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ピクト絵画制作の格闘話

ピクト絵画(minneで販売中)

累計何分、うちのレーザープリンターちゃんを稼働させたかわからない。

試し刷りも、ミスプリも、切れ端も、
ぜーんぶ残しておけばよかったと、完成した作品を見るたびにいつも思う。
(実際全部残してたら家がペシャンコになるので気をつけましょう)

もう出番がなくなってしまった、捨てる寸前の紙の山が
試行錯誤の回数を表している。

今回はその山が過去一で高かったのでは?
マジ富士山。

1.試し刷りという名の餅つき大会

随分前に作った9種類の「名画をピクトにしてみたシリーズ」を、「Amazonで買ったなるべく安いポストカードサイズの紙」に刷ることから始めてみた。

ファースト刷り

実はこのファースト刷りと完成作品とでは、
ピクトの顔の形や配色、線の幅、(あとラインナップまでも)と、何もかもが違う。

ポップさ・少しのエレガントさ・統一感を模索するために何枚の紙が犠牲になったかわからない。

まだ途中段階
完成

刷っては調整・刷っては調整、まるで餅つき。
餅つき大会を終えたおちこは、次のフェーズへと突入するのであった…。

2.紙選びの儀式

当然、紙オタクは紙にもこだわらねばならん。
私が求める条件。

・キャンバス生地のような紙質
・レーザープリンターで刷っても綺麗に色が乗る
・できればすでにポストカードサイズに裁断されている
・すこししっかりした紙

いやぁ。色々試しましたよ。
もう何の種類試しました?ってインタビューされても、
ありとあらゆる紙すぎて覚えてません。って答えますよ。

血眼で探した末、
全ての条件を満たした"かみ"がここに…!降臨…!

ありがとう!”かみ”!

美しい質感…

3.ペーパーフレームへの目覚め

目覚めてもうたんです。
ええい!額縁をつくりたくてたまらん!!!と。

このポストカードだけのペーパーフレームを作りたくて、
また、
餅つき大会と儀式の時間がやってくる。

フレーム上部

うねうねのフレームを作りたいというわがままを叶えるため、
A4の紙でいかにうまく収めるか?折り目の幅は?きちんとフレームが閉まる構造にするには?切り込みの幅や位置は?

うねうねの曲がり具合、色、色の幅、吟味することはたくさん…

当初、写真用のビニールコーナーにポストカードの四隅を入れようと考えたが、

え?紙に直接切込入れたら解決する話やん。
という結論に。

差し込み箇所
見開き
裏面

4.完成

スタンドに置いてみた

そうして出来上がったのが、この子。

手間暇かけすぎて可愛い我が子状態。
目に入れても痛くない。

可愛い我が子

ぜひお家に飾ってください。
9種類のピクトのアート、作りました。
(今なら送料無料です)

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