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#006 子どもの考えや想いに寄り添い、自分たちで決めていけるように

“放課後はゴールデンタイム”という理念のもと、子どもたちの豊かな放課後をつくり続けている放課後NPOアフタースクール。その職員やスタッフがどんな想いや考えを持って日々の仕事に取り組んでいるのか、一人ひとりのリアルな声とその魅力をお届けします。

プロフィール

①名前 
田中 裕紀 たなか ゆうき
②所属
私立アフタースクール 責任者
③入職時期
2018年(現在6年目)
④自分を表すキーワード
#キャンプ
⑤放課後の思い出
缶蹴り、公園で秘密基地づくり、駄菓子屋巡り


■多様な体験や人との出会いを通して子どもの成長に向き合う姿勢に共感

―これまでの経歴について教えてください。

教育学部で環境教育学を専攻し、中高の教員免許を取得しました。新卒で放課後NPOへ入職しました。

ーなぜ放課後NPOへ入職されたのですか?

元々は教員を志望していましたが、大学の卒業研究で某離島の教育活動と出会い、自分の中での教育という概念が一変しました。その地域では学校、また教員だけが教育的役割を担うだけでなく、地域社会の多様な人材や地域資源を活用した教育活動が実践されていて、とても魅力を感じました。

そんなときに、放課後の時間に子どもたちと社会をつなぎ、多様な体験活動や人たちとの出会いを通して子どもの成長と向き合っている放課後NPOを見つけ、この団体に飛び込みました。


■放課後という自由な時間の中での、子どもたちの小さな社会も大切にしたい

―放課後NPOアフタースクールへ入職後は、どのような仕事をしていますか?

入職してから5年、アフタースクールの現場スタッフとして働き、現在はさいたま市にある私立アフタースクールの責任者を務めています。日々のアフタースクール運営や、子どもたちが多様な社会や人たちに出会うことができるように、中高生とつながるプログラムや、地域社会の人々とつながるプログラムを企画しています。大きなイベント(おまつり)などは、子どもたちの声を聴きながら、一緒につくり上げるように挑戦しています。

コマ大会の結果発表の様子

―仕事に対してどんな想いや願いをもっていますか?

学校の中だけではつながることができない多様な社会、人材との子どもたちの出会いを大切にしていますが、それだけではなく、放課後という自由な時間の中での、子どもたちの小さな社会も同じように大切にしたいと思っています。

私が過ごしていた小学生の頃の放課後の時間には、良くも悪くもかもしれませんが、周りに大人という存在はあまりいませんでした。その環境の中では、多くのことを自分たちだけで選び、決めていました。誰と何をして遊ぶか、どこに行くか…。

もちろん失敗もたくさんしたし、友達ともけんかをしました。でもほとんどのことで、大人に頼ることは少なく、自分たちだけで考え、話し合い、答えを出していました。うまくいかなくても、自分たちだけの力でなんとかしようとする、それがおもしろかったし、とてもわくわくしていた記憶が強く残っています。

この仕事をしていると、毎日子どもたちと接するので、大人としてサポートをしなければならない場面は数多くあります。でも、大人としての正解を押し付けるだけではなく、できる限り子ども自身の考えや想いに寄り添い、自分たちで選び、決めることができるように支えていきたいと思っています。それが実現できるのが、正解がない放課後という自由な時間の醍醐味だよな~と感じながら日々過ごしています。

いろんな素材を自由に使って行う秘密基地づくりは子どもたちが夢中になる遊びの一つ

―仕事のやりがいについて教えてください。

放課後では一人ひとりが違う過ごし方をしていても、子どもたちそれぞれの満足気な表情を見られます。毎日違う子どもたち姿が見られることも面白いですね。


■一緒に働いていたスタッフからのメッセージ「冷静さと子どもたちへの熱い想いを持ち合わせる、頼もしい存在!」

ー最後に、過去同じアフタースクール拠点で一緒に勤務した手塚さんから届いたコメントを紹介します!

「静かで、熱い!相反する2つのようですが、田中さんはまさにこれ。どんなときでもぶれない穏やかな口調と、ゆったりと歩く姿からは想像できないほど、放課後・子どもたち・社会・自分たちの役割...色々なところに熱い想いを持っている人です。

大人の私たち以上に、子どもたちには彼の魅力が伝わっていたようで、子どもたちからの信頼も絶大でした!田中さんが異動するとなったときには、しばらく利用していなかった子が会いに来てくれる姿もあり、彼の人柄を感じました。

何度も彼の冷静さに救われ、熱い想いに引っ張られ、”任せてください”と言ってくれたことで、前に進んでくることができたと思っています。同じチームでいられた日々は、今でも本当に嬉しく、感謝しています。

入職6年目を迎え、ますます活躍のとき!!チームは変わってしまいましたが、これからも情報交換をしながら、描く未来を叶えていきましょう!」


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