銭湯での出来事。

日曜日の夕方は、たいてい近所の銭湯へ。ほんとは毎日行きたいけど、そうもいかない。

昨日は混んでなくて、シャワーも結構空いていた。シャンプーやタオルなど何も荷物が置かれていない場所を選ぶ。

さて髪を洗おうと思ったら、おばあちゃんがやってきて、

「この席とってたんですけどー!」と元気よく言われた。

私は完全にポカンとなって。え!?わたしに言ってる???

そもそも私は、銭湯で「場所を取る」ということをやらないし、銭湯を愛する一人として、それはマナー違反かなと思っている。だからといって、人がやっていても特に何とも思わない。

今回、席に荷物はなかったけど、お湯だけ入った洗面器は置いてあった。おばあちゃんにとっては、それが「場所を取っている」ということなんだろう(?)。私は完全にフリーの場所だと思っていたから、ただただ驚いてしまった。

「この席とってた」という意味が素直に全くわからなくて、一瞬とまどった。

まぁでも私は、他の席でも全然良いから、「えー!ごめんなさい。じゃあ私、隣の席に移りますね。ごめんなさいー!!!」と、最大限の感じ良さを装った。

おばあちゃんが執着しているこの場所に対して、私は何とも思わないし。他のシャワーを使えばいいだけだから、これくらいスグに譲る。

そしておばあちゃんは、軽く体を流して(10秒くらいで)、またすぐにサウナへと戻っていった。短っ!

銭湯の席でさえ、人は執着するものですね。

と、なんだか面白い出来事だった(笑)

*

例えば場所取りだったり、急いで人よりも早い順番を狙う、まわりを押しのけて強引に前へ進もうとするなど、そういう光景は毎日の中でよく遭遇する。

私はそういうとき、あえて逆の行動を意識している。

ゆっくり、ゆっくり。

例えば電車。そんなに急いで乗り換えなくても、またすぐに来るんだから1本後にしようとか。まぁ、ささいなことだけど。

以前にもnoteで書いた記憶があるけど、「お先にどうぞ」という感じを目指したい。

たいていのことは譲るから、本当に大事なときだけお願いします!と思っている。

譲れることは、どんどん譲った方がいいよね。
そうすれば、大事なことだけのこる。

ということを、銭湯の出来事であらためて思ったお話し。

*

読んでくれて、ありがとう。

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