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翠魔酒アブサン

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【早まった読書感想文、規制から生まれる狂気の末路ーパノプティコンを凌ぐシノブティコンの現代へ緑の魔酒を注ぐー】

【早まった読書感想文、規制から生まれる狂気の末路ーパノプティコンを凌ぐシノブティコンの現代へ緑の魔酒を注ぐー】

『ドラッグの誕生 十九世紀フランスの〈犯罪・狂気・病〉』を読んでいる道中。読了まで我慢できなくて綴る。読了後に感想文を書こうというものなら、軽く一万字は書かせられるであろう読書体験中なわけで。

さて、今日も書こう。『岸辺のない海』に漂着した実在しない自分の右手で。

酒精の教皇と、止木場の紳士、敬服せるお二方が共通でお読みになっているというのだから、どうしても鼎談をそのうち成し遂げたい青二才は、

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未だ漆黒の「驚異の部屋」に踏み込む前に。敬礼などしないが、アドルフに告ぐ。

未だ漆黒の「驚異の部屋」に踏み込む前に。敬礼などしないが、アドルフに告ぐ。

いつものことなのだが、執筆、と大それた表現を振り翳すつもりは毛頭ないが、の意欲が激減している。これは僕にとっては本当にもう茶飯事で、その勾配の差の歴史が我が人生と言っても過言ではない。下がるときは下がるのである。そんなときはいつだって、インプットに急ピッチに舵を取るのだが、この度はそれすらも減退気味だ、何故だ、何故なのだ…? やはり、ストリーミング動画&音楽サービスがいかんのである。

読書も「執

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西方の法王から頂戴した題目三つ。それ即ち、「薬草」「医学」「宗教」。「仏」と「瑞」を足す。東方から更に「錬金」「愛智学」「藝術」をそそくさと持ち出し「神羅帝国」で包む。其等を接木し誕生した【未回収の『ライン同盟』】こと君は《アブサン》という名の魔本を止揚・錬成するに到る。(比喩)