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記事一覧
東京日記18「定点観察」
白と黒の鳥たちが、川に現れるようになったので書きます。
2024.2.13
ここ何週間か、毎日川を渡っている。大きな橋。
朝いつものように通りかかると、白い鳥と黒い鳥がたくさんいた。30羽くらいはいそうだった。
これは春の訪れを知らせる鳥なのか。
うちの近くにも渡り鳥がやってきた。なんという鳥なんだろう。サギみたいな細さ。名前を知りたい。
毎日土手を通る。橋を渡る。川を見る。空を見る。
それ
東京日記17「雲の上の空」
空からひもでまっすぐ吊られているような感覚で
土手を歩いていたら、とってもすっきりと気持ちよかったので書きます。
2024.1.22
今日は朝からなんとなく体の調子が悪い。
歩けないとか動けないわけじゃないのになんだかだるさがあった。
午前中は糸紡ぎをして過ごすも調子は上がらず。
自分のベッドに寝そべる。寝られたら寝てしまおうと思ったけれど、寝ることもできず。
江國香織さんの「間宮兄弟」を読
東京日記16「ヒトリシズカ」
今日は太陽をしっかり浴びて、気持ちのよい一日だったので書きます。
2024.1.19
午前中は、1ヶ月間の短期バイトの研修だった。
ああ、バイトってこんな感じだったなと記憶がよみがえる。
決められたことを有無を言わさずやらせてくると思うとなんだか身構える。
いや、ちょっと待て。彼らは敵ではない、むしろこれから一緒やっていくチームだ。力を抜いたら、相手の話が入ってくる。わからないことは質問する。
東京日記15「7年目の」
命日ってなんなのだろう。
わたしにとって父が亡くなった日は、あの日以外なくて、当たり前だけど二度と同じ日はやってこない。
だから命日がまったく特別な日ではなかった。これまでずっと、友だちと遊ぶ予定が入っていた。わざと入れていたわけではなくて、たまたま予定が入ることが多かった。まったく意識的でなかった。
1年目、わたしは前日飲み会に行っていた。場が盛り上がりオールをすることに。母に連絡すると、母は怒
東京日記14「目を閉じて」
映画アメリを観てきました。
市川実日子さんのエッセイの中に出てきたアメリ。
どんなふうに書かれていたかは忘れてしまった。
色彩にこだわっている画面の色合いが可愛らしい。現実とファンタジーがごちゃまぜのアメリの見ている世界が自由でこんなふうに世の中見てていいよねって思った。
岡本太郎さんに自分は弱さを認めてしまえと言われた。わたしってこう見えてカッコつけなとこがあるんですよね。
わたしは弱いし、
東京日記13「ピアスの穴」
2023.12.20
今日は今日のこととかあんまり書く気分でもないので関係ない話します。
先日友人とピアスの話をして思い出したこと。
わたしは、耳に穴があいている。ピアスをつけるために、一つの耳に一つずつ。
大学生になってすぐ、ピアスがあけたくて友だちに教えてもらったレディースクリニックでお医者さんにあけてもらった。
中学生くらいの時にピアッサーで友だち同士あけているのを見ていた。わたしも誰か
東京日記12「お腹がいっぱい、胸いっぱい」
昨日は家族で庭掃除をした。おばあちゃんから枝の切り方を伝授してもらわなければならない。この美しいサザンカを残すために。
2023/12/17
近頃、岡本太郎に市川実日子さんにアンデスの染織品たちにコンテンポラリーダンスにガツンとやられる日々だったので常に心揺すぶられ、受け取るものが多すぎてお腹いっぱい、胸いっぱい。
今度は吐き出す番だと息巻く自分に疲れる。
1日が24時間じゃ足りなくなって、見た
東京日記10「日をまたぐ」
2023.11.23
11月23日なりたて。深夜。
今日は又吉さんのYouTubeの企画であるインスタントフィクションにはじめて文章を投稿した。
インスタントフィクションは、誰かが書いた短い文章を髑髏万博さん(ピース又吉さん)が勝手に解釈するというもの。一般の人から文章を募集していたのでわたしも書いてみた。
朝LINEの返事を打っていたら、不思議なiPhoneの予想変換との出会いがあったのでそ
東京日記9「髪ゴム/動けず/カチューシャほしい」
2023/11/20
ついに、髪ゴムどこかにいってしまった。
手首につけておくとすぐつけられて楽なんだけど、洋服ちゃんと着る時は外したくなる。服のスタイルに邪魔になる。外してポッケに入れるとかバッグに入れるとかするとなくなる。この繰り返し〜
昨日は行きたい織物の展示があったのに、まったく動く気にならず行けなかった。見てみたかった。
でも本当に動く気にならなくてやめた。はあ。
想像すると、行くまで
東京日記7「ふと、かほる」
タイトルにナンバリングすることにした。
半角数字か全角数字にするか。
全角数字にした。100くらい溜まった時に数字の存在感があっていいなと思ったから。
100より100
2023.11.13
駅に向かう途中、一台の車のナンバーが目に入った。
「11-18」
あれ、Rちゃんの誕生日と一緒だ。
11月18日は、たしかにRちゃんの誕生日だと思う。
気づいた自分に驚く。思い出したというほうが正しいか