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言葉237

Cars

一般や常識、普通と言われる大多数であることが正常とされる枠から外れてみる。正常からみればそれは異常事態だ。ただ、正常運転だけが人生ではない。山あり谷あり、迂回ありで、正常運転で走り切れる道もあればそうでない道もある。正常運転ばかりしているとその車だって故障するかもしれない。その車にあった走り方が、あるのかもしれない。Eランプ点灯前に休むことも大切だ。だって走っている途中に急にとまってしまったらエネルギー補給もスタンドまでその車を押していかなかったらどうするんだ。だから、Eランプが近づいてきたと感じたらエネルギーを補給しに休みにいくんだ。乗っている車によって走り方も馬力も見た目もそもそも違うんだ。その車にはその車特有の何かが、あるはずなんだ。その車はデザインされた。何用かに設計された。最も心地よいと感じる走り方がその車にとっての本来あるべき走り方なのではないだろうか。車の見た目や車種で意見を交わすのはいつも決まって製造者やその周りにいる二足歩行で洋服を身に纏った動物なんだ。値段もつけられている。ただ、車は値段を気にしない。というか、関係ないのだ。気にしたところで車にどうこうできる問題ではないからだ。車は走りたいと思っている。その車が最も心地よいと感じる走り方で。

どんな風に
どんな走り方を見つけ
その車は走ってゆくのだろう

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