『トワイライト・シンドローム』
葉っぱが斜めに照らされて、
さざなみみたいに揺れるころ、
君はいったいどんな光に、
どんな言葉に触れてるんだろう。
夕陽は強引にみせてくる、
遠い日のフィルムの端っこを。
恋人でもない人と、
ばいばい出来たあの日の色を。
わたしはずっと憎んでいる、
あの生意気な少年を。
トンボが獲れればそれで良かった、
あの無邪気な少年を。
大きくなったら、五時の鐘を買う。
家路へ追いやる秘密の音、
あなたの幸せを願える魔法。
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