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夏バテをぶっ飛ばせ! スペシャルニンニクカレー

毎日暑い日が續いておりますが、流石に食が細くなって參りました。
典型的な夏バテの様です。
昼は事務所でクウラ様の風に當たり放しですし、これは宜しくありません。

…と云う先日の金曜日。
ここらで鳥渡、氣合いを入れようと特製「ニンニクカレー」を作ったのでありました。

金曜日は高確率で夕飯がカレーになるのですがこれは以前お話した通り、或る種の樂しみとこだわりの様になっております。

さてこの「ニンニクカレー」ですが、昔々、私が小學生の頃からお世話になっている千葉縣某所に在る保養所のカレー屋さんで食べた思い出の味なのです。
そのカレー屋さんがつい最近閉店したと伺い非常にショックでありまして、あの頃の記憶を頼りに作った物だったのです。
(最後に實物を食べたのが3年程前でしたが…)

私は外食をした際に食べた料理で特に氣に入った物はその味をよく記憶する様に心掛けております。
自宅でも同じ味を再現出來ぬものかと色々に試行錯誤を繰り返していくと料理の巾も拡がっていきます。
それが日々の自炊と時々の外食の樂しみでもあるのです。

然してこのニンニクカレーもその内の一つでありまして、あのお店で食べたカレーを何とか家でも食べたいと幾度にも亘って改良を重ねていった結果、作り上げた物だったのです。


とは申せ、基本的に作り方は普通のカレーと同じです。
使うカレールーも市販の物(辛口)を使っております。
特徴と致しましては肉は必ず豚肉(若しくは豚ひき肉)を使う点です。
これがニンニクとの相性が誠に宜しいのです。

今回のニンニクは西班牙産

そしてそのニンニクですが、丸ごと1個をカレーに入れます。
それも3回に分けて入れます。

一度目は3片を油を敷いた直後に入れて香りを出します。
二度目は材料を煮込む際に残りの半分を入れます。
最後はカレールーを溶かした後の仕上げにひと煮立ちする際に残り全部を入れます。
ニンニクは細かく潰して入れるのです。

こうして潰して入れるのがコツです

こう見えてもニンニクが大好物なものですので、このニンニクを潰す器具はよく使っております。
中學生の頃は軆力テストに於いて瞬發力で名を馳せた身の上でございまして握力だけは今も健在です。
流石に1個全部をコレで潰すとなると少々腕が堪えますが…。

出來上がり

これだけの量のニンニクが入っているのですから當然、ニンニクの風味がよく効いた一品になっております。
完全に復元する事は不可能でも、あの懐かしいあのカレー屋さんの味が蘇る様でございます。

夏の夕暮れのニンニク料理は心地良い汗が出るものでございます。
やはり夏の食事はこうでなくてはなりますまい。

眞夏の金曜日の夜に観るものと言えば…

この日も現役のビデオテープを観る事に致します。
私は1年の内の夏に必ずこれを1回は観ないと氣が濟まないのです。

わざわざビデオテープで観るのが良いのです。
綺麗過ぎる映像は私の目にはきつすぎますし、何よりもつまらないテレビのコマーシャルや番組の字幕が入らないところが誠に宜しいのです。

「スタジオジブリ」ではなく「徳間書店作品」

まだまだ頑張るビデオテープ。
30年以上前のビデオテープですが画質は衰えを見せません。

嗚呼、夏だ…

夏に相応しいカレーを夏に相応しいテレビと共に。
夏休みに毎年出掛けていた思い出のあのカレー屋さんの味…。
日本の夏を感じるひと時です。

名曲『風の通り道』が流れます

鳥渡ヨレヨレの部屋着…。たまにはアイロンを掛けましょう……。

さて流石にこのスペシャルニンニクカレー、食べればスタミナ満点なのでありますが、その後の事は一切考慮されておりません。
先に述べた通りニンニクは大好物なので日常的によく食べているのですが、この手の問題とも長い附き合いの様です。

そんな時には「元祖ブレスケア」

とりあえず食後に仁丹を使いましょう。
昔乍らの物、結構これがなかなか良いのです。
口臭が取れて尚且つ胃腸も整える。年寄臭いとか言わない様に!


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