。 人は1人では何もできないとつくづく思う。 どこかで出来た縁が、なにか面白いことへと繋いでくれるのは、どうやら本当のよう。 「このアート、商品化したらほしいです」 と言ってくれていた友達の声を実現するべく 一念

      • 「ピクトマンガ」を知ってほしい!

        ピクトマンガ、記念すべき第一話目はこのお話。 小学生がお辞儀をすると、ランドセルの蓋が開いて教科書が飛び出すというあるあるだ。(本当にあるあるか?) 卒業制作から3年。 まさかまだ飽きずにピクトマンガを描いているとは... 「おまえ、まだ描いとるんか。懲りんのう。」というご先祖様の声が聞こえてきそうだ。 1.ピクトマンガって、そもそもなあに? その名の通り、ピクトグラムだけで構成されたマンガである。 単純すぎる名前だが、どうやらネットで調べても引っかからないので 私が

        • ホログラムのシールステッカーをつくる!

          日々、アイコンシールを作っているわたくしですが 最近流行りの、iPhoneケースに入るサイズの大きめのステッカーを作ろう!と心に決めました。 (ちなみに販売しているシールの一部↓) 季節はハロウィン目前。 おっと!ちょうどいい。 この前描いたおばけアイコンをシールにしちゃおう。 白いシーツか、毛布か、 誰かが何かを被っていて、裾の方にしわがよっているおばけくん。 フォルムがお気に入りなのよっ さて、紙決めのお時間ですよ。 【うちにあるラベル紙たち】 候補1:上質紙 や

        スタンピングリーフを綺麗にくっつける最適解

          愉快な友達と、愉快な展示を

          「コーヒーとお菓子を売っている横で、よかったら展示とかやってもらっても!!」 という神のおことばにより、 私はスキップで街を駆け抜けたくなるほど嬉しい1日を過ごすことになる。 1.愉快なコーヒー屋さんとお菓子屋さん愉快な友人は、月に一回、大阪の昭和町の商店街の中でカフェを開いている。 愉快な友人とは、 コーヒー担当のナオキと、お菓子担当のジョークンのコンビ。 大学を卒業してから、 2人は知らぬ間にカフェをするパワー!溢れる人になっていた。 しかも、個人的にめちゃくちゃあ

          愉快な友達と、愉快な展示を

          ピクト絵画制作の格闘話

          累計何分、うちのレーザープリンターちゃんを稼働させたかわからない。 試し刷りも、ミスプリも、切れ端も、 ぜーんぶ残しておけばよかったと、完成した作品を見るたびにいつも思う。 (実際全部残してたら家がペシャンコになるので気をつけましょう) もう出番がなくなってしまった、捨てる寸前の紙の山が 試行錯誤の回数を表している。 今回はその山が過去一で高かったのでは? マジ富士山。 1.試し刷りという名の餅つき大会随分前に作った9種類の「名画をピクトにしてみたシリーズ」を、「Am

          ピクト絵画制作の格闘話

          アイコンを動かしてみたいんや…

          電車の中で、何を作ろうかなぁと考えることが多い。 ノートにメモりながら考えるが、揺れて書きづらい。 アイコンが動いたら...おもしろそうやな... その最初のステップに「LINEのアニメーション絵文字」を作ってみることが最適だと思ったので、よくみるあの黄色い顔の子たちを元にしてみた。 電車に揺られてふにゃふにゃな線で書かれた顔アイコンたちを、「微妙なニュアンスなかおアイコン」と名付けた。 そうそう、こういう時にこの顔が欲しいのよぉ〜、と思いながら描いていく。 ところでこ

          アイコンを動かしてみたいんや…

          「マークが/しかない展」解説大会

          さて!現在開催中の展示、「マークが/しかない展」の解説大会が開幕しました。 この記事を読むだけで、展示会に来た気分になれちゃうどころか、 展示物の作り方もわかっちゃう。 どんな疑問から作品が生まれたのか、 どんな素材で作品が作られているのか、 をまとめてみました。 無駄話もあるのでササーーーッと流しながら読んでみてください。 ⚫︎壁展示iPhone(スチレンボード) 「…タクシーのアプリどれじゃろうか?」 「これこれ!覚えててね〜。車のマークがないからわかりにくいね。」

          「マークが/しかない展」解説大会

          4コマ漫画のつくり方〜我流〜②

          「ところでピクト、目ないけどどっち向いてるん?」とふと思う。 あっち向いてホイ大会を脳内で開催させてみるものの、やはりどっち向いてホイ状態。 「じゃあどうやってあっち向いてホイで決着つけんのよ?」 「あぁ、そうか。顔が丸ごとそのまま動いてるんやわ。スライド式に。」と気づく。 スライド状態の4コマ目(オチ)を描く。 比較になるから、1コマ目は普通にあっち向いてホイさせよう。 2コマ目に指摘させよう。 3コマ目はスライドオチにもっていくためにリクエストさせよう。 と

          4コマ漫画のつくり方〜我流〜②

          4コマ漫画のつくり方〜我流〜①

          始まりはだいたい2パターン。 4コマが描きたい気分になって、 無印のノートとペンを持ちながら、斜め上の一点を見つめながら考える。 「何について描こっかなあ。」 か、 電車の中や街を歩きながらそこらじゅうの人間を黒塗りのピクトに置き換えて、想像を巡らす。 ちょっとでもネタになるかも、と思えばiPhoneにメモる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「ピクトは頭まんまるやのに、髪の毛生え出したらおもろいな。しかも寝癖っぽいやつ。」と斜め上の一点を見つめ

          4コマ漫画のつくり方〜我流〜①

          アイコンセットをお菓子のパッケージにしてみた

          依頼を受けて作成するのピクトグラム・アイコンとは別に、オリジナルでもアイコンを作っている。趣味の領域。 寿司やらハンバーガーやら お掃除グッズやら行事のアイコンやら楽器なんかも。 月に1セットを目標に掲げながら、なんとか続いている。もう節分アイコンも作っちゃったもんね! 作って放置じゃ勿体無いので、一応ダウンロードできるようにネット上にアップロードしている。なんと、ごく稀にダウンロードされます。ありがとう。 最近、この愛しいアイコンたちをパッケージデザインとして載せて

          アイコンセットをお菓子のパッケージにしてみた

          「他人」が「知り合い」に変わる瞬間って、面白い

          超絶久しぶりの満員電車。 奇跡的に座れた座席から、他人ばかりの集合体をぼんやり眺めていると、 あれあれ...?まるでピクトグラム...と思ってしまった。 ※毎日ピクトのことを考えている弊害ですね。 頭によぎるのは、先ほど駅のホームで見たあのマーク。 二列に並んでね、のマーク。 不特定の人を人型シルエットで表している、マーク。 この人たち、会話もしてないようだし こんなに行儀よくくっついてるけど、前後左右、顔も知らない他人なんだよなあ...なんてことを考えていた。 会話

          「他人」が「知り合い」に変わる瞬間って、面白い

          寿司アイコンシール 制作秘話

          これまでの人生、 好きな食べ物はなんですか? と何回聞かれただろうか。 そして、 寿司に決まってるやん。 と何度答えただろうか。 そう、寿司がとても好きなのだ。ずっと昔から。 ただこれ↑を伝えたいがために出だし7行も使ってもうた。無駄。 1.シールデザイン編寿司愛に満ちている私は、46種類の「お寿司アイコンセット」を作ってしまった。超ノリノリで。 毎週水曜か木曜に少しずつ描いてはお寿司ズをためていった。 ちなみに、えびマヨが好きなのですぐ描いた。 ノーマルなマグロとサ

          寿司アイコンシール 制作秘話

          ピクトグラム × 名画

          小さな頃からよく美術館に行った記憶がある。 額縁の中の世界に引き込まれるように、ジッとそれを見つめていた。 小学生の時、 将来の夢欄にはいつも「画家かマンガ画家」と書いていた。 「画家」でも「マンガ家」でもなく、『画家かマンガ家』だった。 ルノワールみたいな絵も描きたいし、ストーリーを考えることもしたかったから。 いつしかお気に入りの筆も、集めた万年筆も持たなくなったが 代わりに毎日パソコンを触るようになった。 筆がなくても指とトラックパッドで絵を描くし、今でもオチのあ

          ピクトグラム × 名画

          私の本棚(ピクトグラム関連本ver.)

          それにしても、ピクトグラムの本が増えてきた。 コレクションしているわけではないが、なんか気づいたら増えていた。 私の本棚は、 デザイン関連の本、コレクションしているポストカードやらチラシをまとめているファイル、セカオワの本…など趣味丸出し最高本棚なのだが、 中でも存在感がすごいのはピクトグラムの本たちである。 とにかくデカくて、分厚いものが多い。場所取るんよ。 ここらでちょっと紹介させてください。 1. ピクトさんの本文庫本くらいのサイズ。 ピクトに興味を持つきっか

          私の本棚(ピクトグラム関連本ver.)

          「遊び」が「仕事」に…!

          記事の題名のままだ。 「遊び」と思っていたことが仕事になった。 この上ない喜びとともに、不思議な気分で頭がぐるぐるしている。 ---------- 私は、普段からくだらないマンガを描いている。 自分で「ピクトマンガ」と呼んでいるものだ。 描きすぎて、もう何話あるのかわからない。 (↑ 前に描いたものです。着替え台のピクトグラムを初めて見たなと思って。) ピクトグラムを使ったマンガ。だからその名前をつけた。 去年(大4)の春頃からその「ピクトマンガ」シリーズを描き始めた

          「遊び」が「仕事」に…!