今ヌ

なんだかんだ自分が大好きな20代。

今ヌ

なんだかんだ自分が大好きな20代。

マガジン

  • 日本語不自由

    メンヘラ日記、現実のことと夢のこと。 ※ほぼノンフィクション

  • ひとりごと

    読みやすくはないと思います。 ※そもそも現実とは

  • 愛のない世界を救うのよ

    世界を救うメンヘラストーリーを妄想中。 ※全てフィクション

  • 中文散文随笔

    ポエミーな私をどうぞ。 ※全て妄想

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口の中で溶けてゆく深夜3時。

1日24時間の中で、 深夜の3時から4時の間が1番好き。 夜が深く、 空はミステリアスな青色。 世界は静かで、君の寝息が聞こえる。 悪夢をみて目を覚ますことが多く、 とりあえず君の名前を呼んでみる。 助けに来て欲しいとは思っていなくて、 ただ何かの呪文みたいに、 唱えてみると動悸が治まるような気がして。 いち、に、さん、よん、ご。 これを5セット、 呼吸を整える、気持ちを落ち着かせる、 雑念を払う。 君の声がすきだ、 深海の海藻がゆらゆらしている様な声、 天文学者に

    • 初恋はマルチ商法で終わった

      7年付き合った彼氏から 「会社のノルマが大変で、これに入ってくれないか?」とのメッセージがあった。 その日は復縁して5回目に、別れた直後の話だった。 もちろん断った。 個人向けの商品を紹介されたのではなく、 家族向けのプランだったせいだ。 もしこれがわたしだけに、だったら、 断れただろうか。 どっちにしろ、初恋の彼とはもう会えないと決めた。 なのに先週、また会うことになった。 古着屋とカフェを巡って、 お昼にはラーメンを食べ、 そのままわたしの家に来たのだ。 その夜は

      • 恋は煙のように熄える

        君がいないと生きていけないと 思っていた時があった 別れたいまでも 本当の本当に 別れたな、と自覚したいまでも 君がいないと生きていけるか 分からなくなっている 共依存でもなんでもいいが 7年間わたしの細胞を構築しているのは間違いなく君だった 思い出すと少し寂しくて でも これでいい このまま消えれば きっとまた

        • 息ができなくなるまで、君を好いていた

          気がついたら涙が止まらなくなった 12時間超えの仕事の後でも眠れない自分 少しは君と距離をとらないと と何十回繰り返してきたんだろうね この関係はわたしにとって 美しい思い出になれるのかなと 笑うこともあれば 泣くこともある 君と一緒にいる時の笑顔は偽物なんかじゃないけど、きっと催眠術みたいなカラクリは存在する じゃあ死ねば と 言われたことは 一生忘れることはないだろう いくら怒りに押しつぶされても 我を失い 血が上り … だとしても 人間相手にそんなことを言ってはいけ

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        口の中で溶けてゆく深夜3時。

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          今夜は君のプレイリストと眠る

          1年?もしくは2年前かな 君にお願いをしてプレイリストを作ってもらった かなり大掛かりで 誕生日プレゼントのつもりなのに 2ヶ月遅れてもらった あの時はわたしの気持ちを音楽にしてくれたのかなと なんとなく思った やはりこの人はわたしの事をよくわかってて 優しい人だなと 久しぶりに聴くと これは君の気持ちでもあったのね あたたかくて 素直に愛を言えなくて ただ見守っていて 頼りないけど ずっとそこに居てくれる そんな気持ちだったのかな わたしが思って以上にわたしを愛してくれ

          今夜は君のプレイリストと眠る

          散歩しながら君のことを考える

          わたしはたぶん 自分が幸せになることを恐れている 平日にズル休みをして 知らない駅で降りて 気の向くままに散歩するタイプ 君は計画を立てるのが好きで 当日どこかに出かけようとしても 目的地が決まるまでには家から出ないタイプ きっと 君と一緒にいることはわたしにとって一種の幸せだと思う ふかふかな枕に 少し骨っぽい君の背中 エアコンの音とランプのせいで眠れなくなるわたしと 君の寝息 すべては当たり前のように流れていて ただ 破壊寸前の匂いもする 金木犀の季節になると

          散歩しながら君のことを考える

          儚い女子に憧れた結果、使い捨て女子になった。

          花火のような 一瞬の煌めきを放てて、 プツッと消えるものがすき すぐに枯れてしまうお花も 過ごしやすい季節も 限られた時間の中で生きて、 何故か1番になれる 珍しくて、儚くて、すぐにでも失ってしまいそうで でも ただの日常で どこにでもあって 時期が来るとやってくるかもしれなくて そんな女の子になりたかった またね、と言われたいよね わたしから次いつ会える?て聞かないと会えない人ばかりだった そういうのに疲れた 誰にも、本当の意味では認められていなくて 都合よく そ

          儚い女子に憧れた結果、使い捨て女子になった。

          眠れない深夜は、シロップまみれになって、ソーダ水の1番下の甘い部分になりたい。

          2年間ずっと好きだった人とさよならをした ロマンチックな雨の中でも 哀愁漂う駅の改札口でもない ただ一言 さよならと、メッセージを送った 不安になった時には甘えて電話をかけたりもした 7時間掛けっぱなしで 似たようなくだらない話をしてくれる とても優しい人だった 実は秘密にしていることがあって わたしがあなたと別れた理由は 婚活したくなって、いつまでも逢いに来てくれないあなたに時間を割く暇がなくなったでも 新しく好きな人ができたし、用済みだと思ったのでもなく 実はとて

          眠れない深夜は、シロップまみれになって、ソーダ水の1番下の甘い部分になりたい。

          1001回目のさよなら

          青春時代はずっと君と一緒に過した だから君がいることが当たり前で 君を好きでいる自分が当たり前だった 親に聞いても 結婚するならその人だよっと何故か言われる でもわたしたち 同じような理由で何回も何回も喧嘩して 何回も何回もさよならをして 今度こそ君から離れると決めて そして元通り。 そんな自分は嫌いじゃなかった 君と一緒にいるからこそわたしはわたしだって思ってた いつからだろう 気づいてしまった わたしはひとりの方が気が楽 君と一緒にいると 頑張らないといけないこと

          1001回目のさよなら

          最初から1番になれない旅に出る

          運転できる? と急に聞かれました。 近くの温泉に行こうと誘われました。 わたしはペーパードライバーだし よく事故るし 運転なんて2年もしなかったのに いつどこだれと? とも言われていないから、きっとこれはわたしをからかっていると思った。 人はどうやって自分の中の好きをランク付けしているのだろうね。 そもそも1番すき、とか考えるのが不自然かもしれない。 関係性に名前を付けるのは普通に生きていける人たちだけ、わたしは違和感と劣等感で苦しくなるだけ。 だからこのままでいい、こ

          最初から1番になれない旅に出る

          村上春樹を読む

          私はハルキストではない あなたもだ でも彼の言葉になぜか惹かれ 自分の夢をみているような気持ちになる ながいながい真っ直ぐな道を車で走るような 遠い水平線をただただ眺めているような 雨の音を聞いている夏の夜のような そんな気持ちになれる あなたが寝ていることが 私にとってとても重要で それを事実として知る必要もある ただあなたの部屋の秒針の音や ストーブの音 そういう音がとても落ち着く あなたが ちゃんと存在していると思える 話している時はもちろん楽しい 私の眠れない

          村上春樹を読む

          ブラック珈琲が美味しいのはなぜだ

          そんなおじゃれな台詞は現実世界ではありえないよ と 君は言った 大好きな短編で、少し悲しい物語 わたしは昔から想像の世界で生きていて 理想主義者すぎると 母親に叱られるとこともあった 現実世界ではそう上手くいかない 理想論だけ語ってても意味がない 地に足をつけていきるほうが生きやすいらしい 逆に心が浮ついていると 一生浮遊物みたいな生き方しかできないらしい 寂しいけれども 誰もいない家に帰るのは ただ 浮遊物の仲間をみつけると 寂しくなくなると思う 気のまま 縛られな

          ブラック珈琲が美味しいのはなぜだ

          君は寝ながら電話にでる

          9時に仕事が終わって 10時過ぎに家につく そして君に電話をする わたしはこれから夜ごはんを食べ お風呂に入り 気になった番組をNetflixでみる 君はいつもなにかをしている よく分からないことを いったん電話を切り さて、今日は頑張って独りで寝るぞ と決めるけど やはり君の声が恋しくなる 別に電話かけても君は寝ているから 話せたりはしない 繋がっていることに安心しているのさ わたしはわがままで臆病な人 桜はもう満開らしいから 君と一緒にみたいのにな

          君は寝ながら電話にでる

          不安になった時はコーヒーの呼吸を聴く

          温度差の激しい3月だった 桜が咲いては落ち 気分も気温と同じく上下するばかり 安心できる時間は コーヒーを淹れてくれる マスターと女将の所作をカウンターで眺めている時 コトコトと、コーヒーは呼吸する いつものハンバーグセットを頼む トーストにホットコーヒー サラダはいらない 口が疲れるから そんなに噛めないの その時間と 夜君との無音の電話が一番好き 温かくて 穏やかな気持ちになれる 私たちだけの時間 君は寝ていて わたしは日記を書いたり本を読んだりして お互いは

          不安になった時はコーヒーの呼吸を聴く

          あなたのデジャヴ

          もらった絵本がとても素敵だった 男の子の犬に質問をする 女の子の犬 男の子の犬の鼻のあたまに 優しくキスをする女の子の犬 あなたにはわかるかな こういうあたたかい文字を読むと 私はあなたを思い出すことを 優しくて涙が出るような春の綺麗な黄緑色 あなたの3月も こんな色だといいのにな 後ろから抱きしめてね 私に黙って飛行機のチケットをとって 私がお気に入りの場所でコーヒーを飲んでいるときに 駆けつけてきてね 私は待たないよ ただ少しだけ期待をする どこかの映画のワンシー

          あなたのデジャヴ

          気がつけば春

          一瞬外出しただけで 目も鼻もむずむず くしゃみは止まらない 明日にもなればあの人が帰ってくる 2年 長かった 早かった わたしは自分を知ることに尽くし それでも自分が分からない あの人はどう生きてきたのか 自分の欲しいものをちゃんと理解できているのか 彼の神は死んだ 春だから再生するかもしれないが 哀れだ 彼を憐れむわたしのほうも哀れだ あたたかい言葉が湧かない すべて棘 棘のある蔦 不思議だ このまま一人でも やっていけそうな気がしてきた

          気がつけば春