見出し画像

週刊『めんたい♡通信』20240630号

こんにちは!

梅雨だからしかたないものの雨日が多いですね。合間の晴れ日は真夏の暑さ、かと思うと『梅雨冷え』で急に気温が下がる日も。部屋でクーラー効かせすぎて外気との差が大きくなってしまったり。とかく体調管理には難しい時期かもしれませんね。


今週はフランスと英国で選挙があります。イランでも大統領選挙が決選投票になりました。いずれも革新系と呼ばれる党が票を伸ばしています。多様な意見が戦わされるのは民主的であり、それ自体は悪い事ではありません。

ただ現実では選挙結果がでても、手を取り合って・・・ということにはならず、さらに分断が深まるだけというのが、最近の世界の潮流のように感じられます。
国全体、世界全体の平和や幸福といった理想を語る声は希薄になり、自分(達)の利益を守ってくれる(であろう)人に投票する行動が強まります。

ところが現実はさらに悩ましく、米大統領選挙のTV討論会でも相手を罵り合う発言ばかり、東京都知事選では一体候補者は何を争点にしているのかも全く不明だったりと、『選択肢が無い中で、誰を選ぶべきか』という状況なのですよね。ヤレヤレ。

【マーケット雑感】
2024年前半が終了しました。世界の株式市場は総じて堅調でした。特に日本株は日経平均とTOPIXがともに昨年末比+18%超の上昇と世界の中でも際立った強さでした。

ほぼ並んで米NASDAQも+18.1%、S&P500+14.5%の上昇です。日本の個人投資家は円安効果もあるので、円ベースではもっと上昇を享受できている人も多いかと思います。

年初から『FRBは今年は◯回利下げするのでは』という期待が株価を下支えしていきました。
実際にはここまで利下げは見送られており、年後半も『年内に1回利下げがされる(かどうか)』と状況にトーンダウンしているのですが、半導体やAIブームに支えられて株価は高値圏を推移しています。

さて、年末はどういうった株価水準にあるでしょうね。今より10%以上、上でも下でもあり得るつもりで構えておくのがよいでしょうね。


先週の米国株はNASDAQとS&P500が金曜日の午前中に高値を更新したものの、引けにかけて売られ、結局前週末比でほぼ変わらずとなっています。それでもNASDAQは6月月間+6.0%、S&P500+3.5%と大きな上昇月となりました。

欧州株も揉み合い、フランス株は前週一旦戻しましたが、やはり選挙を控えて株価は再度大きく下落しました。仏CAC40は前週末比-2.0%の下落、月間での下げ幅は-6.4%に拡大しました。

インドSENSEX30が前週末比+2.4%値上がりして、史上最高値を更新しました。日本株も先週は大きく上げたのですが、中国株が再度売り込まれており(前週末比-1.0%、6月月間-3.9%下落)、アジア地域に投資しているファンドのマネーが引き続きインド株や日本株にシフトしているのかと推測されます。


日本株は・・・。
日経平均+2.6%、TOPIX+3.1%と前週末比で大きく上昇しました。特にTOPIXは3月の年初来高値を更新しました。

揉み合いが続いていたのですが、チャート的に上値を抜けた形になったことから先物主導で買いが入ったようです。また円安がとまらないこともあり、日銀の利上げ期待が高まり、金融株が急速に買い直された事もTOPIXを押し上げていました。

為替市場では円は全面安。報道されているようにドル円は一時161円台の円安になっていますが、ポンド円も203円台など他通貨でも軒並み円安が進みました。トルコリラでも円安傾向・・・w。


今週から7月相場。
4日(木)は米国は独立記念日で休場。英国・仏の選挙動向、米大統領選挙のTV討論会の結果を受けて、民主党はバイデン大統領の替わりの候補を立てるのかどうかなど、政治的な混乱がマーケットに影響を与えるかどうかに注意が必要かもしれません。

東京市場は円相場がどこまで円安になるのか、日経平均が4万円回復できるのかといった目先相場のテクニカルな注目点はあります。海外投資家次第というのから脱却できるかどうか。

(主な指標)

【今週の記事】

ネットが普及する前はテレビや新聞が多くの人にとっての情報源でしたので、世界で何が起きているのかは、たまたま報道されたニュースでしか知ることが出来ませんでした。しかも、かなり遅れた時間差で。

いまや、即時に映像もついた世界中の情報が沢山ネットにアップされる時代です。テレビ報道もそれらを情報ソースにしたものも少なくありません。
しかも、それをスマホで手軽に見る事ができるというのも情報過多に拍車をかけています。

でも最近ニュース番組やネットニュースを見る時間が減りました。世界的にもそういう傾向が強まっているようです。

ほんと嫌なニュースやフェイクニュース、詐欺情報も多く、メンタル維持するためにはそうした情報を遠ざけて、穏やかな時間を過ごしたいと思う人は多いのだと思います。

若い世代はそもそもテレビは見なくて、Tik Tokから情報を得ているとか。うーん、ダンスなどのショート映像ばかりかと思ったら、(詐欺が多い?)情報も沢山流れているのですね。まあ、昔は若者向けの『雑誌』が猥雑な情報の宝庫ではあったわけですが・・・。

【その他本文で参照した記事】

  ・・・家計の金融資産すごく増えてますね・・・。

***

それでは、また来週!
(今回は6月30日お昼頃にお届けしています。)
***

(但し書き)このメルマガは株式市場に関する私の見解(投資の判断はご個人の責任でお願いします)と、ネットサーフィンの中で気になった記事をご紹介するものです。ネットに溢れる膨大な情報を各人がすべて見ることは不可能ですので、少しでも貴方の目に留まらなかった情報をピック出来ればと思っています。ご質問・お問い合わせ、配信停止等、お気軽にご連絡ください。

***

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?