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ブラック珈琲が美味しいのはなぜだ

そんなおじゃれな台詞は現実世界ではありえないよ

君は言った
大好きな短編で、少し悲しい物語

わたしは昔から想像の世界で生きていて
理想主義者すぎると
母親に叱られるとこともあった

現実世界ではそう上手くいかない
理想論だけ語ってても意味がない
地に足をつけていきるほうが生きやすいらしい
逆に心が浮ついていると
一生浮遊物みたいな生き方しかできないらしい

寂しいけれども
誰もいない家に帰るのは
ただ
浮遊物の仲間をみつけると
寂しくなくなると思う

気のまま
縛られないまま
夢だけを語って
一生を終えることだってできる

母には長生きしてほしいけど
もし母が亡くなったら
わたしにはもうなんの責任もなくなる
幸せな死を好きな時に迎えられる気がする

だから子供はつくりたくない
こんな寂しい世界に
ひとりぼっちにさせたくない
でももし、もしもわたしにも子供ができたのなら

あの子の浮遊を
静かに見守ってあげれる母になりたいと
そう思った。

ブラック珈琲が美味しいのは
甘い世界が自分に合わないからだ。

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