どうにかしようとしない。
この1ケ月半続いていた忙しさや緊張が少しずつ緩和されて、日常のリズムを取り戻しつつあるところ。
なかなかキツかったけど、忙しさによる良いこともあった。
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うちの会社は3人。
私の立ち位置は、「仕事内容」も「3人の中の役割」も『真ん中』で。
3人で10年以上やっているから、もちろん仲は悪くない。だけど、ボスと先輩によるコミュニケーションよりも、圧倒的に「ボスと私」「先輩と私」によるコミュニケーションの方が多い。
役割的にも立場的にも、2人ともたぶん私には話しかけやすい。
それ自体は全然良いのだけど。人って慣れている態度が加速するものだから、気が付けば「ボスと先輩」のやりとりが減って、私を介したコミュニケーションが増えていた。この1年ほど、その様子が私は少し気になっていた。
コミュニケーションが減ると、(そもそも自分から働きかけをしていないのに)「相手が何を考えているのかわからない!」という状態になったりする。
わからなければ、コミュニケーションをとるしかない。「わからない」と放置したら、悪化することはあっても良くなることは絶対にない。
とはいえ、社内の雰囲気はいつも通りで、特別な何かがあったわけではなく。ただ、なんとなく私はこのままじゃマズイような気がしていた。
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それが最近、思いがけず良い感じになってきた。
理由はシンプルで。私が社内にほとんどいないから、ボスと先輩のコミュニケーションが増えた。
私が営業で忙しく、社内にいる時間が激減。オフィスにいても高速で動いてて、「忙しいオーラ」「話しかけないでオーラ」が出まくっていたのだと思う(笑)
この時期は3人の役割上、私がいちばん忙しい。さらに予期していなかった案件が入ったりして、例年以上の忙しさと緊張が続いていた。
みんなも私が忙しいことはわかってくれているので、話しかけられたり頼まれることが減り、気が付けばボスと先輩で色々と進めてくれることが増えた。
コミュニケーションが増えると、相手との気持ちの距離感が自然に縮まっていくんだと思う。なんとなく、3人の間に流れる空気が変わったような気がしている。ちゃんと循環している感じ。
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私が、どうにかしようとしたり心配するよりも、その場に居ないことで自然に解決していく。
という大発見ができたのは、忙しさによる大きな収穫。
面白いなぁ。
人のことはどうにもできないから、自分が目の前のことに集中して、私ができることを淡々とやろう。
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読んでくれて、ありがとう。
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